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2016年11月21日 (月)

ライバルの系譜

先週水曜日の大井では、2歳重賞のハイセイコー記念が行われた。

個人的注目は2番人気のビーザライトである。彼のレースぶりを過去に見たわけではない。目を引いたのはその血統にあった。父フレンチデピュティ。母ラシルフィード。母の父サンデーサイレンス。ここまでならどうということはない。さらに母の母マクダヴィアの名前を目にしたところでハッと思った。

マクダヴィアとサンデーサイレンスとの間に生まれたアスペンリーフという牝馬に、フレンチデピュティを配して誕生したのが2008年の桜花賞馬レジネッタ。つまりビーザライトとレジネッタは、単なるいとこ同士にとどまらず、血統的には「同血」ということになる。加えてヤネが森泰斗騎手なのだから、注目するなと言われる方が難しい。

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しかし、勝ったのは1番人気のミサイルマンだった。道中は3番手を追走。直線で早々と抜け出すと、後続に2馬身差をつけてみせた。着差はそれほどでもないが、その落ち着いたレースぶりは2歳馬離れしていると言うほかはない。ひとこと完勝であろう。

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ミサイルマンがデビューしたのは、4月22日。南関東で行われた今年最初の2歳戦である。そこを9馬身差で逃げ切って、南関東の1番星に輝いた。それから6ヶ月の休養を経た前走では中団からの競馬を試みたが、その課題もあっさりクリア。そして今回、一気に強化されたメンバーを相手に、好位からの競馬で鮮やかに勝って見せたのだから、鞍上の笹川翼騎手が「モノが違う」と感じたのも無理はない。このあとは休養。来年は京浜杯からクラシックを目指すという。

ビーザライトは9着に終わった。私の注目が足枷になったのだとしたら、馬に申し訳ない。そんなことを思いつつ、勝ったミサイルマンの血統を眺めていたら、2代母カツラドライバーの名に聞き覚えがある。なんだろう?と調べてみると、2008年の桜花賞でレジネッタの2着に敗れたエフティマイアのお母さんではないか。つまり、今回のハイセイコー記念では、エフティマイアの甥がレジネッタと同血のいとこ相手にリベンジを果たした格好になる。

レジネッタとエフティマイアは通算7度の対戦があった。着順後先の単純比較ではレジネッタの5勝に対してエフティマイアの2勝。その数字から受ける印象以上に、良いライバル関係にあった。ミサイルマンとビーザライトの対戦はこれが初めて。できることならよきライバルとして、来年のクラシックを盛り上げてもらいたい。

 

***** 2016/11/21 *****

 

 

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