« 8歳の初芝 | トップページ | コーシロー引退 »

2017年2月26日 (日)

シャッターとスペアリブ

たまには家族を食事に連れ出さないと、家長としての威厳が保てないどころか、家を追い出されかねないので、近所の『シャッターズ』を訪れた。

Shutters1 

ご存じのように、スペアリブとアップルパイ・アラモードで知られた店。ちょっと変わった店の名は、「たくさんの仲間と美味しい料理を囲んで、シャッターを何度も切るような思い出を残して欲しい」との思いから付けられた。すなわち、店舗のシャッターではなく、カメラのシャッターに由来する。

ところで、案外知らぬ人も多いのだが、競馬のゴール写真判定用のカメラにシャッターはない。いわゆる「スリット式」と呼ばれるカメラである。ごく簡単に説明すると、フィルム面の前に縦のスリットを設け、これをゴールラインの延長線上に固定。フィルムを馬の速さに比例して動かすと、決勝線に到達する順に各馬が写る仕組みになっている。

実は大昔の判定用カメラにはシャッターがあった。ゴールの瞬間に秒間数十コマという高速連写が行われていたのである。だが、より正確な判定のために連写速度を速めた分、使用するフィルムが長くなってしまい、現像に時間がかかるようになってしまった。着順確定が遅れるとファンが暴れることもある。なんとか短いフィルムの中に全馬のゴール画像を写し込むことはできないか。試行錯誤の末に生まれた特殊なカメラが、シャッターなしのスリット式カメラだ。

Deadheat 

ところがそれでも限界はある。問題となったのは1983年のオークス。勝ったダイナカールを含む5頭の馬が、ほぼ横一線となってゴールになだれ込んだあのレースである。重なりあった馬のゼッケン、判別できない勝負服や帽子の色、すべてが白黒写真の限界を示していたという。現在のような判定写真のカラー化が実現したのは、それから13年が経過した1996年。ダイナカールの娘エアグルーヴが、オークス母子制覇を達成した年であった。

Shutters2 

ところで、ビールには黒コショウ味のスペアリブがベストマッチだと思うのだが、圧倒的1番人気は醤油味だという。私は醤油味だと白飯が食べたくなってしまう。困ったもんだ―――というほどのことではないですけど。

 

***** 2017/02/26 *****

 

 

|

« 8歳の初芝 | トップページ | コーシロー引退 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 8歳の初芝 | トップページ | コーシロー引退 »