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2016年7月 1日 (金)

真島問題

タイトルに「問題」と書いたけど、別に彼がなにか問題を起こしたり、私が彼を問題視しているわけではない。そこは誤解しないでほしい。ここ数日のタイトルの流れの中でそうなっただけ。でも、真島大輔騎手については、私も日々いろいろ考えているので、私にとっては切実な「問題」のひとつと言える。

Padock 

梅雨の晴れ間に恵まれた月曜の大井に足を運んだ。この日は新馬戦が2鞍。出馬表の父馬欄には、なんとあのベストタイザンの名前もあった。ジェニュイン・フリークを自認するものとして、これは見ておかねばなるまい。その結果、目撃することになったのは真島大輔騎手の連勝劇である。最初のレースが逃げて7馬身差、続くレースは番手から直線だけで8馬身差。まあ、強いこと。特に後者のプレミアムフライトは社台ファーム生産のゴールドアリュールの牝馬で、荒山調教師の管理馬とくれば、ララベルを意識しないわけにいかない。

真島騎手は4月5日の騎乗を左踵の痛みで取りやめたあと、骨折が判明。しばらく自宅療養を続けていたが、一週間後の4月12日に、手術を受けて治療に専念するため故郷の佐賀に戻り入院した。

熊本地震が発生したのはその2日後のことである。

なにせ手術直後の身。逃げようにも動くことさえままならない。東日本大震災を経験していたにも関わらず、その揺れの凄さには驚いたという。

退院後、ただちに佐賀競馬場で地元騎手と共に募金活動を行い、さらに自らも益城町に寄付をした。その額なんと100万円。福永祐一や和田竜二、さらには池添健一、高田潤など、JRA騎手の寄付は何人か報道されたが、地方所属騎手が単独の寄付は真島大輔以外に聞くことがなかった。なかなかできることではない。それというのも、地震の恐怖と周囲の混乱を身近に感じることができたからであろう。

Majima 

正直、彼には今年の南関東リーディングを期待していた。彼も期するところはあったはず。それを思えば、今回の怪我による休養は痛い。痛いが、これも経験と割り切るしかない。実際、本人はこの2か月近くのブランクを「良い時間になった」と前向きに捉えている。休養期間中ではないものの、先日は北海道の牧場にも足を運んだ。騎手が牧場で仔馬を見る機会は実はあまりない。本人にも刺激になったようだ。

Majima2 

新馬を勝ったプレミアムフライトのように、最近の彼は社台グループの良血馬の手綱を任されることが多い。それが昨年の年間203勝という好成績の一因にもなった。だが、ここぞという舞台で吉原寛人騎手に乗り替わることも少なくない。なにせ吉原騎手は今年南関東重賞を5勝。ソルテでダートグレード・さきたま杯を勝ち、返す刀で東京ダービーも制してみせた。よその騎手が勝ちまくるのを指をくわえて眺めているようではプロとして失格。有力馬の手綱は絶対に他人に渡してはならない。来年の目標は南関東リーディングに加えて東京ダービー制覇といこう。それくらいを目指しても良いポジションに、もう彼は立っている。

 

***** 2016/07/01 *****

 

 

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