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2016年6月23日 (木)

ステイ家の面々

宝塚記念が近づけば、昨年のゴールドシップを思い出すという方も多かろう。圧倒的1番人気馬が圧倒的な出遅れをしでかせば、タダで済むはずがない。レース後は騎手も調教師も青ざめていた。なのに、当のゴールドシップは知らん顔。彼は自分より偉い人間は厩務員ただひとりと決め込んでいたフシがあるという。

Goldship 

そのゴールドシップは雨の放牧地を駆けまわっていた。その嬉々とした走りっぷりを見るに、びちゃびちゃの地面をむしろ喜んでいるようにも思える。それを見て不良馬場で行われたあの皐月賞を思い出した。馬場の悪い内ラチ沿いをスイスイ走って楽勝したのも、こうして彼を見ていれば納得がいく。

Orfe1 

ゴールドシップが自分より偉いのが厩務員だけだと思っているのだとすれば、オルフェーヴルは自分より偉い人間などいないと思っているに違いない。厩舎の外に出せば立ち上がる。それで厩舎に閉じ込めれば小さな窓から顔を出して人に噛みついてくる。危ないとばかりに厩舎の窓から少し離れても、その窓から必死に頚を伸ばして、やはり噛んでくる。種牡馬となっても人間の手を焼かせる存在でることに変わりはない。

Orfe2 

今年1歳になるオルフェーヴルの初年度産駒は、父ステイゴールドの事実上のラストクロップと、1年だけだが世代が重なる。クラシックでの父子対決が実現すれば見ものだ。

そしてこちらは今年から種牡馬生活をスタートさせたフェノーメノ。体つきも、毛色も、ゴールドシップとはまるで違うのに、その目つきだけは似ているような気がしてならない。

Feno 

他にもドリームジャーニー、ナカヤマフェスタなど「ステイ家」の面々は多士済々。その中で存在感を示すのは簡単なことではなかろう。2歳で新馬勝ちした仕上がりの早さをアピールするか。それとも、敢えて長距離での実績を前面に押し出すか。晴れて社台で種牡馬入りしても、生き残るための競争に勝ち抜かなければならない。

ちなみに、さきほど書いたように、ステイゴールド産駒の現1歳世代は「事実上のラストクロップ」と呼ばれる。なぜわざわざ「事実上の」と付け加えられるのかというと、ステイゴールドが死ぬ直前に種付けした産駒が1頭だけ今年誕生したから。白老ファーム生産の「エレインの2016」。この当歳牝馬は、来月のセレクトセールの当歳セッションに上場されることになっている。最後の1頭をどうしても欲しいと言う人は、セレクトセールに足を運ぶしかない。上場番号は№428だ。

 

***** 2016/06/23 *****

 

 

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