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2017年3月22日 (水)

世界を舞台に

残念ながら侍ジャパンは敗れてしまったが、明日の深夜にはサッカーW杯2次予選UAE戦が、そして土曜の夜にはドバイでワールドカップミーティングと世界の頂点を目指す戦いが続く。しかも国内では高松宮記念を含む4重賞の週末。睡眠時間の確保には気を配りたい。

昨年のラニやリアルスティールのように、今では毎年のように日本馬が活躍するドバイミーティングだが、むろんかつてはそうではなかった。先鞭をつけたのは今を遡ること16年前、当時はGⅡ格のドバイシーマクラシックを勝ったステイゴールドである。GⅡとはいえ1着賞金1億5千万円。負かした相手が前年の世界チャンピオン・ファンタスティックライトだったことを思えば、日本競馬史における快挙であることは間違いなかろう。

Stay1 

ところで、ステイゴールドは4歳時から3年連続で日経賞に出走していたことをご存じだろうか。4歳時がテンジンショウグンの4着、5歳時はセイウンスカイの3着、そして6歳時がレオリュウホウの2着。成績としては悪くない。しかしなかなか勝ちきれない。でもそれは仕方ない。なにせステイゴールドである。ともあれ着順が④→③→②とくれば、次は①を期待してしまうもの。なのに、明け7歳を迎えたステイゴールドは日経賞の同日に行われるドバイシーマクラシックにエントリーした。

しかし招待馬の発表日とされた2月10日になっても、肝心の招待状が届かない。翌日も、その翌日も、さらに1週間待っても招待の連絡はない。ひょっとして選ばれなかったのか―――?

GⅠの2着は捨てるほどあるが、なにせ未勝利。やはり無理だったか。それなら阪神大賞典に……。

そんな話も出始めた2月21日、待ちに待った招待の知らせが届いた。いま思えば、なんと大きな意味を持つ報せであったことか。もしこれが届かなければ、オルフェーヴルもゴールドシップもいなかったかもしれない。

ステイゴールド不在の日経賞をメイショウドトウが勝ったその夜、ドバイからの国際電話で快挙を知った。それはゴドルフィンマイルのノボトゥルーではなく、デューティーフリーのイーグルカフェでもなく、ましてやワールドカップのトゥザヴィクトリーでもレギュラーメンバーでもない。まさかまさかのステイゴールド。受話器の向こうの声は涙に震えていた。

Stay2 

今年もドバイミーティングが行われる土曜日に、中山で日経賞が行われる。ショウナンバッハ、ツクバアズマオー、レインボーラインの産駒3頭に加え、孫にあたるミライヘノツバサもエントリー。この4頭から勝ち馬が出ても不思議ではない。3月の最終土曜日になるとステイゴールドの血が騒ぐ。そう思えてならないのである。

 

***** 2017/03/22 *****

 

 

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