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2017年1月20日 (金)

4歳世代は強いのか

最近「強い4歳世代」という言葉を頻繁に耳にするようになった。

きっかけはサトノダイヤモンドが、ひとつ上の先輩・キタサンブラックを差し切った有馬記念であろう。ふたつ上の先輩のゴールドアクターをも力でねじ伏せた。舞台が舞台だけに、世代交代を強く印象付けた感は否定できない。

11月頃までははむしろ逆だったように思う。「今年の3歳はどうなってんだ?」―――そんな声を聞いたのも一度や二度ではない。なにせ6月以降に行われたマイル以上の古馬混合の重賞で3歳馬が勝ったのは、ロードクエストの京成杯AHただひと鞍。そのロードクエストにしても、マイルチャンピオンシップでは9着だから、世代のレベルを訝る声が出たのも仕方なかった。ジャパンカップで皐月賞馬・ディーマジェスティが13着に敗れると、そんな声はさらに大きくなる。

潮目が変わったのは暮れのチャレンジカップ。ここを当時3歳のマイネルハニーが勝ったのをきっかけに、阪神カップ(シュウジ)、有馬記念(サトノダイヤモンド)、京都金杯(エアスピネル)、日経新春杯(ミッキーロケット)という具合に、正月を挟んで現4歳世代が重賞を勝ちまくっているのである。

Zevint 

その流れに乗って、今週のAJC杯でも4歳馬が注目を集めている。ゼーヴィント(戸崎)とミライヘノツバサ(内田)。かつての「大井のエース」同士の対決となれば、どちらも負けるわけにはいくまい。

Mirai 

ただしAJC杯はベテランに分があるレースだ。それは優勝馬の歴史が現している。4歳馬の優勝は10年前のマツリダゴッホが最後。さらにその前となると、2000年のマチカネキンノホシまで遡らなければならない。今世紀に入って4歳馬の優勝は、たった一度しか記録されていないのである。

そもそも、1月に「4歳世代が強い」と言われるのは毎年のこと。冬は競走馬の引退の季節でもある。5歳、6歳の強豪が引退すれば、4歳世代が活躍するのは当然。現4歳世代が他の世代に比べて突出して強いかどうかはまだ分からない。今のところは、まだ通常の世代交代に留まるように思える。

マツリダゴッホが勝った2007年にしても、ディープインパクトやハーツクライが引退したばかりで、いわば歴史の節目だった。となれば、モーリス、エイシンヒカリ、ラブリーデイといった強豪の引退が相次いだ直後という点では、今年の状況はは2007年に似ていなくもない。果たしてゼーヴィントとミライヘノツバサはベテランの壁を打ち破り、「強い4歳世代」をアピールできるだろうか。

 

***** 2017/01/20 *****

 

 

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