« 天才ジョッキー逝く | トップページ | 日本馬大活躍の一方で »

2016年12月16日 (金)

餃子の街カワサキ

全日本2歳優駿が行われた当日のこと。川崎駅に降り立つなり、「さあ、何を食うべか?」とひとしきり考えた。

時計の針は19時に迫りつつある。ゆっくり食べてる時間はない。行列に並ぶなどはなおのこと。まっ先に脳裏を過ぎったメニューは「餃子」である。そういえば最近食べてないなぁ。ならば駅前の『天龍』か。だが、あそこはいつも混雑している。待たされるうちにレースが始まってしまっては、元も子もない。

―――で、結局は『吉野家』にしてしまった。いま振り返れば、「ザ・無難」とも言うべき選択である。

問題はその直後に起きた。競馬場に入る直前の信号で、とある競馬ジャーナリストの方とばったり遭遇。すると挨拶もそこそこに、こうおっしゃったのである。

「たったいま、天龍で餃子食べてきました」

さらにこうも付け加えた。

「店もすいてたので待たずに入れました」

がびーん!coldsweats02

思わず膝から崩れ落ちそうになったが、そこでグッと踏みとどまった自分を褒めてあげたい。吉野家に向かうにせよ、『天龍』の前を通らなかったのは明らかな失態である。いや、餃子を諦めた時点で、『天龍』の前を通るのはやめようと決めてしまった自分がそこにいなかったか。これは一種の逃避行動である。最近の私はこれが少なくない。歳のせいかもしれないが、何をするにも、無難へ無難へと流れされてしまう。

他人と話している最中に膝から崩れ落ちなかったことは偉いが、逃げたことは決して褒められたことではあるまい。ひとは食べたいと思ったものを食べるべき。身体が発するシグナルをないがしろにしてはいけない。そのための努力は惜しむべきではないのだ。

―――なんてたいそうなことにまで思いが及んでしまったので、今日は川崎の餃子をハシゴした。

Santsuru 

まず一軒目は川崎でも高い人気を誇る中華料理店の『三鶴』。創業は1946年。70年という長い歴史に裏打ちされた料理はどれも美味いと評判だ。

Santsuru2 

ここの餃子はとにかく皮が美味い。自家製でモチモチした食感だけに留まらず、なんとも言えない旨みをたたえている。その秘密は餡を包んでから焼く前に、いったん蒸すことにあるそうだ。そうすることによって、餡の旨味を皮が吸って美味さが増すらしい。なるほど。その餡にしても、敢えて粗めに刻まれたキャベツの食感と甘みが際立つ。ちなみにニンニクは使っていない。

二軒目は仲見世通りの『太陸』。こちらも創業1961年と歴史は古い。

Tairiku1 

この店は植物油を使っているため、あっさりいただけるのが特徴。だから2軒目にちょうど良い。これならいくらでも食べられそうな気がする。むろん美味さでは前述の店に負けてない。

Tairiku2 

川崎は、宇都宮や浜松などと並び、餃子による街おこしに取り組む全国10市の「全国餃子サミット(G10)」のメンバーでもある。上記の2軒以外にも、『天龍』や『成喜』を筆頭に美味しい餃子を出すお店はいくらでもある。川崎競馬は今日を以って今年の開催を終了。来るべき2017年は、みなさんも川崎競馬と餃子をセットで楽しんでください。

 

***** 2016/12/16 *****

 

 

|

« 天才ジョッキー逝く | トップページ | 日本馬大活躍の一方で »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 天才ジョッキー逝く | トップページ | 日本馬大活躍の一方で »