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2016年11月12日 (土)

ダートの猛者たち

東京競馬場は小春日和。日なたは暖かいと言うより暑いほどだが、それでも番組はぼちぼち冬を意識させる。今日の注目はダートのマイル戦2鞍だった。

6レースの新馬戦に、昨年のセレクトセールで2億3000万円の高値で取引された評判のフォギーナイトが登場。これだけの高額馬がダートでデビューというのも珍しいが、血統的にはバリバリのダート猛者なのだから仕方ない。レースでは内目の4番手を追走。直線に向いて抜け出すと、瞬く間に後続を2馬身半突き放してみせた。

6r 

勝ち時計1分38秒3は驚くような時計ではない。なにせ今日のダートはレコード連発の高速馬場。37秒台前半、ひょっとしたら36秒台も。そうなれば朝日杯もアリかも―――。なーんて思っていたのは、勝手な外野の願望だったようだ。

メインは武蔵野ステークス。1番人気はフェブラリーS勝ちのモーニンだが、59キロが影響したのか直線の伸びはもうひとつ。2番人気ゴールドドリームも直線で外に出せずに四苦八苦している。そうこうするうちに先に抜け出したタガノトネールのリードは決定的になった。なにせ今日は高速馬場である。1分33秒8のレコードで走られては、もう後続は追いつくことができない。

11r 

実は昨年のこのレースでもタガノトネールが直線坂下で完全と抜け出し、後続を引き離した瞬間があった。誰もが「大勢決した」と思ったはず。だが、後続馬群の中からノンコノユメが飛び出すと、徐々に差を詰め、最後の一完歩でついにタガノトネールをハナだけ捉えて勝ったのである。それなのに単勝36倍はタガノトネールに失礼だったかもしれない。ともあれタガノトネールは、見事昨年のリベンジを果たした。優先出走権を得たチャンピオンズCには、果たして向かうのか。

2003 

タガノトネールの3代母ダル―ゼットは、名牝フェアリードールの従姉妹。つまりタガノトネールはトゥザヴィクトリーやサイレントディールの遠縁ということになる。トゥザヴィクトリーはドバイワールドカップであわやの2着。サイレントディールも武蔵野Sを勝ち、その翌年にドバイワールドカップに挑んだ。一族にはダートの猛者がたくさんいる。調教師は明言を避けたが、タガノトネールにもダートの王道を歩んでもらいたい。

 

***** 2016/11/12 *****

 

 

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