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2017年1月 2日 (月)

【スポーツ紙考①】年に一度の休刊日

正月は飲食店が開いてなくて困るという人は少なくあるまい。

年末はまだいい。私に限れば暮れは大井競馬場で過ごすことがほとんどだから、昼は競馬場で食べることにしている。夜にしても大晦日までやっているという店は意外と多いから、路頭に迷うことはない。おとといは、おせちの配達が終わり、スタッフだけで打ち上げをしている店に無理やりもぐりこんで、たらふくおせちのあまりモノをいただいてきた。

だが、年が明けると様相は一変する。

昨年のように川崎に行けばタンメンという選択肢もあるが、今年は行けなかった。近所の店を外から覗き込んでも、さすがに誰もない。それで牛丼に頼る。昨日は昼と夜、そして今日は朝と夜が牛丼だった。「吉野家」「すき家」「松屋」の3軒をローテーションさせれば、飽きるということはない。正月早々侘しい感じもするが、こういう時こそ牛丼チェーンのありがたさを実感する。

ところで、今日1月2日はスポーツ紙の休刊日であった。1年のうちでも今日に限ってはコンビニや駅の売店からスポーツ紙が姿を消す。ちなみに、以前は1月2日以外にもスポーツ紙が休刊となることはあった。一般紙のように各社が申し合わせて一斉に休むのではなく、「今日は報知以外は休刊」とか「サンスポ以外は休刊」なんていう具合に、ちゃんと各社が調整して、世の中からスポーツ紙が全滅しないような配慮がなされていたのである。

そんな業界の慣例が崩壊したきっかけとなったのは、かのオウム事件。若い人はそもそも、その事件のことを知らないかもしれない。なにせあれから22年になる。

それまでのスポーツ紙各社は、締切時刻や休刊日などについて各社間で協定を結んでいた。そこへ国家を揺るがすオウム事件が勃発する。「休刊日だから」などと言って新聞発行を休んでいる場合ではない。それで各社協定は一時的に失効の措置がとられた。だが、その「一時的」であるはずの失効状態が今も続いており、スポーツ紙各社は休刊日の設定が出来ないでいる。

もちろん、読者の立場としては休刊日などない方が嬉しいわけだが、今日のように年に1日だけ、忽然と店頭からスポーツ紙が消えてしまうと、そのぶん戸惑いも大きい。普段からスポーツ紙の競馬欄を参考に馬券を買うファンが、今日に限ってどこにも売ってなくて路頭に迷う。―――なんて人も、ひとりくらいはいたかもしれない。

Shinbun 

実際には昨日付の競馬欄に、元日分と2日分の両方のレースが掲載されていた。だが、たいていのファンはそんなことは知らない。ならば、こういう時こそ専門紙を手に取ってみてはどうか。正月なんだから、それくらいの贅沢は許されよう。しかも値段に見合う情報量の多さ。これで500円ちょっとならむしろ安い。なにより世間からスポーツ紙が消える今日でも、ちゃんと売ってくれているのが嬉しいではないか。こういう時こそ我々は専門紙のありがたさを実感するのである。

 

***** 2017/01/02 *****

 

 

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