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2016年11月20日 (日)

時には競馬を忘れて

府中本町駅のロータリー側の改札を出てから、左手奥の階段を下りて歩くこと1分。『LAMPIONE(ランピオーネ)』というイタリア料理店の看板が目に入ってくる。

Lampione 

テーブル席が20席ほどにカウンター3席というこじんまりとした店内は、いつ行ってもガラガラということがない。つまり人気店である。お昼どきは12時前であっても入れないことも。平日であろうが土日であろうが同じ。カウンターの向こうでは若きオーナーシェフと奥様が忙しそうに動き回っている。

Bread 

人気の秘密は美味しさ―――と書くのは簡単だが、この店に関して言えば「安さ」を先に取り上げなければなるまい。もちろんどの料理も美味いのである。美味いのに安い。そこがポイント。パスタにサラダとパンとスープと食後のコーヒーがついて、なんと900円である。むろんパスタはいくつかの種類の中から好きなモノをチョイス可能。私は例によってミートソース(メニューでは「ボロネーゼ」)を選んだ。チーズの雲の隙間からトロりと溶け出す半熟玉子がたまらない。

Pasta 

府中本町駅から1分も歩かないのに、まったく競馬の匂いがしないということもポイントのひとつ。はやる気持ちを落ち着かせたい時もあろう。できることならグラスワインでも傾けつつ、カフカなんかを読みながら昼下がりの時間を過ごしたい。だが、「満席」に諦めて帰ってゆくお客さんを何組も横目に見てしまったからには、長っ尻は憚られる。昼どきはサッと食べてサッと席を立つのもマナーのひとつ。それが馬券、あるいは愛馬の好成績につながると信じたい。

Koguma 

『ランピオーネ』から線路を挟んだ反対側。大圀魂神社に隣接する狭い小道沿いに、『こぐま屋珈琲店』というこじんまりとしたカフェがある。ここも競馬場に近いのに、競馬の匂いはしない。客席は1階と2階。お座敷の2階カウンター席からは大國魂神社の杜が見える。

Coffee 

この店もメニューにミートソースがある。西国分寺の「Giappone」製の生パスタを使った一皿は、コーヒーがセットでついて1240円。ほら。これを聞くと『ランピオーネ』の安さが際立つでしょう。

Meat 

でも、生パスタはもっちりして美味いし、ミートソースは私の好きな肉ゴロゴロ系だし、深煎りのコーヒーはとびきりの鎮静効果で頭をクリアにしてくれるし、目の前に広がる大國魂神社の杜はどこまでも深い。だから私としても文句を言うつもりはまったくない。だから競馬場からいったん外に出てまで、わざわざやってきているのである。1日まるまる競馬に費やす日であっても、昼どきくらい競馬を忘れてみるのも決して悪くはない。つまりそういうことです。

 

***** 2016/11/20 *****

 

 

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