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2016年7月27日 (水)

馬路村から

府中の讃岐うどん店『喜三郎』に夏限定のメニューを食べに行った。

Udon 

その名も「キングぶっかけ」。600グラムもの麺が放り込まれた巨大なドンブリに、すりゴマや大根おろしなどの薬味が添えられてくる。いやぁ、素晴らしい眺めですね。これで730円なら安い。まずはそのまま食べて、次いで大根おろしを加えて数口。さらにすりゴマや天かすを続々と投入。どんどん味が変わってゆくが、終盤はさすがに飽きてくる。さあ、どうしたものか……。

そのとき、こんなものが目に入った。

Yuzu 

卓上に置かれたユズ七味とユズの搾り汁。どちらも「馬路村」のロゴが入っている。

馬路村は高知県の東部、馬の背のような山をいくつも越えた先の徳島県との県境にある。人口は923人(※2016年3月31日現在)。国道や鉄道はおろか、信号もコンビニもない。いわゆる過疎の村。なのに「元気村」としてその名を全国に知られている。なぜか。その答えが、このユズである。

村が脚光を浴びたのは1988年、農協がユズ飲料を売り出したのがきっかけ。果汁とハチミツだけで作った素朴な味が消費者の心をとらえた。以後、ポン酢しょうゆ、七味、ドレッシングなどでヒット作を連発し、今では年間30億円の売上を誇るという。

それにしても気になるのは「馬路」。その村名の由来である。

有力な説はふたつ。狭い土地を表わす「狭地(せまじ)」あるいは「間地(まじ)」が「うまじ」に変化したという説と、文字通り「馬」でなければ通れないほどの険しい「路」でしか辿り付けないという説だが、私としては当然のことながら後者を取りたい。

そんなことを思いつつ、ユズの搾り汁をうどんに数滴ふりかけて最後のひと口を啜ってみた。まろやかな酸味が、うどんのもったりとした甘さをキュッと引き締めてくれる。うーむ、美味い。最初からこうすればよかった。

帰宅すると、茨城の牧場からお中元が届いているではないか。おお、嬉しい。さあ、いったい中身は?と開けてみると、

Drink 

まさかの馬路村のゆず飲料でした。こんなことってあるんですね。ともあれ、これでしばらくユズの味に困ることはなさそうだ。

 

***** 2016/07/27 *****

 

 

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