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2016年8月28日 (日)

がんばれ九州産馬

昨日、私がわざわざ東京競馬場へ出向いたのは、小倉9Rひまわり賞の馬券を仕入れるためだった。

ひまわり賞は九州産馬限定の2歳オープン。一般馬相手に新馬を勝ち、さらに一般馬相手のフェニックス賞でも2着と好走していたカシノマストの圧勝だったわけだが、その馬連配当は270円である。なにせ16頭中、未勝利馬が12頭もいるのだから、勝ち負けになる馬はほんの一握り。ひまわり賞が堅いのは毎年のこと。過去5年の平均馬連配当274円は驚異的だ。まず荒れない。

ひまわり賞に際しては「一般馬」という言葉がやたらと目につく。「一般席」とか「一般人」という言葉の通り、どちらかと言えば「下」に向けられることが多いのが「一般」という言葉だが、ここではまったく逆。九州産馬というくくりがまず存在し、それに対して九州産以外の「一般の(強い)馬」がいる。ここでの「一般」は「上」の存在。だから、その一般馬相手に勝ったカシノマストは強いのである。

そのカシノマストにしても、希望した九州産馬限定の新馬戦を除外されて、仕方なく一般馬相手のデビュー戦を走っていた。オープン特別であるにも関わらず12頭もの未勝利馬が集まるのは、一般馬相手の未勝利戦を走るより、実入りが良いからであろう。こういった事情が馬連270円の配当を生む。

九州産馬が弱いのは血統に原因があるとされてきた。有力な種牡馬はどうしても北海道に集まるからである。しかし、カシノマストの父がキャプテントゥーレであるように、かつてより輸送状況が改善された中にあって、種牡馬のハンデは徐々に取り除かれているように思えなくもない。

一方で気候に原因を求める声もある。北海道では得難い温暖な気候は、馬の生産にとってプラス面ばかりとは限らない。たとえば「草」。深い雪に覆われて、大地が一度“死ぬ”北海道だからこそ、馬に適した良い草が生えてくるのだという。九州ではむしろその暖かさが邪魔になるというのだ。

ところで、私がひまわり賞の馬券を買いたいと思ったのは、なにも270円の馬連を買いたいと思ったからではない。実際に購入した馬券がコチラ。

Dsc_4174 

私がひそかに肩入れする柴田未崎騎手が、2歳のオープン特別に乗るというのは珍しかろう。これは馬券を仕入れておなけばなるまい。それでわざわざ出かけたのだが、JRAの「がんばれ」馬券には、騎手名は入らないんですね。てっきり入るもんだと思い込んでいた。

「がんばれ!」という文字を入れる余裕があるなら、騎手名も印字して欲しい。特定の騎手を熱狂的に応援するファンが増えている昨今のこと。技術的に難しいこととも思えぬ。さらに、ひまわり賞に限っては「がんばれ九州産馬!」という文字に変更してみてはどうだろうか。もとより、そのためのレースのはずである。

 

***** 2016/08/28 *****

 

 

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