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2016年11月 8日 (火)

続・レース選択の謎

11月2日付「レース選択の謎」の続き。そこで名前を挙げさせていただいた3頭のレース結果を振り返りたい。まずは敢えて牡馬相手のGⅡ京王杯2歳Sに出走したレーヌミノルから。

Minoru 

スタートから持ち前のスピードに任せて無理なく2番手を追走。残り200m先頭に立った時は「おぉ! こりゃ勝ったか!」と思わせたが、外から馬体を併せてきたモンドキャンノの末脚に半馬身屈しての2着だった。仕掛けのタイミングが早かったわけではない。その証拠に3着馬は3馬身も離している。ここは勝った相手を褒めるしかない。

そのモンドキャンノは函館2歳Sで2着に敗れていた。とはいえ、道中馬群に包まれて身動きが取れず、直線でようやく抜け出して半馬身差まで詰め寄ったそのレースぶりに、能力の片鱗を見せていたのも事実。血統的にもスピード一辺倒かと思われた同馬にとって、この経験は大きかったに違いない。ちなみにその時は戸崎騎手の手綱だった。今回勝ったルメール騎手は、戸崎騎手にも感謝すべきであろう。

Keio 

ともあれ、函館2歳Sの2着馬が京王杯を勝った。となれば、札幌2歳S2着のブラックオニキスが気になる。もちろん先日のブログで名前を挙げた2頭目。さあ、京都ではフェアリーSの発走だ。

ところが、そのブラックオニキスは8着に敗れてしまった。イレ込みがきつくてレースにならなかったと城戸騎手。馬体はなんとか前走と同じレベルを保っていたが、輸送の影響が別のところに出たのかもしれない。ただ、私個人の感触としては、1400mの競馬に対応する前にレースが終わってしまったように見えた。札幌の1800と京都の1400では、やはり求められるものが違う。

最後にアルゼンチン共和国杯のワンアンドオンリー。トップハンデタイの58キロを背負ってコンマ6秒差なら悪くないかもしれないが、勝ったシュヴァルグランが58キロを克服した以上、力負けを認めぬわけにはいくまい。「よーいドンの競馬になってしまった」と、柴山騎手は瞬発力勝負の展開になってしまったことを悔やんだが、それでも天下のダービー馬。負けるにしても、負け方というものがある。逃げたクリールカイザーさえ捕まえ切れなかった。今回のレースを見る限り、スローで流れた天皇賞に出ていたとしても、似たような結果になっていた可能性が高い。

ワンアンドオンリーを敢えて馬込みに入れてレースを進めたのは予定通りだという。レース中に気を抜かないようにするための策とのこと。だが超スローの展開に、直線に向いても馬群はバラけぬまま。ストライドの大きなワンアンドオンリーにとっては、苦しい直線となった。モンドキャンノの函館2歳Sのように、この経験がジャパンカップに生きることを期待したい。ダービー馬が苦しむ姿を見るのは正直つらいのである。

 

***** 2016/11/08 *****

 

 

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