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2016年8月25日 (木)

ライオンロック

7号、11号、9号と、立て続けに3つの台風が上陸し、特に北海道を中心に甚大な被害を受けたばかりだというのに、週明けにかけて今度は台風10号の接近に備えよと気象庁が注意を呼び掛けている。しかも今回はかなり発達してやってくるというから油断できない。となれば心配なのは来週の大井開催。雨の競馬は嫌いではないが、それにしても限度というものがある。

Taifu 

ここ数日は気象庁のホームページを見る機会も増えた。むろん気になるのは台風の進路である。だがその際、つい確認してしまうのが個々の台風に付けらえた名前。台風10号なら「ライオンロック」というその呼び名だ。

我が国では台風を番号で呼ぶのが一般的だが、戦後の一時期は「カスリーン」や「キティ」など米国が付けた女性の名前がそのまま使われていたこともある。そんな台風が上陸して大暴れするのだから、「アメリカの女性は乱暴」というイメージを抱いた人もいたはず。やがて男女平等の観点からか、男性の名前も使われるようになったというのに、それでもなぜか女性名の台風ばかりが大暴れした。これには予報官たちも困ったことだろう。

しかし現在では、アジア諸国の政府間組織「台風委員会」において、日本を含めた14の国と地域が提案した140個の名前をサイクリックに使用している。だから、アジア地域では数年の間隔をおいて同じ名前の台風が発生していることになる。

日本が提示している名前は「テンビン」「ヤギ」「ウサギ」「カジキ」「カンムリ」「クジラ」「コップ」「コンパス」「トカゲ」「ハト」の10個。いずれも星座の名称である。ちなみに韓国はアリ、バラ、ツバメなど。タイもドリアンやハイビスカスといった比較的優しいネーミングが目立つ。怖い名を付けてその通りになっても困るから、この種の命名は難しい。

実際、中国の竜王、風神、海神、孫悟空などは激しい風雨を連想させる。むち打つ、残酷な、じょうご、鋭い刃といった意味のフィリピンの命名にも実感がある。これをお国柄と言ったら叱られるだろうか。それでも残酷な風神に本領を発揮されてはたまらない。

日本に接近しつつある台風10号の「ライオンロック」は、香港の山の名称。九龍から沙田競馬場に向かう途中にある獅子山(ライオンロック)にちなむとのこと。そういえば今年から、香港では「ライオンロック・トロフィー」という重賞レースが新設されている。マイルのハンデGⅢという格付ながら、チャンピオンズマイルの約1か月後という施行時期のおかげで、第1回の今年は一流マイラーの参戦もあった。勝ったのはStreet Boss産駒のRapper Dragon。手綱を取ったのは来日中のJ.モレイラ騎手である。ちなみにこの勝利は、香港競馬におけるシーズン最多勝記録を更新するメモリアル勝利でもあった。

Moreira 

折しも今週は札幌でWASJが開催。もちろん来日中のモレイラ騎手もこれに参戦する。8月13日から4日間での成績は(9,10,6,10)。勝率.257。複勝率では驚愕の.714という超ハイアベレージをマークしているモレイラ騎手がWASJの「台風の目」となることは、まず間違いない。台風に泣かされる北海道でも、こういう台風なら大歓迎。北の大地で存分に暴れて欲しい。

 

***** 2016/08/25 *****

 

 

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