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2017年1月11日 (水)

謎のガッツポーズ

先週土曜の中山競馬場でのこと。

9Rは3歳500万特別の寒竹賞。そのレースをゴールまで残り100m付近のラチにもたれかかって眺めていた。自分の馬が出ているわけでもない。ゴール前が混雑していたせいもある。するとホウオウパフュームが直線大外から全馬をごぼう抜きにしながら、私の目の前に迫ってきた。

Houou_3 

「おお~。すげぇな~」

そう呟きながらレンズで人馬を追っていると、思わぬ光景が飛び込んできたのである。

なんと! 田辺裕信騎手が私に向かってガッツポーズを決めたではないか。

Tanabe 

【日本中央競馬会競馬施行規程 111条】
騎手は、競走において、馬の全能力を発揮させなくてはならない。

こんな条文を持ち出すまでもなく、決勝戦手前でのガッツポーズがご法度であることは良く知られている。油断騎乗と認められたら騎乗停止処分にもなりかねない。

それでもGⅠの大舞台になると、勝利を確信したジョッキーが思わずゴール手前で手を挙げてしまうことがある。1992年の安田記念をヤマニンゼファーで勝った田中勝春騎手もそうだった。まあ、その気持ちは理解できなくもない。なにせ夢にまでみた初めてのGⅠ制覇である。あとで裁決にこってり叱られたらしいが、結果的に名場面になったことは間違いない。

そんなことを思い出しつつ上の写真をよくよく見れば、左ムチを入れる動作の一瞬が、たまたまガッツポーズのように見えただけに思えてきた。ゴール前100mでガッツポーズは、いくらなんでも早すぎる―――と思ったけど、2006年の戸塚記念では勝利を確信した町田直希騎手が、ゴールのはるか手前から明かなガッツポーズを繰り返していたよなぁ……。結局真相は藪の中だ。

Bb 

ガッツポーズであるかどうかはさておき、田辺騎手の表情からはホウオウパフュームに対する評価の高さが透けて見えやしないか。抜群の手応え。思い描いた通りのレースぶり。ゴールは100m先だけど、既に勝利を確信していることは間違いない。少なくとも心の中はガッツポーズであろう。オークスでは本物のガッツポーズを期待したい。

 

***** 2017/01/11 *****

 

 

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