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2016年9月12日 (月)

男と女の戸塚記念

明日は川崎競馬場で戸塚記念が行われる。ダービー馬のバルダッサーレと、黒潮盃で牡馬を一蹴したミスミランダーの牡牝対決。バルダッサーレが休養明けであるのに対し、ミスミランダーの方は5月からずっと使い詰め。バルダッサーレ58キロに対し、ミスミランダー55キロ。そのあたりが馬券検討のポイントになりそうだ。

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もともと牡馬が優勢のレースである。1998年はダービー馬アトミックサンダーが、東京プリンセス賞馬のホクトオーロラを抑えて優勝。2006年のダービー馬ビービートルネードに至っては、後続を8馬身差も千切り捨てた。ゴール前100mで勝利を確信した町田直希騎手の、そのド派手はガッツポーズは今も語り草になっている。この時の町田騎手が58キロだったことを思えば、今回バルダッサーレが勝ったところで何ら不思議はない。

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「牡馬優勢」の流れが変わったのは2010年。この年、関東オークス2着の実績を持つ牝馬ハーミアが、牡馬のビクトリースガに1馬身半の差を付けて1着ゴールを果たした。牝馬による戸塚記念制覇は実に15年ぶりのこと。しかも、その翌年から昨年までの5年間でも牝馬が3勝(牡馬2勝)と、牝馬優勢の流れは続いている。となれば、今年もミスミランダーがあっさり逃げ切ってしまうかもしれない。

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2010年に何があったのか。いろいろなことはあったはずだが、川崎で言えばロジータ記念のS1昇格が挙げられる。秋に3歳牝馬のチャンピオンを決めよう―――。突然そういうことになった。ロジータ記念と同じコースで行われる戸塚記念は、そのステップレースとして申し分ない。3着までに入れば優先出走権も手に入る。結果、ロジータ記念を展望するような強い牝馬の参戦が増えた。気付けば、戸塚記念は「牡馬も出走可能なローズS」のようになりつつある。

となれば、戸塚記念を勝ってしまった牡馬は、いったいどこを目指すのだろう。ロジータ記念に相当するような3歳牡馬のSⅠレースは、今のところ用意されていない。女装してロジータ記念に出走する輩が現れやしないか。そんな心配もしたくなる。 

実は牡馬には水沢で行われるダービーグランプリの優先出走権が付与されるのだが、これまでのところ戸塚記念を勝ってダービーグランプリに臨んだ馬はいない。今年のJBCクラシックは戸塚記念と同じコースで行われるから、バルダッサーレなどはそこを睨んでの参戦なのだろうか。そうであってほしい。バルダッサーレが勝つにせよ、ミスミランダーが勝つにせよ、あるいはそのほかの馬が勝つにせよ、勝ち馬にはSⅡ優勝馬にふさわしい路線を求めたい。

 

***** 2016/09/12 *****

 

 

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