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2017年2月17日 (金)

肉吸いと南関揚げ

ふと思い立ってオフト後楽園に足を運んでみた。なにせ今日の都心の最高気温は20.6度。桜花賞の陽気である。外を歩くには申し分ない。

Offt 

だが、いざ到着してみると目当てにしていた園田の広域発売はなかった。残念。実は、園田で自分の生産馬が走るので、せめて馬券だけでもと思ってやってきたのである。仕方がなく南関東の馬券を仕入れてとぼとぼ歩いていると、「うどん」と書かれた看板が目に飛び込んできた。春一番に舞い散る花粉から逃げるように入店。

Mise 

メニューを一瞥して驚いた。堂々のトップに据えられたのが「肉吸い」だったからである。

Menu 

大阪の方には説明の必要もあるまいが、東京では馴染みが薄いので敢えて書く。「肉吸い」とは「肉うどん」のうどんの代わりに半熟卵が入ったもの。新喜劇の名物役者・花紀京さんが、二日酔いの頭を抱えたまま行きつけのうどん屋に入り、「肉うどんの、おつゆだけでええ」と注文したのがきっかけで生まれたとされる。

もともと、大阪のうどんはダシが主役。あくまでも麺が主役の東京のうどん店では、あり得ないメニューであろう。とにかく園田の馬券が買えなかった私にとって、せめてもの大阪感を味わう絶好のチャンス。ただし二日酔いではないので、とりあえず「麺入り」を注文した。

運ばれてきた一杯には、美しく透明なダシに牛バラ肉と青ネギがどっさり。その存在感も、そして味も、なるほど麺のそれを軽く凌駕する。美味い。

Udon 

ふとメニューを眺めていると、「南関揚げ」という文字が気になった。

「南関」といえば「南関東」のことであろう。そこを根城にする私でも、そんな揚げの存在は聞いたことがない。

Age 

そこで試しに注文してみると、これが美味いのである。見た目は普通の油揚げ。しかしダシの吸い方が半端ではない。うどんに使われるものより若干甘めのダシで炊かれた揚げはとことんジューシーで、シャリシャリした独特の食感がなんとも言えず癖になる。なんでもこの「南関揚げ」は南関東とは関係なく、熊本県南関町の特産品なんだそうだ。南関の馬券を懐に忍ばせて食べる南関揚げほど美味いものはない。

ちなみに園田で走った生産馬は、見事1着ゴールを果たした。3歳2月での3勝目だから嬉しくないはずはない。だが、桜花賞出走を目指すにはちょいと遅かった。店を出て、吹きすさぶ春一番を浴びながら春の阪神に思いを馳せる。桜花賞出走を夢見て20年。今年もダメだったか……。

 

***** 2017/02/17 *****

 

 

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