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2016年7月12日 (火)

購買動向

セレクトセールには行けなかったので、東京からネットで参戦……もとい傍観。現場にいなければ、あの緊張感と高揚感は感じることはできませんよね。それでもまあ選挙の開票速報見ているよりはずっと楽しい。

初日の1歳セッションを眺めていて思ったことがふたつある。

「タートルボウル売れてんじゃん!」

初日に7頭上場されたタートルボウル産駒は、そのすべてが売却された。コルカロリの2015(上場№185)のように2800万の値をつけた馬もいたのだから、決して投げ売りされたわけでもない。

ここ数年、ハービンジャー、ワークフォース、ノヴェリストと欧州の大物を次々と輸入してきた社台グループの種牡馬の中にあって、タートルボウルは正直あまり目立つ存在とは言えなかった。社台のクラブスタッフの中からも「正直、産駒をどう売ればいいか……」と戸惑う声が聞こえなかったわけでもない。

ところが、6月18日の函館で産駒のシーハリケーンが意外に早く初勝利を挙げる。だが、そもそも、ハービンジャーやワークフォースと違って、タートルボウルは欧州で既に種牡馬入りしていた。実績を確認してから輸入したわけだから、その勝利を「意外」と言っては彼に失礼。おりゃーっ!とばかりに立ち上がって彼も怒っているではないか。

Bowl 

ともあれ、シーハリケーンの勝利を受けて、件のスタッフは堂々と仕上がりの早さとスピード能力を顧客にアピールしていた。良かった、良かった。

―――そう思ったのもつかの間、実際の応募状況を見る限り、社台サラブレッドクラブで募集されたタートルボウル産駒4頭の中に、今のところ満口馬は出ていない。あれれ? おかしいな。セレクトセールでは皆先を争って買っているというのに。

逆に今年初めてクラブ募集となったエイシンフラッシュの1歳馬は、社台・サンデーで募集の5頭がすべて満口となった。エイシンフラッシュ産駒は父に似た容貌の馬が多く、どの馬も見栄えがする。歩く姿もキビキビしていて、いかにも走りそうだ。ツアーの展示でも、エイシンフラッシュ産駒の周囲は常に人だかりができていた。

なのに、セレクト初日に上場されたエイシンフラッシュの1歳馬たちが、思うように売れていかないのである。12頭が上場され5頭が主取。売却された7頭にしても、そのうち4頭が1000万円以下だった。良い馬ばかりだと思うんだけど……うーむ。何が気に入らないんでしょうかね。

Flash 

「クラブとセールとの購買動向というのは必ずしも一致しないんだな」

それがセレクトセールを見ていて思ったことの2つ目。私の馬を見る目もまだまだ。つまりは、そういうことであろう。

 

***** 2016/07/12 *****

 

 

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