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2016年12月11日 (日)

ルメール爆発

おととい、戸崎圭太騎手とC.ルメール騎手のリーディング争いが熾烈だと書いたばかりだが、早くも状況が変化してしまった。4勝差で迎えた今日は阪神競馬場で両者の直接対決。戸崎騎手11鞍に対し、ルメール騎手は8鞍で手綱を取る。果たして両者の差は縮まるのか―――?

と思っていたら、ルメール騎手が6勝の固め打ち。よもやのワンデーシックス達成である。戸崎騎手も最終レースを勝って一矢を報いたが、この時点でルメール騎手177勝に対し、戸崎騎手は176勝。ついにルメール騎手がトップに躍り出た。わずか1勝差とはいえ、夏以降どれだけ追い上げてもなかなか届かなかった首位の座が変わる。それだけでも注目に値しよう。開催5日間を残し、リーディング争いは俄然面白くなってきた。

しかも、ルメール騎手は昨年に続いて阪神JFを連覇。かつてのお手馬が香港で大金星を挙げたことなどはさておき、嬉しい週末だったに違いない。なにせ彼に阪神JF連覇をもたらせてくれた牝馬は、ほかでもないソウルスターリングなのである。

Soul 

GⅠ10勝の父フランケルばかりがクローズアップされるソウルスターリングだが、母のスタセリタの凄さも忘れてはならない。ディアヌ賞(仏オークス)を筆頭に、ヴェルメイユ賞、サンタラリ賞、ジャンロマネ賞、フラワーボールS、ビヴァリーデイSと仏米のGⅠを6勝もした歴史的名牝である。そのうちの3勝がルメール騎手とのコンビだった。

実は、ルメール騎手はリーディングジョッキーになったことがないばかりか、GⅠを勝たせてもらった牝馬の産駒に乗ってGⅠを勝ったことがなかったという。それを思い出深いスタセリタの子で成し遂げたのだから、これ以上の喜びはなかろう。

メモリアルはそれだけに留まらない。世界各地の競馬場で旋風を巻き起こしつつあるフランケル産駒の中にあって、ソウルスターリングは世界初のGⅠ馬となった。フランケルが種牡馬としても歴史にその名を残すとき、ソウルスターリングとルメールの名前も歴史に刻まれることになる。

珍しくディープインパクト産駒不在で行われたGⅠレースを、フランケルの産駒が圧勝した。これは何かの示唆なのか―――?

たったひとつのレースでそこまで考えるのは早計だろうが、来週の朝日杯をミスエルテが勝つようなら、そうも言ってられなくなろう。だが、好調ルメールがそれを阻止するかもしれない。朝日杯ではダンビュライトの手綱を取る予定だ。

 

***** 2016/12/11 *****

 

 

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