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2016年11月29日 (火)

真打はまだか

JC当日に行われたベゴニア賞は、過去4年の優勝馬のうち2頭が朝日杯FSを制している出世レースでもある。今年はムーア騎手のサトノアレスが内から鋭く抜け出して優勝を果たした。この勝利はディープインパクト産駒のJRA通算1259勝目であり、1258勝のヒンドスタンを上回って歴代単独9位となったという。わずか7世代。産駒デビューから6年5ヶ月での達成だと思えば、やはりすごいと言わざるを得ない。

Satono 

今年もサイアーランキングは1位を独走中。GⅠ7勝のジェンティルドンナを筆頭に、昨年のJC馬ショウナンパンドラ、今年の宝塚記念を勝ったマリアライトなど、海外を含め27頭のGⅠ馬を送り出している。

しかし気になることがひとつ。最近の国内古馬戦線を牽引する牡馬といえば、キタサンブラック、ゴールドアクター、モーリスの3頭で異論はなかろう。実はディープインパクト牡馬が国内の古馬GⅠを勝つシーンは意外にも少ない。ミッキーアイルが勝ったマイルチャンピオンシップは実に2年ぶりの勝利だった。その前となるとスピルバーグの天皇賞(秋)まで遡らなければならない。春秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念、宝塚記念の古馬ビッグタイトルを勝った牡馬産駒にしても、そのスピルバーグただ一頭。毎週のようにGⅠを勝ちまくっている印象を受けるのは、実は牝馬の活躍によるところが大きいのである。

ディープ牡馬の3歳クラシックでの活躍は疑いようがない。なにせ、今年は異なる3頭の産駒によるクラシック三冠という快挙を為した。強いディープ産駒ほど海外を目指す昨今の傾向を思えば、日本の古馬戦線が手薄になるという事情も理解できる。だが、エイシンヒカリやリアルスティールが、国内でモーリスやキタサンブラックに軽くあしらわれる姿を見るに、そろそろ真のエースを待望する声が大きくなっていることも否定できない。

Deep 

ディープインパクトは今年もう14歳。今春10年目の交配をこなした。来年は15歳になる。

多くの種牡馬は、15歳前後に大物を輩出するとされる。たとえばステイゴールドがそうだった。オルフェーヴルが生まれたのはステイゴールド14歳のとき。翌年にはゴールドシップも誕生している。ディープ自身もまた、父のサンデーサイレンスが15歳のときに種付けされた。ディープもそろそろ自身を超える牡馬の大物を送り出したい。そう思いつつも、今年の2歳戦線を見ればやはり牝馬優勢の様相。大物の出現は来年以降だろうか。いずれにせよ、これからは今まで以上にディープ牡馬の動向を注意深く見守りたい。

 

***** 2016/11/29 *****

 

 

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コメント

ほぉほぉーー。よく気づかれましたね。確かに。

投稿: tsuyoshi | 2016年11月30日 (水) 07時28分

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