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2017年1月10日 (火)

奥村厩舎から目を離すな

新年早々3勝。その内訳も、3歳新馬、3歳500万特別、3歳重賞だから中身が濃い。開業4年目を迎える奥村武調教師が、上々の成績で2017年をスタートした。

新年初勝利は7日の寒竹賞。田辺裕信騎手が手綱を取った牝馬のホウオウパフュームは、3コーナーでは最後方ながら、直線だけで前を行く馬たちを楽々ごぼう抜きにしてみせた。牡馬相手の2馬身差だから、ひと言強い。

Houou 

翌日はメイショウボーラー産駒のヴォルタが新馬戦を圧勝。その勢いのまま臨んだフェアリーSをライジングリーズンが差し切った。これが厩舎としての重賞初勝利。厩舎の勢いというのはバカにできない。強い馬が強い馬を育てることもある。3歳同士ならなおさら。今週の京成杯に出走する奥村厩舎のイブキは、たとえ人気でも注目せざるを得ない。

奥村師は競馬とは無縁の世界から競馬サークルに飛び込んできた人物だ。なにせ芝浦工大工学部金属工学科卒業である。オグリキャップブームで競馬にのめりこみ騎手になることを目指したが、視力や体力が厳しかったので調教師に目標を定めたのだという。だから基本にあるのは競馬ファンの視点。いまも北海道出張時には、ばんえい競馬の馬券を楽しむこともあるという。

思えば、ライジングリーズンが9月に新馬を勝った時、奥村師は同じ日に阪神でデビュー勝ちしたミスエルテを引き合いに出して、「あの強い馬を負かしに行かないとね」とおっしゃっていたはず。少なくともその瞬間は、それくらいの手応えを感じていたのだろう。それを思い出していれば、もっと彼女の馬券が買えたかもしれない。いつも私は大事なことをあとから思い出す。

Rising 

ライジングリーズンは桜花賞路線へ。そしてホウオウパフュームは桜花賞には向かわず、フラワーC、フローラSからオークスへと向かうらしい。贅沢な使い分けにも見えるが、奥村師は国枝厩舎で調教助手を務めていた当時にアパパネを担当し、桜花賞もオークスも制した経験を持つ。その経験から見えるものがあるのだろう。新馬を勝ったヴォルタや京成杯のイブキは、果たしてどんな路線を進むのだろうか。関東のクラシック戦線といえば、藤澤・堀の2大厩舎に話題が集中しがち。その壁に若き調教師が挑む。今年のクラシックは面白くなりそうだ。

 

***** 2017/01/10 *****

 

 

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