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2016年11月19日 (土)

ハッスルハッスル

思えば、去年の今頃は日本中がラグビーブームに沸いていた。日本代表選手は各方面から引っ張りだこ。中でも人気知名度ナンバーワンの五郎丸歩選手は、ジャパンカップのプレゼンターも務めた。JCや有馬記念のプレゼンターには、世界で活躍するアスリートが名を連ねることが少なくない。前年のプレゼンターはヤンキースの田中将大投手である。五郎丸選手は間違いなく2015年の顔だった。

あれから1年。日本中を熱狂の渦に巻き込んだラグビー熱は、いったいどこに行ってしまったのだろうか?

―――なんてお嘆きの貴兄は、東京競馬場の隣町、分倍河原に店を構える『レストラン・ハッスル』に行ってみるといい。昼時には行列も珍しくない地元の人気洋食店。店内にはラグビー選手のサインや、リーグのポスターなどが所狭しと貼り巡らされている。運が良ければトップリーグの選手に遭遇するかもしれない。府中はサントリー・サンゴリアスと東芝ブレイブルーパス、両チームのお膝元である。

Hustle1 

人気の秘密は、味や値段もさることながら、やはりそのボリュームにあろう。オムライスもランチプレートもスパゲティも、デフォルトサイズが既に他店の大盛りに匹敵しているのだから「ハッスル」の屋号はダテではない。私がオーダーしたスパゲティ・ミートソースも、敢えて「普通盛り」に留めた。興味本位の大盛りオーダーは控えた方が良い。

Hustle2 

厨房ではマスターがたった一人で無数のフライパンたちと格闘している。その姿は、たった一人で敵のディフェンスラインに挑むラガーマンのようでもある。実際のところラグビー経験者らしい。だが、詳しくは知らない。マスターはいつも黙々とフライパンを振っている。

Hustle3 

やがてスパゲティを豪快にフライパンに投入し、じゃっじゃっと炒め始めた。麺は量がある。ほどよく炒め終えたところで、大き目のお皿にザッとひと盛りすると、別のフライパンで火にかけていたミートソースを回しかけて完成。そのまま私に手渡された。

Hustle4 

茹でたての生パスタに、「濃厚」とか「こく旨」と称する濃い味付けのミートソースをたっぷりとかけ、生クリームで仕上げるようなタイプのミートソースが巷では流行っているようだが、どうもラーメンやつけ麺を追随しているように思えてならない。それはそれで美味いのだが、茹で置き麺をフライパンで炒めて、挽肉の味で食わせる洋食店や喫茶店のミートソースが私の舌には合うようだ。でなければ、ラガーマンでもない私がこの量をこともなげに食べることはできまい。ちなみに土曜は営業しているが、日曜は定休。競馬に合わせる場合はご注意を。

 

***** 2016/11/19 *****

 

 

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