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2016年8月 8日 (月)

チャーハンの日

今日8月8日は「チャーハンの日」であるらしい。冷凍食品会社のニチレイフーズさんが日本記念日協会に登録申請し、昨年認定されたという。なぜ8月8日か。もうお分かりですよね。「パ(8)ラパ(8)ラ」の語呂合わせ。今や「パラパラ」は美味しいチャーハンの代名詞になりつつある。

それにしても、チャーハンの表現に「パラパラ」が使われるようになったのは、いつの頃からだろうか。少なくとも私の子供の頃はなかった。それこそ冷凍チャーハンの宣伝文句がきっかけかもしれないし、漫画「美味しんぼ」の影響かもしれない。「パラパラ」という名のダンスが大流行したこともあったけど、あれは関係ないですよね。むかしオリヴィエ・ペリエ騎手が六本木のクラブで楽しそうに踊っていたなぁ。

そんなこんなで、今日の昼メシは六本木の隣、青山の『蟹漁師の家』にて「蟹玉チャーハン・大盛」とした。

Daitama 

別名「ダイタマ」と呼ばれるこのメニューは相当にデカく、かつ相当に旨い。ゆうに2人前はある分量のチャーハンと聞けば、食ってる途中に飽きてきそうなものだが、ふわっとしたカニ玉や、その上にかけられたトロトロのあんのおかげで飽くことなく箸(スプーンだけど)が進む。チャーハンを食べ終えて、大きなカニの爪が入った味噌汁を飲み干すと「あぁ、カニ食った~」という達成感が身体全体を優しく包み込んでくれる。

カウンターに座った私の瞳には、厨房で大きな中華鍋を振ってチャーハンを作っているコックさんの姿が映っている。体全体を使ったダイナミックかつリズミカルな“鍋ワーク”は、その動きを見ているだけでも楽しい。いつも訴えていることだが、腕の立つプロは例外なく手際の良さに優れており、個々の動きに無駄というものがなく、時にはその所作自身が芸術的にも思える。高く宙空に舞い上がったご飯粒たちのなんと美しいことか。誇らしげに皿に盛られたチャーハンには哲学さえ感じる。これを見れば、ご飯がパラパラかどうかなんてことは、たいした問題には思えない。

そういえば以前、大井競馬場に周富徳さんのチャーハン店が出店していた時期があった。冷やかし半分に屋台を覗きこんだら、周さんご本人がいて、いたく驚いた記憶がある。重賞もない平日だから、客などほとんどいない。よほど退屈してらしたようで、その時はずいぶん長いことお話させていただいた。「周富徳監修」といった具合に、名前だけ出してあとは知らん顔という商売はなるべくしたくない。それでも結果的にそうなっちゃうことも多いんだ。オレの知らないところで進む話もあるから―――。たしかそんなことをおっしゃっていた。

肝心のチャーハンは炊飯ジャーで保温したものをプラスチックの器に盛るだけ。むろん「パラパラ」には程遠い。とはいえ食べてみればそれなりに美味かった。ご飯粒の食感だけ美味い不味いが決まるほど、チャーハンは単純なものではない。きっと、そういうことなのだろう。

 

***** 2016/08/08 *****

 

 

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