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2016年6月 4日 (土)

政治家馬主の運、不運

明日の東京6Rに出走するニガオエ(牝3)のオーナーは参議院議員の小川敏夫氏。来月の選挙で改選を迎える小川氏にすれば、勝って景気付けと行きたいところかもしれないが、同馬の成績を見る限りそこまで望むのは難しいだろうか。むしろ私なら着順よりも単勝の得票数が気になってしまう。

馬主に政治家は珍しくない。なにせ我が国における馬主第1号は明治の元勲・西郷従道である。言わずとしれた西郷隆盛の実弟は、日本人馬主として初勝利記録も併せ持つ。他にも首相経験者の馬主では伊藤博文と田中角栄が有名だし、参院議長を務められた藤田正明もトウショウのオーナーとして知られた。

田中角栄は短期間だが東京馬主協会会長も務めている。ただし、初入閣と引き換えに馬主資格を返上。すべての所有馬を夫人名義にした。それも本人は最後まで拒んでいたとされるが、当時の自民党長老の「大臣の椅子と馬とどちらが大事だ」の一言で諦めたという。直後に元所有馬のベロナがオークスを勝つのだから、競馬の神様は底意地が悪い。

政治家の馬主は体制側に限らない。重賞4勝、「走る労働者」の異名を取ったイナボレスは旧民社党・稲富稜人の所有馬だし、旧社会党委員長の上田清次郎は所有馬のダイナナホウシユウやダイコーターでダービー制覇に執念を燃やした。とくにNHK杯を勝った直後にトレードで獲得したダイコーターに関するエピソードは、「ダービーは金では買えない」のフレーズとともに知る人が多かろう。だが結局、最後まで上田の執念は実ることはなかった。政治家の運、不運は競馬にも反映している。

その一方で、最近何かとお騒がせのこの政治家は、あろうことかダービー連覇の栄誉に恵まれたことがあるのだから驚く。

1997年のサプライズパワーと、

Derby1997 

翌98年のアトミックサンダー。ただし写真は戸塚記念を勝ったときのもの。

Atomick 

日本ダービーではなく東京ダービーの話ではある。とはいえダービーであることに変わりない。相当の強運と言ってよかろう。だが、最近の都知事の置かれた境遇を見るに、運もツキっ放しというわけにもいかないようだ。東京ダービーまであと4日。

 

***** 2016/06/04 *****

 

 

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