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2016年6月29日 (水)

満室問題

先日、社台グループのツアーに参加されたご夫婦が嘆いていた。曰く、例年なら千歳市内に前泊するのに、今年はどのホテルも満室で諦めたという。昨日付の当ブログに寄せられたコメントでは、函館のホテルが取れないと綴られていた。北海道のホテル不足は、札幌だけの局所的な問題だとばかり思っていたが、いつの間にか全道規模の問題になりつつある。

そもそも、社台のツアーからして、苫小牧市内のホテルが確保できないという理由から、今年は募集人数を大幅に減らして実施された。私の周りにもツアーに申し込みながら、当選しなかったという方がいるから決して他人事ではない。実際にツアーに参加した人は、例年よりも百名程度少なかったのではないか。私の乗ったバスの座席が半分も埋まっていなかったのがその証だ。

Bus 

かくいう私個人もホテル確保には難儀している。社台のツアーに参加する場合は新千歳空港で合流することにしているから、どこかしらに前日の宿を確保しなければならない。浦河に泊まって、5時起きで千歳まで車を飛ばしたのは昔の話。もうそんなに若くはない。とはいえ千歳市内のホテルはどこも満室。なので、最近ではむかわのホテル「四季の風」に泊まることが多くなった。日高の牧場に近く、街は静かで、温泉もあり、しかも千歳までは車で40分の距離。「日高モード」となっていた頭を「社台モード」に切り替えるのに、この40分という時間がちょうど良い。

それでも道内のホテル料金がどんどん値上がりしていることには閉口する。ホテルは空室の増減で料金を設定するから、稼働率が上がれば料金の高騰は避けられない。札幌もむかわもそれは同じ。10年前に比べ札幌市内のホテルの料金は、平均で5千円以上も値上がりしているのだという。ちょっと異常じゃないか。

それにしても、と思う。札幌や千歳のホテル不足の原因は、近年増加の一途を辿る外国人旅行客によるものであろう。函館は新幹線開業の影響と見るべきかもしれない。ならば苫小牧はいったい何か?

最初は、札幌・千歳から溢れ出た外国人が仕方なく苫小牧に泊まっているのかとも思った。しかし、ホテルの内でも外でも外国人観光客らしき姿を見かけることはない。それならいったい何なんだ? 嵐のコンサートでもあるのか?

答えは実に意外なものであった。苫小牧は数年に一度と言われる石油コンビナートの大規模メンテナンス工事の真っ最中。それに合せて、数万人の作業員が苫小牧に集結しているらしい。私が泊まったホテルの朝食会場も、例年なら開店と同時にツアー客が行列を作るのに、今年に関して言えば作業着を着た団体が黙々と朝食を頬張っていた。その姿を見た時は一瞬戸惑ったが、朝の6時から馬の話ばかりする団体客の方が彼らにしてみれば異様かもしれない。

ともあれ、道内のホテルはどこも混んでいて、しかも高い。これが常態化してしまえば、北海道に行こうという気持ちすら萎えてくる。それを食い止めるのは、サービスの向上以外にはなかろう。今の私をかろうじて北海道に繋ぎ留めているのは、「ホテルウイングインターナショナル苫小牧」の朝食だと言っても、もはや過言ではない。そんなわけで来年も「北寄ごはん」楽しみにしてます。

 

***** 2016/06/29 *****

 

 

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