« 夏の一冊 | トップページ | 競馬場のテロ対策 »

2016年7月17日 (日)

競馬場のタヌキ

仕事場にタヌキが出た。

ことわっておくが、「タヌキ親父」とかいうオチではない。本物のタヌキ。駐車場の植え込みに棲みついたと見える。しかもよくよく見ると8匹ほどの大家族らしい。その姿はなんともラブリーだが、場所が場所だけに頻繁にクルマの出入りがある。事故があってはいけない。お偉い立場のタヌキ親父たちがタヌキ対策に頭を悩ませているのを尻目に、私は呑気にタヌキウオッチングに日々没頭している。

Tanu 

それにしても東京にタヌキですよ。私の仕事場は府中市内にあり、そりゃまあ都心よりは田舎に違いないが、それでも大自然と呼ぶには程遠い。それでもここにタヌキがいるからには、東京競馬場にいてもおかしくなかろう。私の馬券が面白いようにハズれるのは、ひょっとしてタヌキに化かされているせいではあるまいか。

Cat 

大井競馬場にネコがたくさん住みついていることは前にも書いた。さらにスズメ、ハト、カラスに加え、カモメ、サギ、ウミウといった水鳥もしょっちゅう飛来する。内馬場の池で大きなアオサギが大暴れしているので、どうしたと覗いてみたら、なんと体長2mはあろうかというヘビと格闘の真っ最中であった。そんな動物の楽園、大井競馬場でもタヌキの目撃例がある。厩務員が捕獲を試みたが、あまりのすばしっこさに、お手上げだったそうだ。

何年前だったか忘れたが、あるスポーツ紙の競馬欄に「哩なら負けられない」の見出しが躍ったことがある。マイルチャンピオンシップの行われる週だっただろうか。それを見た知人がひと言。

「“タヌキなら負けられない”ってどういう意味?」

思わず、ウマではなくタヌキ同士が競走するレースを想像してしまった。競馬はからきし当たらない私でも、「競狸」なら的中するだろうか。

それでも確かに競馬場にタヌキはいる。パドックや地下馬道で関係者の会話を黙って聞いていると、誰かを化かそうとしているタヌキのそれとしか思えない。

「次も勝つから競馬場に来てください」

「こないだの勝ちっぷりなら今日も勝ちますよ」

「勝ったら次は大きいところ狙いましょう」

競馬が勝負事であることは言うまでもない。「勝ち負け」と書いて「勝負」である。これを「勝ち勝ち」だと思ってしまえば、タヌキでなくとも大やけどは免れまい。捕らぬタヌキの皮算用は身を滅ぼす。馬券にせよ、馬を持つにせよ、常に負けたときのことを考えて行動すること。競馬と長く付き合うコツは、この一点に尽きる。

 

***** 2016/07/17 *****

 

 

|

« 夏の一冊 | トップページ | 競馬場のテロ対策 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 夏の一冊 | トップページ | 競馬場のテロ対策 »