« 12144通り | トップページ | レース選択の謎 »

2016年11月 1日 (火)

続・好き嫌い

5月20日付「好き嫌い」の続きになる。まだ読んでいないという方は、ぜひとも合わせて読んでいただけると有難い。

なぜ突然続編を書くことになったのか。

実は、仕事場の机を整理していたら、古いメモ帳がたくさん出てきた。その中に個々の馬の好き嫌いを取材したメモが残されていたのである。パラパラとめくってみると、なかなか楽しい。なにせ最初の1頭はエルプス。懐かしいですねぇ。読み返していたら、あっと言う間に時間が過ぎてしまった。それにしても昔からこんなことばかり聞いて回っていたのだなぁと、今更ながら反省する。もう少し馬券に役に立つことを聞けなかったのか。私の馬券下手はこの頃から始まっていた。

馬は根菜類が好きなようだと前回書いたが、メモによればエルプスはゴボウが大好物とある。なかなか大人の嗜好だけど、いったいどういう経緯でゴボウを食べさせることになったのだろうか。そこが気になるが、残念ながらメモには書いてない。ダメだなぁ。我ながらツメが甘い。エルプスを見倣え。

逆に子供っぽいところではホワイトストーンのバナナ。輪切りにして飼い葉に混ぜると、最初にバナナばかりを選んで食べてしまうほど好きだったらしい。彼は好きなモノは後の楽しみに取っておいたりせず、真っ先に食べるタイプなのであろう。そういえば、サイレンススズカもバナナ好きだった。宝塚記念を勝ったご褒美に、皮を剥いたバナナをまるまる1本与えられて、美味しそうに頬張る姿を厩舎で見た覚えがある。バナナは栄養価も高く人間のアスリートも好んで摂取するくらいだから、子供っぽいと言いつつ実は理にかなった食材なのかもしれない。

Suzuka 

変わったところでは、ミホノブルボンの「海藻」というのがある。ワカメだろうか、コンブだろうか。そこが聞けてないのもダメ。私もまだ若かった。あと、特に馬の名前の記載はないが、ドジョウの稚魚を食べさせる厩舎もあったようだ。滋養強壮に効果があったのかもしれないが、馬の内臓でドジョウを消化できるのだろうか。ちょっと心配にもなる。

むかし小倉競馬で出走予定の馬に生玉子10個を食べさせるという事件が起きた。その馬はひどい下痢を発症して出走取消。「スタミナを付けさせてやりたかった」という厩務員に、悪意はなかったのかもしれないが、馬にしてみればたまったものではあるまい。ここ一番という時にスタミナドリンクに生玉子を何個も入れてひと息で飲むのが流行っていた当時のこと。だが、それはあくまでも人間の話だ。バナナとはわけが違う。

アドラーブルやスズカコバンはキャベツを好んだ。名馬にキャベツ好きは多い。たしかコスモバルクもニンジンよりはキャベツ派だったはず。メモ帳には「胃にやさしい」と書いてあるが、いったいこれは何であろうか。本当にいい加減な取材だな(笑)

今となっては思い出すこともできないから、ここから先は想像でしかないが、当時は馬の胃潰瘍が問題視されていた時期でもある。キャベツに胃炎を抑える効果があることが話題になったのかもしれない。だが、やはりそれもあくまで人間の胃の話。馬に「キャベジン」を飲ませるようなものであろう。

 

***** 2016/11/01 *****

 

 

|

« 12144通り | トップページ | レース選択の謎 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

そうなんですね。
りんごや大根と違って、バナナは好き嫌いがはっきりしていて、嫌いな馬は一切口にしないんです。柔らかい食感のせいかもしれません。

投稿: 店主 | 2016年11月 2日 (水) 16時49分

フジノウェーブもバナナが好物だったそうです

投稿: ネギトロ | 2016年11月 2日 (水) 10時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 12144通り | トップページ | レース選択の謎 »