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2016年9月18日 (日)

ふるさと納税で競馬を見よう

東京都府中市は14日、ふるさと納税をした人に、東京競馬場の指定席などを贈呈すると発表した。目玉は府中牝馬Sの特別観覧室と、天皇賞およびジャパンカップ当日の指定席。受け付けは先着順。果たして世間はどんな反応を示すのかと遠目に眺めていたのだが、受付開始とほぼ同時に特別観覧室、天皇賞、ジャパンカップとも完売(というのか?)となった。

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※ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」より

ふるさと納税制度が人気を博して久しい。昨年14億円もの寄付金を集めた北海道の上士幌町などは、その恩恵で町内の幼稚園・保育園の無償化が実現したという。その一方で都市部の自治体は住民税の流出が深刻な課題だ。むろん府中市も例外ではない。今年度は約1億6千万円の市民税が流出すると見込まれており、その対策が急がれていた。

ふるさと納税の返礼品に地元競馬場への招待を謳う自治体は、愛知県豊明市(中京競馬場)や東京都品川区(大井競馬場)などが知られる。いずれも都市部であり、ふるさと納税においては苦戦しているという点で共通している。だが、それなら千葉県船橋市(中山競馬場)、京都府京都市(京都競馬場)、兵庫県宝塚市(阪神競馬場)も事情は同じはず。これらの自治体においても、いずれ特別観覧室やGⅠ当日の指定席が返礼品リストに載るのだろうか。

ところがそうでもないようだ。まず、京都市はそもそもふるさと納税苦戦組ではない。京都の文化保持のためにと、日本全国から寄付金が寄せられている。ふるさと納税の本来の趣旨を思えば、ある意味理想形であろう。さすが京都は違う。

宝塚市も負けてない。ふるさと納税の返礼品に、なんと宝塚歌劇公演のS席チケット(8300円)を贈呈している。しかも先着100名という太っ腹ぶり。ちなみに府中市の天皇賞指定席は先着2名。しかもおそらくC指定席(1000円)だろうから、その差は歴然だ。

それなら船橋市はどうだろう。さぞかし困っているのではないか。―――そう思いきや、ここ1、2年で寄付金が大幅に増えているという。

船橋でいったい何が起きているのか?

理由は至極単純。返礼品のリストに「ふなっしー」グッズを並べただけ。でもその効果は絶大だった。非公認という仕打ちの一方で、その力に頼る船橋市のやり方には異論もあるが、なんと先月から「ふなっしー」を外装デザインにあしらったゼリーの詰め合わせを返礼品に追加したという。財源確保のためには公認も非公認も関係ない。お上もちゃっかりしている。

Tokyo 

顧みて府中市の返礼品リストはといえば、競馬場以外ではFC東京グッズが目立つ程度で、あとは地酒、お菓子、野菜果物の詰め合わせといったどこの自治体でもありそうなものばかり。ヒット曲に歌われるほど有名なビール工場を抱えながら、その関連品がないというのもどことなく釈然としない。

その競馬場指定席にしても、申込受付開始から4日目となる今日に至ってもなお、サウジアラビアロイヤルC、富士S、武蔵野S、京王杯2歳S、そして東スポ杯2歳Sの指定席はまだ売れ残って(というのか?)いる。仮にC指定席であれば2席で2000円。他の自治体の返礼品に比べれば魅力が薄いということか。天皇賞やジャパンカップと違い、指定席にプレミアが付くレースでもない。納税者はしっかりしている。

 

***** 2016/09/18 *****

 

 

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