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2016年7月 3日 (日)

大井3号スタンド解体中

大井競馬場Lウイングのもっとも1コーナー寄りのベンチに座って、かえし馬を見ながら『東京ロティサリー』のローストポテトを食べる。至福のひとときである。

Potato 

最近では馬主席(非出走)が4号スタンド5Fへと移されてしまった。ゴール前の攻防が遠のいたのはさておき、ここから『東京ロティサリー』まではあまりに遠い。だから、暑さに負けそうになりつつも、Lウイングの一般席を居場所と定めている。あー、暑い。

4stand_2 

かつて馬主席は2号スタンドのLウイング寄りに設定されていた。その後、2号スタンド、3号スタンドと、スタンドが解体されるにつれ、馬主席はどんどん『東京ロティサリー』から離れていったのである。

ご覧の通り3号スタンドはまさに解体真っ最中。ただし、この解体工事自体は今月いっぱいで終わるスケジュールと聞く。だが、その割にはずいぶん残っていないか。工期が競馬に及ぼす影響はゼロではない。

3stand 

非開催中であっても調教は毎日行われている。だが、工期が押せば、1日あたりの工事時間を延ばさざるを得ない。それが調教時刻に影響を与える。夏場の馬場開門は午前2時半で閉門は8時半。ところが工事時間確保のため閉門を8時にしようとすれば、それに合わせて開門も午前2時へと繰り上がる。厩舎関係者にしてみればたまったものではない。「2時起床。即、攻め馬」なんてわけには当然いかないから、起床は1時とか12時半。世間では「その時間に寝る」という人が多数派であろう。

ともあれ首尾よく今月中に解体が終われば、今度は跡地の整地作業が10月まで予定されている。それですべての工事は終了。3号スタンドの跡地に建物が立つ予定はない。その場に立って見やすいように、傾斜が施されるとも聞くが、基本的には更地だそうだ。大井競馬場の景色はどんどん変わってゆく。

2stand 

スタンドを取り壊し、その跡地に新たなスタンドを建設しない―――。

これが最近のトレンドなのだろうか。中山競馬場クリスタルコーナー然り、浦和競馬場1号スタンド然り。解体後にショッピングモールに生まれ変わった川崎競馬場3号スタンドも同様であろう。

それをファン軽視と訝る声も聞く。だが、実際に入場者数が減っているのだから仕方がない。ホクトベガが勝った20年前の帝王賞には77,818人の観客が詰めかけたが、先日の帝王賞の入場者数は22,636人である。東京ダービーで比較すると、今年は13,475人だったのに対し、セントリックの勝った20年前は48,653人も入っていた。そうか、そんな大勢のお客さんがこのレースを目撃してたんですなぁ。

Derby1996 

この20年で売上は減ったり増えたりを繰り返しているが、入場者数は一貫して減る傾向にある。最近では重賞レースでも1万人に届くことは少ない。優駿スプリントが行われた火曜の入場者数など5,447人である。それなら新たにスタンドを建てても、無駄な建設費用と維持費がかさむだけ。無人のスタンドは、かえって寂寥感を煽ることにもなりかねない。ネットによる売上増加の傾向を象徴したひとつの流れとして、スタンドのない光景を受け入れよう。

 

***** 2016/07/03 *****

 

 

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