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2016年7月 2日 (土)

繋養先未定

今日のスポーツ紙の競馬面は福島、中京、函館の予想で埋め尽くされていたが、その片隅にひっそりと「ペルーサとルルーシュが競走馬登録を抹消」という記事が掲載されていた。「両馬とも種牡馬となる予定だが、けい養先は未定」とある。

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ペルーサもルルーシュも山本英俊氏の所有馬。どちらも藤澤和雄調教師の管理馬で、ゼンノロブロイ産駒であることも一緒。横山典弘騎手の手綱で東京競馬場のGⅡをひとつだけ勝っている点まで共通している。さらに調べてみると、どちらも札幌日経オープンを勝っていた。ここまで似通った馬が、揃って同じ日に引退するというのも珍しい。

Perusa 

ペルーサはファンの多い馬だった。その期待は無敗のまま臨んだダービーの単勝オッズ2.6倍という数字に表れている。しかしそのダービーが20連敗という長いトンネルの始まりになろうとは、いったい誰が予測できたであろうか。セレクトセールで1億円の値を付けた輝きが徐々に消えてゆく。もうペルーサは終わった……。皆が諦めかけた昨夏の札幌日経オープンを鮮やかに逃げ切ったあの瞬間、ペルーサを追いかけ続けたファンは少しは救われたのかもしれない。だが、ヴィクトワールピサやエイシンフラッシュらと並び「5強」と評されたあのダービーを思い返せば、やはりGⅠのタイトルが欲しかった。

Perusa2 

逆にルルーシュの場合はデビュー前から「大器」と期待された分、出世に苦労したように思えてならない。クラシック戦線とは無縁の3歳時を過ごし、ようやくアルゼンチン共和国杯を勝ったのは4歳11月のこと。それでもレースレコードの2分29秒9で駆けてみせたのだから、能力の高さは疑いようがない。

Ruru2 

そんな2頭が揃って引退、種牡馬入りするという。正直、なぜこのタイミング?と思わないでもない。種牡馬になるにはタイミングが大事。ドゥラメンテのように突然の故障に見舞われたわけでもない。しかも同じ父馬を持ち、同じような成績の2頭である。繋養先は見つかるだろうか。少なくとも社台スタリオンは父のゼンノロブロイを手放したばかり。さらに言えばカジノドライヴ、スピルバーグと、山本氏の服色で走った種牡馬を既に2頭抱えている。それでもう一頭というのは考えにくい。それでなくとも、ドゥラメンテがやって来ることが決定的になったばかりである。

Ruru 

ところで、最近山本氏の服色を見る機会が少なくなったような気もする。今年に入ってからの氏の所有馬の出走回数は、1月10回、2月12回、3月8回、4月8回、5月13回。ところが6月は3回に留まった。むろん、巡り合わせの可能性は否定しようがない。実際、今日の函館12レースにはモンドシャルナが出走したし、明日のラジオNIKKEI賞にはピックミータッチがスタンバイしている。ただ、かつてあれほどセレクトセールで億単位の馬をじゃんじゃん購入されていたにも関わらず、今年の2歳馬が現時点で1頭しか見当たらないことも気掛かりだ。

それとペルーサ、ルルーシュの引退と何の関係があるのか?

種牡馬になると言い張ったところで、繋養先が見つからなければどだい無理な話。それが決まらぬうちの引退発表は、どことなく見切り発車のイメージがつきまとう。怪我や病気があったわけでもない。来月には、彼らが得意とした札幌日経オープンも行われるではないか。それを走ってからの引退発表でも、決して遅くはあるまい。ひょっとして何かあったのか? それを心配しているのてある。

ともあれ、こうなったからには、繋養先が見つかることを願うのみ。先日も書いた「3×3問題」が、ひょっとしたらプラスに働く可能性もある。日高では、父ゼンノロブロイより彼らの方が、案外重宝されるかもしれない。

 

***** 2016/07/02 *****

 

 

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コメント

馬さん様

補足ありがとうございます。

投稿: 店主 | 2016年7月 3日 (日) 22時04分

さらに付け足すと札幌日経オープンは共にレコード勝ちでした。ルルーシュのレコードをペルーサが更新した形になります。

投稿: 馬さん | 2016年7月 3日 (日) 14時29分

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