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2017年3月 9日 (木)

JRA×JBC

来年のJBCを京都競馬場で行うことが発表されて話題となっている。

2001年に始まったJBCがJRA競馬場で行われるの初めてなら、JRAが1日に3つのGⅠレースを実施することも初の試み。さらに、京都競馬場でダートのGⅠレースが行われるのも初めてとくれば、まさに歴史的な一日となることは間違いあるまい。

発表によれば、JBCの魅力をより広く、多くのお客様に伝えることが重要との共通認識から、訴求力の高いJRAでの開催を、“地方競馬主催者の総意として”お願いしたという。実施は平成30年度限り。京都競馬場が選ばれたのは、日没時間が遅く、ゆとりのある発走時刻を設定できるのを考慮しての結果だそうだ。

いくぶん首を傾げたくなる「総意」の背景には、JBC開催に手を挙げる地方主催者の不足がある。JBC開催日の候補は11月3日の「文化の日」だが、この祝日が土日にかかるとJRAの開催にぶつかる。それで平日に開催にしようとすれば、どうしてもナイター設備と体力を兼ね備えた大井になりがち。ただ、今年の開催地が大井である以上、来年も大井というわけにはいかない。それでJRA開催が「総意」となった。実は来年の11月3日は土曜日なのである。関西圏に決まったのは、日没時間云々よりも、今年と再来年の開催場が関東圏であることを踏まえての判断であろう。

Jbc1 

「地方競馬の祭典」などと謳っていながら、賞金の半分はJRA持ち。JBC開催にともなう場内整備に充てる補助金もJRAに頼るところが大きい。だから、1回くらいJRAがやっても良いのでは―――。正直、私はそう考えていた。私が地方馬主だからといって、JRA開催に怒りをみなぎらせたりはしない。なにせ「総意」である。実際、以前から地方側はJRA競馬場での開催を求めてきたが、JRAは首を縦に振らなかった。

おりしも、改正競馬法によって実施されてきた地方競馬活性化事業の延長措置が、今年でその延長期限を迎える。再延長の見通しは現時点で不明。地方のナイター設備やネット投票システムの整備に、資金面で多大な恩恵をもたらした制度が、来年はあるかどうか分からない。そんな微妙なときだからこそ、大きな仕事はJRAにお願いしたい。

私個人は最近増えた若いファンにJBCをアピールするという意味でも、京都開催は良い機会だと捉えている。全国の競馬ファンにGⅠが3レース続けて行われるあの高揚感を味わってほしい。そこで地方所属馬が勝ってくれたりしたら、最高なのだが……。

 

***** 2017/03/09 *****

 

 

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