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2016年6月22日 (水)

ディープ家の面々

種牡馬界を席巻するサンデーサイレンス系は、いつの間にかその分家同士が覇権を争う時代に突入していた。かつて栄華を極めたノーザンダンサー系が、やがて「ニジンスキー系」「リファール系」「サドラーズウェルズ系」「ダンジグ系」「ヌレイエフ系」と、直子の名前で括られて枝葉を伸ばしたように、SS系種牡馬争いの主役も既に第三世代に突入している。

昨年はキンシャサノキセキ、ダノンシャンティ、カネヒキリらの産駒の活躍により、「フジキセキ家」が一歩リードしたかに思えた。しかし、「ネオユニヴァース家」のヴィクトワールピサが桜花賞を勝って第三世代種牡馬によるJRAクラシック初制覇を果たしすと、返す刀で同じ「ネオ家」のアンライバルド産駒が東京ダービーを制覇。長兄「キセキ家」を脅かす存在になりつつある。

そこに「ディープインパクト家」と「ステイゴールド家」が満を持して加わるのだから、混迷が深まることは避けられまい。骨肉の争いの果てに勝ち名乗りを挙げるのは、いったいどの「家」だろうか。

社台スタリオンステーションにおけるディープインパクトの後継種牡馬は、ディープブリランテ1頭のみであったのが、今年から新たにキズナ、スピルバーグ、リアルインパクトの3頭が加わった。これにより「ディープ家」は、家長本人も含めて社台SSに5頭がひしめく最大勢力となる。頭数だけで言えば一気に厚みが増した。本家相続争いの本命と見る人は少なくあるまい。

中でも期待を集めるのがキズナ。現役時代からの人気もさることながら、一躍脚光を浴びる「ディープインパクト×ストームキャット」の血統構成でも注目されている。特にストームキャットは、直子の時代は日本に与えた影響は少なかったのに、代を経るにつれてどんどん日本に適合しているような気がしてならない。

Kizuna 

スピルバーグは全兄トーセンラーに比べて雄大な馬格の持ち主。見た目のディープらしさという点では兄に譲るが、いろんなタイプが出てこそ「家」は栄えるものだ。

Spirberg_2 

スピルバーグと同い年ながら、3歳夏に現役を引退してしまったディープブリランテは、既に初年度産駒が2歳を迎えている。これまでJRAで6頭、地方で5頭がデビューを果たしたが、いまのところ初勝利は果たせていない。明後日の船橋3Rでデビューする追分ファーム生産のリバースシンキングに期待がかかる。

Deep_b 

リアルインパクトはディープ産駒として初めてGⅠを勝った牡馬であり、しかも現時点においてはGⅠ2勝の実績を持つ種牡馬ということになる。そういう意味ではリアルインパクトは「ディープ家」の格上的存在と言えるかもしれない。

Real 

もっと言えば―――リアルインパクトには失礼だが―――「ディープ家」に超A級のエースは不在なのである。さきほど「頭数だけで言えば」と書いたのはつまりそういうこと。「サンデーサイレンス本家」後継争いの本命であることには違いない。だが本命が勝つとは限らないのが競馬でもある。

 

***** 2016/06/22 *****

 

 

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コメント

おっしゃる通りです。ありがとうございます。

投稿: 店主 | 2016年6月23日 (木) 07時35分

エイシンヒカリは2つ(香港C、イスパーン賞)です。

投稿: 馬さん | 2016年6月23日 (木) 00時34分

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