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2016年6月30日 (木)

緑の砂問題

最初は自分の眼がおかしくなったのかと不安になった。先日の大井競馬場でのことである。

Green 

気のせいだろうか。ラチが緑がかって見える。いやラチだけではない。砂もちょっとなんとなく緑色っぽく見えて仕方がない。

私は緑内障を患っているが、その症状はあくまで視野が狭まるというもの。緑内障の「緑」は、角膜がむくんで瞳が緑色っぽく見えることに由来するので、決してモノが緑に見えるようになるわけではない。眼がおかしいのではないとしたら、じゃあいったいなんなんだ? 頭の方がおかしくなったのだろうか。

しかし、この位置から見れば一目瞭然。残り200mのハロン棒からゴール前にかけて、コースが緑色に輝いている。まさか! ついに大井も芝コースを導入したのか? 

Green2 

「激しい舞台には芝は生えない」

これは、かつて大井競馬場が実際に使っていたキャッチコピー。それなのに、もっとも激しい勝負が展開されるゴール前に芝が生えてしまったではないか。話が違う。しかし、よくよく見るうち芝生というよりは苔のように見えてきた。激しい舞台には、芝は生えないのかもしれないが、苔は生えるのである。最近ジメジメしているからなぁ。砂に苔が生えるのも無理はない。

Light 

なーんて、ホントの原因はこの照明にある。かつての2号スタンドと3号スタンドのひさしには、コースを照らす照明がズラリと設置されていた。ところが新装された2号スタンドにひさしはなく。3号スタンドはまさに取り壊しの真っ最中。前開催までは両スタンドの前だけ暗闇が広がっていたのだが、代わりに設置された新たな照明灯が、残り200mからゴールまでの間を照らすことになったのである。

開催規定に従って照度の測定はしているはず。だが、色味にまでは思いが至らなかったのか。それでも誰一人として気づかぬとは思えぬ。「ちょっと緑色っぽいけど、まっ、いいか」。それで収めてしまったのか。それならそれで構わぬが、「競馬」と「緑」の組み合わせで多くの人が思い起こすのは、「エバーグリーン」のコピーを使っていたこともあるJRAであろう。せめてほかの色なら……と思わないでもない。

いや待てよ。ひょっとしたら、これは主催者側の演出である可能性はないだろうか。つまり開催ごとに色が変わってファンの目を楽しませてくれるのである。かつてより我々の度肝を抜く演出を展開してきたTCKなら有り得る。そもそも私ごときが気付くことを、TCKの優秀なスタッフが気付かぬはずがない。だとしたら、次開催は何色だろうか。答えはJDDの大井競馬場で明らかになる。

……と思い、大井の人に聞いてみたら、「そんなこと、あるわけないじゃないですかぁ(笑)」と笑い飛ばされた。そりゃそうですよね。ともあれ、しばらくこのエリアは「エバーグリーン」だ。

 

***** 2016/06/30 *****

 

 

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2016年6月29日 (水)

満室問題

先日、社台グループのツアーに参加されたご夫婦が嘆いていた。曰く、例年なら千歳市内に前泊するのに、今年はどのホテルも満室で諦めたという。昨日付の当ブログに寄せられたコメントでは、函館のホテルが取れないと綴られていた。北海道のホテル不足は、札幌だけの局所的な問題だとばかり思っていたが、いつの間にか全道規模の問題になりつつある。

そもそも、社台のツアーからして、苫小牧市内のホテルが確保できないという理由から、今年は募集人数を大幅に減らして実施された。私の周りにもツアーに申し込みながら、当選しなかったという方がいるから決して他人事ではない。実際にツアーに参加した人は、例年よりも百名程度少なかったのではないか。私の乗ったバスの座席が半分も埋まっていなかったのがその証だ。

Bus 

かくいう私個人もホテル確保には難儀している。社台のツアーに参加する場合は新千歳空港で合流することにしているから、どこかしらに前日の宿を確保しなければならない。浦河に泊まって、5時起きで千歳まで車を飛ばしたのは昔の話。もうそんなに若くはない。とはいえ千歳市内のホテルはどこも満室。なので、最近ではむかわのホテル「四季の風」に泊まることが多くなった。日高の牧場に近く、街は静かで、温泉もあり、しかも千歳までは車で40分の距離。「日高モード」となっていた頭を「社台モード」に切り替えるのに、この40分という時間がちょうど良い。

それでも道内のホテル料金がどんどん値上がりしていることには閉口する。ホテルは空室の増減で料金を設定するから、稼働率が上がれば料金の高騰は避けられない。札幌もむかわもそれは同じ。10年前に比べ札幌市内のホテルの料金は、平均で5千円以上も値上がりしているのだという。ちょっと異常じゃないか。

それにしても、と思う。札幌や千歳のホテル不足の原因は、近年増加の一途を辿る外国人旅行客によるものであろう。函館は新幹線開業の影響と見るべきかもしれない。ならば苫小牧はいったい何か?

最初は、札幌・千歳から溢れ出た外国人が仕方なく苫小牧に泊まっているのかとも思った。しかし、ホテルの内でも外でも外国人観光客らしき姿を見かけることはない。それならいったい何なんだ? 嵐のコンサートでもあるのか?

答えは実に意外なものであった。苫小牧は数年に一度と言われる石油コンビナートの大規模メンテナンス工事の真っ最中。それに合せて、数万人の作業員が苫小牧に集結しているらしい。私が泊まったホテルの朝食会場も、例年なら開店と同時にツアー客が行列を作るのに、今年に関して言えば作業着を着た団体が黙々と朝食を頬張っていた。その姿を見た時は一瞬戸惑ったが、朝の6時から馬の話ばかりする団体客の方が彼らにしてみれば異様かもしれない。

ともあれ、道内のホテルはどこも混んでいて、しかも高い。これが常態化してしまえば、北海道に行こうという気持ちすら萎えてくる。それを食い止めるのは、サービスの向上以外にはなかろう。今の私をかろうじて北海道に繋ぎ留めているのは、「ホテルウイングインターナショナル苫小牧」の朝食だと言っても、もはや過言ではない。そんなわけで来年も「北寄ごはん」楽しみにしてます。

 

***** 2016/06/29 *****

 

 

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2016年6月28日 (火)

続・函館競馬復路問題

6月14日付「函館競馬復路問題」の続き。

日曜日の函館で競馬を楽しんだのは良いが、日曜夜の函館発の飛行機はいつも大混雑でチケットも取れないので、それならこの春開通したばかりの北海道新幹線を使っているのも良いのでは?―――と、先日は書いた。

Hakodate 

ただ、それを読み返して思ったのである。函館駅18時発というのはなんとなく半端ではないか。レースが終わって市電に乗れば、函館駅到着は17時頃。ぼんやり待つには長いし、かと言って五稜郭を見物している時間はない。函館から東京まで5時間電車に乗りっぱなしというのも疲労がたまりそうだ。それでなくても、身も心も財布も疲弊し切っている可能性が高いというのに……。

時刻表によれば、函館21:16のはこだてライナーに乗ると、新青森行き最終の新幹線に乗ることができるとある。新青森到着は23:05。そこで1泊して、翌朝6:17の新幹線に乗れば9:23に東京に着く。これなら仕事にも間に合いそう。なにより函館21時出発というゆとりが嬉しいじゃないか。競馬が終わったあとは、五稜郭タワーに登るもよし、函館駅前に一昨年オープンした「はこだて大森の湯」で旅の汗を流すもよし、馬券の成績如何では『鮨金』あたりで贅沢するのもまたよし。な~んだ、これで決まりじゃん―――と思ったら、新青森の駅前にはホテルがないらしい。寝るためだけに在来線に乗り継いで青森駅まで行き、また翌朝戻ってくるのはいかにも面倒だ。ボツ。

そこでなおしぶとく時刻表を見ていたら、函館20:00発のはこだてライナーが盛岡行の最終新幹線に接続していることに気付いた。前案よりも1時間早い出発ではあるが、それでもアフター競馬に3時間ほどのゆとりを確保できる。五稜郭であれ、温泉であれ、寿司であれ、3時間もあればじゅうぶんであろう。しかも盛岡到着は22:48だから、盛岡でもちょこっと時間を使えるのが嬉しい。

狙いは「盛岡冷麺」。盛岡冷麺発祥の店『食堂園』は残念ながら日曜定休だが、盛岡一の人気店『盛楼閣』は年中無休で午前2時まで営業。しかも店舗は駅前にあるから、深夜に盛岡に到着した旅打ち客にはもってこいの一軒なのだ。

Seirokaku 

人気の秘密は注文後に製麺される麺と米沢牛から取ったスープ。白く透き通ったその麺は、シコシコとした食感が際立ち、深みのあるスープはどこまでも優しい。このスープを初めて口にした人は、「辛い食べ物」という冷麺の概念を根底から覆されるはずだ。

盛岡に1泊して、翌朝6:10の新幹線に乗れば8:56には東京に着くが、その1時間後の7:11発に乗っても、9:23に東京は着く。いや待てよ。今日は月曜日。ということは、盛岡競馬(あるいは水沢競馬)の開催日じゃないか―――!?

競馬ファンならそこに気付かぬはずはあるまい。ならば最初っから月曜を休みにして函館~函館~盛岡(水沢)の旅打ちツアーにするのがベスト。これこそ「夏の旅打ち」という気がしてきた。いまこれを書いている私自身が実践したくて仕方ない。あぁ、イカ刺しと冷麺がオレを呼んでいる。

 

***** 2016/06/28 *****

 

 

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2016年6月27日 (月)

3×3問題

社台&サンデー両クラブの第一次募集が終了した。応募を済ませた会員さんにしてみれば、あとは運を天に任せる気分であろう。オルフェーヴルやジェンティルドンナのようなダイヤの原石を見出だし、数百万円の出資金を手元に用意できたとしても、40口の枠に入ることができなければ、その馬を持つことはできない。

あらためて今年のクラブ募集馬(オーナーズを除く)のラインナップを見て思ったことがある。かつては募集馬の大半を占めていたはずのサンデーサイレンス直子の産駒がやたらと少なくないか。実際数えてみると、ネオユニヴァースが2頭、マンハッタンカフェも2頭、そしてゼンノロブロイは1頭である。さすがにディープインパクトとハーツクライ、そしてダイワメジャーはある程度の頭数を保っているが、それ以外のサンデーサイレンス直子の募集頭数は大きく減っている。

思えば2012年には、ゼンノロブロイの募集馬が11頭もいた。ビワハイジもゼンノロブロイ。レーヴドスカーもゼンノロブロイ。ドナブリーニもゼンノロブロイ。まさに「ロブロイ祭り」の様相であった。それが4年後にわずか1頭とは……。ロブロイ産駒を愛する会員さんにとっては切なかろう。

実際、彼らは種付け頭数も減っている。過去5年間(2011年~15年)の実績はご覧の通り。

ネオユニヴァース :181頭→137頭→123頭→106頭→79頭
マンハッタンカフェ:202頭→200頭→164頭→113頭→126頭
ゼンノロブロイ  :207頭→147頭→102頭→103頭→101頭

産駒の成績が下がったわけではない。この間も彼らの産駒たちは相変わらずJRAの重賞を勝ち続けていた。それなのに、なぜ―――?

理由は極めてシンプル。サンデーサイレンス直子を付けられる繁殖牝馬が減っているのだ。

いまや、競走成績の良かった繁殖牝馬にはたいていサンデーサイレンスの血が入っている。社台グループは外国から異系血統の牝馬をじゃんじゃん輸入しているから良いが、大半の生産者にそこまで求めるのは無理。だから、仕方なく非サンデー系の種牡馬を選ぶか、もしくはサンデーサイレンス系でもその影響が少ない種牡馬を選ぶしかない。じゃあどうすれば良いか。そこで注目を集めるのがサンデーサイレンスの孫世代、すなわちサンデー第三世代の種牡馬たちである。

Tokyoderby 

今年の東京ダービーを勝ったバルダッサーレは、父がアンライバルドで母の父はフジキセキ。また、兵庫ダービーの覇者ノブタイザンは、ダンスインザダークの肌にディープスカイという配合。どちらもサンデーサイレンスの3×3。こうした強烈なクロスを持つ仔馬が馬産地では続々と誕生している。なにせお膝元の社台コーポレーションでさえ、桜花賞馬キストゥヘヴン(父アドマイヤベガ)にオルフェーブルを配合するのだから、ただごとではない。しかも、そうして生まれた3×3たちが一定の結果を出してしまった以上、3×3は今後ますます増える可能性がある。

ネオユニヴァースは付けられないけど、アンライバルドかヴィクトワールピサならサンデーの3×3になるからギリ付けられる―――。

実際にこうしたケースが増えているのだという。自身の産駒の台頭が、自らの種付け機会を奪うことになるとは皮肉としか言いようがない。ただ、これが続けば日本の馬は確実に弱くなる。近親配合は稀に強さを補い合う一方で、多くは弱さを補い合うからである。

それを分かっているからこそ、社台グループはチチカステナンゴ、ハービンジャー、ワークフォース、そしてノヴェリストと、次々と種牡馬を導入しては、それを大量に自前の良血牝馬に配合してきた。一時的に成績は落ちるかもしれない。しかし、それでも非サンデーの種牡馬を―――どれか1頭でも―――成功させなければならない。ひとり孤独に先頭を走る巨大グループだけに、背負わねばならぬものも大きいのだろう。社台グループ募集馬のラインナップに、日本の生産界が直面する問題を垣間見た気がした。

 

***** 2016/06/27 *****

 

 

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2016年6月26日 (日)

Japan Open 2016 第5戦

ロングラン開催の東京競馬は今日が最終日。とはいえ、気持ちはすでにローカル開催に向いてしまっている。そんなテンションで馬券を買ったところで当たるものでもあるまい。なので、先日もチラッと書いたけど、この週末は馬術の競技会「ジャパンオープン2016・第5戦」を見るべく、千葉まで足を運んだ。

競技は1日あたりだいたい8種目程度。午前の第一種目は中高生も出場し、馬も競馬あがりのサラブレッドが多い。聞いたことのある馬に、聞いたことのない選手が乗っている。その後、競技が進むにつれ徐々にレベルが上がっていき、最終種目になると五輪レベルの人馬が出てくる。聞いたことのある選手が、聞いたことのない馬に乗っている。もちろん飛越のレベルは素晴らしい。午前中は、「よいしょ」という感じで跨ぐように飛んでいたのが、このクラスになるとまさしく「飛んで」いる。

上級クラスの出場馬に聞き覚えがないのは、サラブレッドではなくホルシュタイナーなどの乗用馬がほとんどだからであろう。その体躯はサラブレッドよりすこぶる大きく、管はとことん太く、その割に繋は短い。先日まで数百頭の1歳馬を見てきたばかりだから、そのギャップが気になって仕方ない。思わず傍らの人に「ちょっと歩かせてみて」と言いそうになってしまう。

すると突然、聞き覚えのある馬の名前がコールされた。

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「キャリーズサン」と聞けば、最近耳にしたことがあるという方もいらっしゃるのではないか。TBS系「炎の体育会TV」で歌手の華原朋美さんが障害飛越競技に挑む企画のパートナーであり、現六段障害飛越競技で199cmの日本記録を持つレコードホルダーである。雄大なストライドから繰り出される豪快な飛越は、たしかに飛んでいるように見える。

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眩しいほどの芦毛は16歳なればこそ。しかも彼は「牡馬」。乗用馬にありがちな「セン馬」ではない。なぜか。実はキャリーズサンは現役のホルシュタイナー種牡馬でもある。乗用馬の世界ではなかなかの良血なんだそうだ。

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競技後の馬を間近で見る機会を得た。名馬特有のオーラが凄い。時おり人をキッと睨むその目つきはオルフェーヴルにも似る。すなわち人を選ぶということ。誰もが乗りこなせる馬ではない。私はそう感じた。そういう意味では華原朋美さんは凄い。当たり前のことだが、国体4位の成績はだてではない。

このあと、主要な馬術大会は小淵沢や御殿場での開催に移る。夏になってローカル開催にシフトするのは競馬も馬術も同じこと。この夏は私も小淵沢に行ってみよう。そんで夜は甲斐大泉『中村農場』の水炊きをつつきながら、キンキンに冷えた生ビールをゴクリ―――という具合に、ご当地グルメで盛り上がるところまで競馬のローカル開催と一緒ではないか。馬の楽しみは尽きない。

 

***** 2016/06/26 *****

 

 

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2016年6月25日 (土)

プラドジュール・イクタ

国道235号線を南下し、鵡川の鉄橋を越えた先にあるセイコーマートの交差点を左折。穂別に方面に向かって15分ほどクルマを走らせると、畑の中に佇む赤い屋根の一軒家レストランが見えてくる。

Ikuta 

『plat de jour IKUTA(プラドジュール・イクタ)』。「plat de jour」は「今日の特別料理」という意味で「IKUTA」はこの地域の名前。かつての生田保育園の建物をオーナー夫妻自らがリフォームし、イギリスの田園地帯にでも迷い込んだのではないかと思わせるような瀟洒なレストランが誕生した。席数は少ないが、店内に飾られたインテリアの数々は、見ていて飽くことがなく、次々と運ばれてくる料理たちも出色の美味さである。

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「地元産の野菜をたっぷり使った本日のサラダ」

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サラダに添えられた笹竹(根曲がり竹)はシャクッとした歯ごたえが心地良く、それでいて柔らかな食感がたまらない。口に含めばほのかな甘みと爽やかな香りを楽しめる。山でこれを採るにはヒグマとの遭遇をかなりの確率で覚悟しなければならないと聞けば、その味わいもまた違ってくる。

 

「玉子と鶏肉のふんわりピザ」

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ふんわりした仕上がりは、ピザであることを忘れさせる。まるで親子丼を食べているかのようだ。

 

「アサリとカブのパスタ」

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カブ本来の甘みに加え、しっかり浸み込んだアサリの旨味。これを文章で説明するのは至難である。己の文才の無さを恥じつつ、いいから一度食べに来てくれ、と開き直るほかない。

 

「道産豚肉の厚切りソテー」

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厚さ5センチはあろうかという超厚切り肉は食べごたえ十分。それでいて肉質は驚くほど柔らかく、とことんジューシーである。噛み締めた瞬間にあふれ出る肉汁をこぼさずに食べるのが難しいほど。これほどの「肉食ってます!」感は、ちょっとほかで味わうのは難しいのではないか。脂身部分には特にしっかりと火を入れて、油分をすべて削ぎ落してあるので、ゼラチン質の旨味だけを安心して味わうことができる。「美味い豚肉は脂身が美味い」。この金言を実感できる一皿。

もうお分かりだろうが、こちらの店のコンセプトは、地元の新鮮な食材にこだわり、食材に合わせたメニューを選んで提供することだという。

実は、道内のお店で道産の新鮮な食材を口にする機会は意外にも少ない。美味しい野菜や魚介の宝庫であるはずなのに、良いモノから順に築地に流れてしまう。それが市場原理というものだ。

私自身は北海道にグルメ旅行に来ているわけではないが、やはり地元の食材にこだわる姿は見ていて気持ちが良い。作り手の顔が見える地元食材で勝負するということは、料理人にとって大きなプレッシャーでもあろう。そのプレッシャーと格闘することで、さらなる味の可能性が広がることもある。

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食材ばかりに気を取られがちだが、味も、ボリュームも、そしてホスピタリティについても満足行くお店だった。観光客がわざわざ行くのは難しいだろうが、知っておいて損はあるまい。物理的に大勢の客を取れないお店なので、事前の予約が無難である。

 

***** 2016/06/25 *****

 

 

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2016年6月24日 (金)

データと経験

明後日に迫った宝塚記念の最大の注目は、ドゥラメンテのレースぶりであろう。なにせドバイ帰国直後の一戦であり、落鉄直後の一戦でもあり、そして凱旋門賞を見据えた一戦でもある。

「人為的にいろいろケアしながらという部分は否めませんので、そのあたりがこのレースの結果にどう影響してくるのか。検証したいと思っています」

追い切り直後に行われた記者会見の席上、ドゥラメンテの堀調教師は「検証」という言葉を使った。ドゥラメンテを生産したノーザンファームでも、よく耳にする言葉だ。

検証とはデータを得ることである。つまり、主観に基づく経験則よりもデータに表れる客観性を重視しようということか。敢えて「検証」と呼ぶからには、高度な専門性と緻密性が求められる。それを実現可能としたのが、ノーザンに在籍する多くの獣医師たちであろう。ノーザンファームは日本でもっとも大勢の獣医を抱える生産牧場でもある。

「今はデータが揃っているから助かりますし、それが役にも立っています」

先日、ノーザンの獣医師のひとりからそんな言葉を聞くことができた。ノーザンでは毎日のミーティングで各厩舎の代表者が様々なデータを持ち寄り、それを吸い上げて全体管理しているのだという。最終的にはそれが勝ち上がり率の向上や故障率の少なさに繋がっていることも、具体的な数値として牧場全体が把握しているのだそうだ。

Northern_2 

じゃあ経験則はないがしろにしてもいいのか? ところが、それがそうもいかない。3年前の牧場ツアーでのこと。とある馬をジッと見つめていた会員さんが、傍らの吉田勝己氏に問いただした。曰く、こんなに繋が立っていて大丈夫なのか?―――と。

すると、勝己氏はその馬の足もとをジッと見つめ、数秒の沈黙ののちに「大丈夫、これは寝る」と言い切ったのである。

立っている繋が寝る―――。そんなことが本当に起こるのか? それを件の獣医師に聞いてみると、馬体の成長速度の違いにより起き得るという。

馬の脚は骨が先に成長し、そのあとを追い掛けるように腱が伸びる。だから、成長の過程で繋が立ってしまうことはある。それでもある程度の傾斜が残っていればあれば、徐々に負荷をかけて、ストレッチの要領で腱を伸ばしつつ成長を促すことは可能。ただし、ある程度立ってしまうと、もう寝かせることはできないし、かえってツメを痛めることに繋がる。じゃあ、その「ある程度」の分岐点はどこにあるのか。そこは個人の主観、すなわち経験則に頼るしかない。難しいもんですね。

Admiregroove2012 

その繋が立っていたという牡馬こそ、ほかならぬドゥラメンテである。その後ノーザンでの適切なケアにより彼の繋は見事に寝て、圧倒的な強さでクラシック2冠を制し、ついには凱旋門賞を目指そうかという素晴らしい優駿に成長した。

ちなみにその獣医は、「もし来週の宝塚で負けたら、凱旋門には行かない」とも言い切った。実はノーザンの他のスタッフからも同じことを聞かされたし、勝己氏もそうおっしゃっるのである。

なぜか。「勝てるかもしれない」という程度の馬で行って、運よく勝ったとしても、そこにさほどの意味はない。「勝てる」という馬で勝ちに行って、その上で勝ってこそ意味がある。皆がそう口を揃えるのである。データだけでなく、目指すべき道についても牧場全体で共有されていた。この一体感こそが今のノーザンの強さかもしれない。

 

***** 2016/06/24 *****

 

 

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ジャパンオープン2016

千葉県内にて馬術のジャパンオープン2016第5戦を観戦中。雲り空の下では芦毛が映えます。

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もと競走馬もたくさん出場しています。先ほどはハートビートソングの姿もありました。2011年目黒記念で2着したゼンノロブロイ産駒。セカンドキャリアでも頑張ってます。

 

***** 2016/06/24 by SP *****

 

 

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2016年6月23日 (木)

ステイ家の面々

宝塚記念が近づけば、昨年のゴールドシップを思い出すという方も多かろう。圧倒的1番人気馬が圧倒的な出遅れをしでかせば、タダで済むはずがない。レース後は騎手も調教師も青ざめていた。なのに、当のゴールドシップは知らん顔。彼は自分より偉い人間は厩務員ただひとりと決め込んでいたフシがあるという。

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そのゴールドシップは雨の放牧地を駆けまわっていた。その嬉々とした走りっぷりを見るに、びちゃびちゃの地面をむしろ喜んでいるようにも思える。それを見て不良馬場で行われたあの皐月賞を思い出した。馬場の悪い内ラチ沿いをスイスイ走って楽勝したのも、こうして彼を見ていれば納得がいく。

Orfe1 

ゴールドシップが自分より偉いのが厩務員だけだと思っているのだとすれば、オルフェーヴルは自分より偉い人間などいないと思っているに違いない。厩舎の外に出せば立ち上がる。それで厩舎に閉じ込めれば小さな窓から顔を出して人に噛みついてくる。危ないとばかりに厩舎の窓から少し離れても、その窓から必死に頚を伸ばして、やはり噛んでくる。種牡馬となっても人間の手を焼かせる存在でることに変わりはない。

Orfe2 

今年1歳になるオルフェーヴルの初年度産駒は、父ステイゴールドの事実上のラストクロップと、1年だけだが世代が重なる。クラシックでの父子対決が実現すれば見ものだ。

そしてこちらは今年から種牡馬生活をスタートさせたフェノーメノ。体つきも、毛色も、ゴールドシップとはまるで違うのに、その目つきだけは似ているような気がしてならない。

Feno 

他にもドリームジャーニー、ナカヤマフェスタなど「ステイ家」の面々は多士済々。その中で存在感を示すのは簡単なことではなかろう。2歳で新馬勝ちした仕上がりの早さをアピールするか。それとも、敢えて長距離での実績を前面に押し出すか。晴れて社台で種牡馬入りしても、生き残るための競争に勝ち抜かなければならない。

ちなみに、さきほど書いたように、ステイゴールド産駒の現1歳世代は「事実上のラストクロップ」と呼ばれる。なぜわざわざ「事実上の」と付け加えられるのかというと、ステイゴールドが死ぬ直前に種付けした産駒が1頭だけ今年誕生したから。白老ファーム生産の「エレインの2016」。この当歳牝馬は、来月のセレクトセールの当歳セッションに上場されることになっている。最後の1頭をどうしても欲しいと言う人は、セレクトセールに足を運ぶしかない。上場番号は№428だ。

 

***** 2016/06/23 *****

 

 

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2016年6月22日 (水)

ディープ家の面々

種牡馬界を席巻するサンデーサイレンス系は、いつの間にかその分家同士が覇権を争う時代に突入していた。かつて栄華を極めたノーザンダンサー系が、やがて「ニジンスキー系」「リファール系」「サドラーズウェルズ系」「ダンジグ系」「ヌレイエフ系」と、直子の名前で括られて枝葉を伸ばしたように、SS系種牡馬争いの主役も既に第三世代に突入している。

昨年はキンシャサノキセキ、ダノンシャンティ、カネヒキリらの産駒の活躍により、「フジキセキ家」が一歩リードしたかに思えた。しかし、「ネオユニヴァース家」のヴィクトワールピサが桜花賞を勝って第三世代種牡馬によるJRAクラシック初制覇を果たしすと、返す刀で同じ「ネオ家」のアンライバルド産駒が東京ダービーを制覇。長兄「キセキ家」を脅かす存在になりつつある。

そこに「ディープインパクト家」と「ステイゴールド家」が満を持して加わるのだから、混迷が深まることは避けられまい。骨肉の争いの果てに勝ち名乗りを挙げるのは、いったいどの「家」だろうか。

社台スタリオンステーションにおけるディープインパクトの後継種牡馬は、ディープブリランテ1頭のみであったのが、今年から新たにキズナ、スピルバーグ、リアルインパクトの3頭が加わった。これにより「ディープ家」は、家長本人も含めて社台SSに5頭がひしめく最大勢力となる。頭数だけで言えば一気に厚みが増した。本家相続争いの本命と見る人は少なくあるまい。

中でも期待を集めるのがキズナ。現役時代からの人気もさることながら、一躍脚光を浴びる「ディープインパクト×ストームキャット」の血統構成でも注目されている。特にストームキャットは、直子の時代は日本に与えた影響は少なかったのに、代を経るにつれてどんどん日本に適合しているような気がしてならない。

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スピルバーグは全兄トーセンラーに比べて雄大な馬格の持ち主。見た目のディープらしさという点では兄に譲るが、いろんなタイプが出てこそ「家」は栄えるものだ。

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スピルバーグと同い年ながら、3歳夏に現役を引退してしまったディープブリランテは、既に初年度産駒が2歳を迎えている。これまでJRAで6頭、地方で5頭がデビューを果たしたが、いまのところ初勝利は果たせていない。明後日の船橋3Rでデビューする追分ファーム生産のリバースシンキングに期待がかかる。

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リアルインパクトはディープ産駒として初めてGⅠを勝った牡馬であり、しかも現時点においてはGⅠ2勝の実績を持つ種牡馬ということになる。そういう意味ではリアルインパクトは「ディープ家」の格上的存在と言えるかもしれない。

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もっと言えば―――リアルインパクトには失礼だが―――「ディープ家」に超A級のエースは不在なのである。さきほど「頭数だけで言えば」と書いたのはつまりそういうこと。「サンデーサイレンス本家」後継争いの本命であることには違いない。だが本命が勝つとは限らないのが競馬でもある。

 

***** 2016/06/22 *****

 

 

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2016年6月21日 (火)

謝罪パーティー

社台グループツアー恒例の懇親パーティーも中盤に差し掛かった頃、正装に身を固めた男性が壇上のマイクを取った。

内田博幸騎手、その人である。

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この手のパーティーで競馬関係者のゲストは珍しくない。だが、基本的に招かれるのは調教師。今回も矢作芳人調教師がいらしていることは予め伝えられていた。だからウチパクはサプライズゲスト。にしても騎手のゲストは珍しい。だって土曜の夜ですからね。普通の騎手たちは調整ルームにカンヅメになっている。

なぜ、ウチパクがここにいるのか?

そう、内田騎手は6月11日東京5Rの2歳新馬戦をロジセンスで勝った際、直線で他馬の進路を妨害したとして、騎乗停止処分を受けていた。つまりヒマなのである。「騎乗停止中なのでゴールドシップに会いに北海道に来ました」と切り出して笑いを誘うと、一転、ウチパクは謝罪の言葉を述べた。

「みなさんにはご迷惑をおかけしました」

その新馬戦で内田騎手が進路を妨害した被害馬・ブライトエピローグは、社台レースホースの所属馬だったのである。続いて壇上に立った矢作調教師も「安田記念(リアルスティール)とエプソムカップ(ラングレー)を勝って颯爽とここに来るはずが……。しかもブライトエピローグに迷惑をかけてしまって……」と謝罪。よりによってロジセンスの管理調教師が矢作調教師だったとは、神様のいたずらであろう。さらに謝罪は続く。社台レースホース・吉田哲哉代表も、クラブの成績不振を会員に詫びた。「謝罪レースホースだな」。そんな声も聞こえてくる。

壇上には上がらなかったものの、パーティーには大井の騎手や調教師の姿もあった。いずれも大井のトップジョッキーやトップトレーナーである。そんな彼らが吉田照哉氏と同じ席で酒を酌み交わし、会員からの写真やサインの求めに応じている姿を見て不思議な感慨を覚えた。そういえば、内田博幸騎手も矢作芳調教師も大井には縁が深い。

「騎手に文句を言いたくなる時もあるでしょうけど、騎手も命を懸けているし、それでも1頭しか勝てないのが競馬というスポーツ。勝つ喜びも素晴らしいが、馬が走る喜びを大事にしてほしい」

内田騎手は挨拶の中でそう述べた。「ゴールドシップ」という枕の言葉を思い起こせば意味深長に聞こえないか。ツアーで初めて愛馬を見たときは、皆がそんな思いを抱いていたはずなのに、いざ競馬場に立つとあの時の想いはどこかに消え飛んでしまっている。

実は、冒頭で乾杯の音頭を取ったとある会員氏が、何を思ったか挨拶の中で騎手批判を展開していたのである。さすがに聴衆は引いたが、一部からは喝采の声も上がった。それが実情である。「勝って当然」の思いは、競馬に対する感覚を変えてしまいかねない。パーティーの最後に登壇した吉川良氏が、「競馬で勝つってことは間違いが起きた結果」という故・吉田善哉の金言を引用したことには救われる思いがした。

内田騎手は実際にゴールドシップに会いに来たのかもしれないが、本当の目的がこのパーティーであったことは想像に難しくない。内田騎手の後輩にあたる大井の騎手は、ウチパクの言葉を、そしてこのパーティーの雰囲気をどのように感じ取っただろうか。私個人は考えることが多すぎて、例年よりも酒の進まぬ「謝罪パーティー」であった。

 

***** 2016/06/21 *****

 

 

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2016年6月20日 (月)

えぞ梅雨

外で写真を撮ることが多い人間の常として、他人より天気予報を気にする。むろん北海道に向かうにあたっても、1週間前から週間予報のチェックを怠らない。それによれば、先週末3日間の日高地方の予報は、このように変化していた。(予報は金、土、日の順)

 【12(日)時点】
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 【15(水)時点】
 rainraincloud

 【16(木)時点】
 raincloudcloudsun

んで、実際の天候は「raincloudsuncloud」。1週間前の予報よりは悪いが、週中の予報よりは多少良い。天気予報をチェックすることは大事だが、あくまで参考程度ということか。一喜一憂する必要はない。……と言いつつ、小物の私はsunマークに小躍りしちゃうけど。

金曜日はほとんどの時間を車での移動と牧場主との会話に費やした。馬を見るにしても、実は雨の方が都合が良い場合もある。放牧中だと近くに連れてくるのが大変だし、放牧地の間を移動するのもひと苦労。雨で厩舎の中にいてくれれば、いっぺんにすべての馬を見ることができる。そりゃあ、きちんと立ち姿を見たい気持ちもあるけど、今回は浦河まで足を延ばしたので、仮に晴れていたとしても時間的にそんな余裕はなかった。

土曜も昼前にちょいと雨がパラついたものの、バーベキュー会場には屋根がある。そりゃあ、スカッと晴れていた方がビールは進むだろうけど、それで毎年のように失敗を繰り返してきたのも事実。だから今回は北海道クラシックを2缶のみ。直後に行われる社台ファームの展示は、例年ならトイレの往復でほとんどの時間が消えるのに、今年はしっかり見届けることができた。クタクタになって苫小牧に到着すると、珍しく空が晴れ上がっている。この分だと明日のピーカンは避けられまい。暑さ対策がカギを握るゾと己に言い聞かせつつベッドに倒れた。

目が覚めると窓の外は一面の霧である。ただし、これは苫小牧ではいつものこと。むしろ好天の兆しに近い。予報によれば安平界隈はsunで、最高気温は24度だという。これは日焼け対策が必要かもしれない。移動のバスの車内には冷房が入れられている。

やがて安平・ノーザンファームに到着。しかしバスを降りた途端、すぐにおかしいと感じた。

寒い……coldsweats02

思わず身震いするほどの寒さ。空は一面の雲で覆われて、日焼けの心配などまったく必要がない。24度を想定してきた服装に容赦なく風が吹き付ける。あとから調べてみると、この時の安平界隈の気温は15度。そこに風速5mの強風が吹き荒れていた。これのどこが「晴、気温24度」なのか。苫小牧より寒いではないか。バスに戻るとエアコンの設定はいつの間にか暖房に変わっている。

Dsc_3817 

北海道の天候は変わりやすい。静内が晴れているのに山ひとつ隔てた新冠は雨なんてこともザラ。だから天気予報はアテにはできない。週間予報はなおさら。むしろ東京の天候が単純過ぎるのであろう。だから、北海道ではあらゆる状況に応じた対策が必要なのだが、今回はそれを怠ってしまった。私のミスである。かつて吉田牧場を訪ねた際、7月とは思えぬ寒さに慌てて母屋に駆け込んだら、ストーブが炊かれていたことを思い出す。驚く私を、吉田重雄氏は「北海道をナメるな! はっはっは!」と笑い飛ばした。

日高は今日も一日雨が降ったらしい。北海道には梅雨が無いと思い込んでいる方も多いようだが、この時季はオホーツク海高気圧の影響で、太平洋側の日高、胆振方面では曇りや雨の日が続く。いわゆる「えぞ梅雨」である。ただ、ここ数日の道内の雨の降り方を見る限り、梅雨というよりゲリラ豪雨に近い。おかげで牧草地の草は軒並み倒れてしまった。馬だって青空の下を駆け回りたい。なのに、週間予報は明日以降もraincloudマークがズラリと並んでいる。ここは道内天気予報特有の「アテにならなさ」に期待したいところだ。

 

***** 2016/06/20 *****

 

 

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2016年6月19日 (日)

運命の出会い

オルフェーヴルは今日も暴れてます。

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種付けシーズンも終わりを迎え、体力が有り余っているのでしょう。「なんだよ! 種付けじゃないのかよ! うがーっ!」っとばかりに立ち上がってみせました。これぞオルフェーヴルと歓声が上がりましたが、スタリオンの事務局長は「おとなしく厩舎に帰るとは思わなかったけど……」と苦笑いです。

種牡馬をじっくり見ることは、父に似た産駒を探すことで走る馬を見出だすアプローチのひとつ。これは言うまでもありません。

しかし私が事前に目を付けていたオルフェーヴル産駒の1頭は、父のイメージとはまったくかけ離れていました。じゃあ母のイメージかと言えば、それがそうでもないんです。

さあ、困りました。これでこの1頭をスパッと諦めることができれば、わざわざ北海道まで見に来たかいがあったということにもなるのですが、できれば前向きの“かい”が欲しいところ。「運命の出会い」はそう簡単には訪れてくれません。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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アゼリの15

アゼリの2015。父はもちろんディープインパクトです。

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米年度代表馬とディープインパクトとの間に生まれた牡馬ともなれば、募集価格1億6千万円も仕方ありません。なにせ一つ上の全兄は、昨年のセレクトセールで2億7千万円の値を付けました。

なのに実馬を見に近寄る人は思いの外少ないんです。私などは拝めるだけでラッキーと考えてしまいますけど、先ほど見てた人は「ロイカバードの下かぁ。ふーん」と言って立ち去って行きました。つまり、このレベルの血統が“ごく普通”になりつつあるんです。

日本の競馬ファンは、なにげに凄いものを見てます。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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ユニコーンS観戦中

ノーザンホースパークにて社台会員の皆さんと一緒にユニコーンSを観戦中です。

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よりによって社台レースホース所属の馬がスタート直前に落鉄。蹄鉄打ち直しということで、ザワついてます。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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豚汁

ノーザンファームの馬見を終えてお昼ごはんです。寒くてガタガタ震えながらの馬見でしたので、今回はお弁当よりこの豚汁がありがたいです。

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ちなみに北海道の方は「とんじる」ではなく「ぶたじる」と呼びます。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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ラヴズオンリーミーの15

ラヴズオンリーミーの2015はリアルスティールの半弟。父はディープインパクトからハーツクライに変わりましたが、馬の良さは負けていません。……というか上回っているんじゃないでしょうか。

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矢作調教師に評価を聞いたところ「良い馬」と一言。見た目はハーツクライにそっくりで、目の保養とばかりにしっかり見させてもらってます。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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オリエンタルアートの15

オリエンタルアートの2015。もちろん父はステイゴールドです。

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母も父も死んでしまいましたので、この黄金配合もこれが見納め。しかしオルフェーヴルの1歳時を思わせる雰囲気を持ってます。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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クラーベセクレタの15

南関東2冠馬クラーベセクレタの初子は女の子です。

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お父さんは信頼と実績のゴールドアリュール。お母さんが活躍した南関東で走ります。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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キャッチータイトルの15

ノーザンファーム・イヤリング牝馬は曇空。朝早い出発で半分寝てましたが、あまりの寒さに思わず目が覚めかけて、さらに目の前を歩くビワハイジやジェンティルドンナの産駒を間近にして、完全に目が覚めましたcoldsweats01

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キャッチータイトルの15の父はゴールドアリュール。思ったよりおとなしい馬ですが、ただ眠いだけなのかもしれません。お互い様ですね。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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北寄ごはん

おはようございます。ホテルウィングインターナショナル苫小牧の楽しみといえば、朝食の北寄ごはんです。

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ご覧ください、このルビーと見まごうばかりの赤き輝き。昨年は運悪くありつけなかったのですが、今年は特別にお願いしていただいて、2年ぶりに巡り会うことができました。しかも今回は北寄のパスタまで用意していただく歓待ぶり。

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これで今日はもう満足……と言ったら、他のツアー同行者に笑われました。今日はノーザンファームと早来ファームですからね。皆さん、朝からソワソワしてます。ですけど、私の次の楽しみはお昼のお弁当です。

 

***** 2016/06/19 by SP *****

 

 

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2016年6月18日 (土)

懇親パーティー

懇親パーティー会場には、クラブが獲得した重賞の肩掛けが展示されるのが恒例ですが、今年はそこに見慣れぬゼッケンが飾ってありました。

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ドバイターフを勝ったリアルスティールのゼッケンですね。

牧場の成績を見れば今年もノーザンファーム生産馬が人気を集めることは確実。特定の馬に応募が集中するのは良くないという意見もあります。

「なので、今年は人気になりそうな馬の募集価格を上げまてみました」

檀上で挨拶に立った吉田俊介代表の言葉には耳を疑いましたが、会員さんたちは平然としているじゃないですか。私の方がおかしくなってしまったのでしょうか。

商売において、おおっぴらな値上げは禁忌のはず。それを堂々と、しかも別の問題解決の手段として宣言できるというのが、今のノーザンの凄さです。ちょっと怖くなりました。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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苫小牧

苫小牧の夕景です。

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いつ来ても雨か霧の印象があるのですが、今日は珍しく青空を見ることができました。明日も天候に恵まれると良いのですが。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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ラバヤデールの15

追分ファームに移動してきて、ラバヤデールの15です。

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マーチS勝ち馬ソロルの半弟は、父がエンパイアメーカーに変わってどう出るでしょうか。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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地方オーナーズ

地方オーナーズ向けの展示が始まると、お客さんが一気に減るのはいつものことです。

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それでも、地方オーナーズも良い馬は多いんですよ。なにせ某元JRA調教師が「こんな良い馬を地方で走らせるのか?」と訝るほど。すると照哉さんが「最近は地方のレベルが上がって、これくらい出さないと太刀打ちできない」とおっしゃいます。そうなんですよ、皆さん。せっかく来たんですから、地方オーナーズの馬も見ましょう。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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ダンスインザムードの15

ホワイトハート……ではなく、ダンスインザムードの2015はノヴェリストの牝馬です。

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もちろんチャームポイントは額のハートマーク。競馬場のアイドルになりそうです。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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ステレオタイプの15

ステレオタイプの15。ロゴタイプの全妹です。

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社台ファームは、ようやく日差しが射し込んで暖かくなってきました。デインドリームの2015(父・フランケル)を一目見たかったのですが、まだ来日してないんだそうです。ガッカリ。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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バーベキュー

社台ファームでバーベキューです。今年はなんと白老牛を用意していただきました。

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美味しい肉とサッポロクラシックで手なずけられてから、馬たちを見ることになります。だまされないぞ、と己に言い聞かせながら食べて飲んでますが、きっとだまされちゃうなぁ。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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ホワイトハート

ホワイトハートです。前髪が額のハートマークを隠してしまってますけど、間違いなくかつての船橋のアイドルホース・ホワイトハートです。

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こちらはホワイトハートの初子となる牡の1歳馬。お父さんはなんとあのフリオーソです。

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この配合で船橋以外の競馬場で走らせるわけには参りません。船橋の調教師様、いかがでしょうか? セリに出しますので、ぜひともご一考下さい。

以上、宣伝でした(笑)

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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むかわ

おはようございます。むかわは曇空。路面が濡れているところを見ると、明け方また雨が降った模様です。 ホテルの窓から外を眺めていたら、キタキツネが!

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と、思ったら犬でした(笑) これから千歳に向かいます。途中、どこかでUSBメモリ買わないと。セイコーマートに売ってないかなぁ。

 

***** 2016/06/18 by SP *****

 

 

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2016年6月17日 (金)

ポーカーアリス

こちらはポーカーアリスの2015。アッミラーレの牡です。額のワラがチャームポイント。

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続いて、今年生まれたポーカーアリスの2016と、ポーカーアリス本人の登場です。

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子馬の方はトゥザグローリーの牡馬。お母さんはなぜかアカンベしてます。 ネット環境が芳しくないため、スマホからの投稿が続きそうです。ご了承ください。 せっかくパソコン持って来たのに……。

 

***** 2016/06/17 by SP *****

 

 

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放牧

雨が上がって放牧です。

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昨日からずっと厩舎で過ごしていた子馬たちは、元気が有り余ってます。

 

***** 2016/06/17 by SP *****

 

 

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セイコーマート

セイコーマートです。

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ホットシェフのおにぎり「豚そぼろマヨ」は新製品ではないですかね。マヨネーズ味のそぼろが温かいご飯に合います。

北海道は雨。しかも寒い。車のエアコンは「暖房」です。wobbly

 

***** 2016/06/17 by SP *****

 

 

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2016年6月16日 (木)

ロングの馬たち

ロングはいったいどこへ行ってしまったのだろう―――。

遠くの空を見つめながらそんな風に呟くファンは、さすがにいまい。だが私には、かつて冠名「ロング」、すなわち中井オーナーの所有馬を追いかけた時代があった。菊花賞3着のロングイーグルにエリザベス女王杯優勝のロンググレイス。小林稔厩舎1~3着独占のダイヤモンドSで3着に入ったのはロングシンホニーで、ロングアポロンは障害戦で長く活躍した。七夕賞を勝ったロングカイウンも2400~2500m戦で4勝を挙げている。

彼らはその名の通り「長い」ところを得意とし、長距離レースで存在感を示した。そこが格好良い。ところが、相次ぐ距離体系の見直しにより長距離レースは姿を消す一方。それとまるで歩調を合せるかのように、ロングの馬たちを見る機会も減ってきた。現時点でJRAに登録されている冠名「ロング」の馬は4頭しかいない。

今週の東京メインは、JRAではこの世代初めてとなるダートの重賞・ユニコーンS。2007年のこのレースを勝ったのは、武豊騎乗のロングプライドだった。いまのところ、これがサクラローレル産駒による最後のJRA重賞勝利であり、この勝負服による最後のJRA重賞勝利でもある。

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それにしても、あれは強い競馬だった。4コーナーでは9番手。直線で外に出されてもなかなか伸びてこない。あと100。ダメか……。そう思った瞬間、矢のように伸びて先頭のフェラーリピサを差し切ると、武豊騎手の左手が挙がった。

Long 

1600mでこんなに強いのなら、2000mではどれだけ強いのだろう。なにせ父はサクラローレル。しかも「ロング」の冠名を戴く馬である。そう思ったのは私だけではないのかもしれない。続く大井・ジャパンダートダービーでは単勝1.5倍の圧倒的人気を集めた。だが、結果は3着。武豊騎手は首をひねった。私も首をひねった。毎年カネヒキリ級が誕生するわけではない。それは分かっていたつもりである。それでも期待してしまうのは競馬に関わる人間の性(さが)としか言いようがない。

 

***** 2016/06/16 *****

 

 

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2016年6月15日 (水)

記録にはケジメを

昨年11月、高知競馬のエーシンアクセランは通算49勝の成績を引っ提げて現役を引退した。通算162戦、現役生活は実に9年間に及ぶ。勝てなかった年はないというのも、また素晴らしい。

だが、それを「サラブレッド勝利数の日本記録」と大々的に報じたことには違和感を覚えた。たしかにそうかも知れない。ただ、報じ方として、それは正しいか。

かつて中津競馬のカンテツオーが37勝目を挙げた時にも、「日本記録ではないか?」と騒がれたことがある。少なくとも戦前の中央で活躍したコイワヰは82戦45勝の記録を残していたはず……。いや、それ以前に地方競馬の―――それも中津の―――記録を、「日本記録」と言い切ることに大きな疑問を抱いた覚えがある。

カンテツオーは1986年のオールカマーに招待されるも、勝ち馬から4秒も離されたしんがり負け。そういう事実も手伝って、以来私はこんな信念を抱くようになった。

「国や地域によって、レベルやルールに差違がある競技間の記録を同一視すべきではない」

Dirt 

同じことは野球にも言える。何が言いたいか。そう、イチロー選手によるメジャー最多安打記録へのカウントダウン報道である。

56試合連続安打のメジャー記録を作ったジョー・ディマジオは3A時代に61試合連続も記録しているが、この記録が表舞台で語られることはない。記録にはそれぞれのサークル内でこそすっきり収まるものもある。イチロー選手本人も、「ボクの場合はそういうのが面倒くさい」と違和感を隠そうともしない。そもそも報じる側からして“メジャー”最多安打記録と書いて、それをおかしいと感じないのだろうか。NPBはいつからメジャーリーグになったのか。

News 

相対的レベルの差もあり、かつその開催形態やルールすら微妙に異なるリーグの記録を、陸上や水泳の記録のように扱うべきでない。競馬も同じこと。開催日数や賞金体系が大きく異なる競馬場間の記録を、画一的に扱うのはどう考えても無理がある。

エーシンアクセランの記録も、カンテツオーの記録も、そしてもちろんイチロー選手のNPB1278本、メジャー2977本の安打記録も、その枠内においては、誇るべき偉大な記録であることは言うまでもない。偉大であるからこそ、報じる側にはその扱いにけじめを忘れて欲しくないのである。

 

***** 2016/06/15 *****

 

 

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2016年6月14日 (火)

函館競馬復路問題

北海道新幹線が開通して間もなく3か月。乗車率が芳しくないというニュースは、最近ではニュースにさえならなくなった。折しも今週からJRA函館開催がスタート。新幹線開業の効果を探ってみたい。

関東在住の競馬ファンがもっとも気にするのは、羽田からの飛行機利用との差であろう。そこで、神奈川にある私の自宅から函館競馬場に向かう場合の、航空機利用と新幹線利用の所要時間と運賃を比較してみた。

【航空機利用】
自宅を5時に出発。大井町線、京浜東北線、京急線、エアドゥ057便、タクシーを乗り継いで8時半に競馬場に到着。所要時間は3時間半で運賃は29,513円(タクシー料金は1,500円を想定)。

【新幹線利用】
自宅を5時半に出発。田園都市線、丸ノ内線、北海道新幹線、はこだてライナー、市電を乗り継いで12時に競馬場に到着。所要時間は6時間半で運賃は23,640円(指定席料金は閑散期を想定)。

やはり東京から函館競馬に向かうのに新幹線は不向きであることが判明。まあ、だいたい予想はついてましたけどね(笑)

函館空港が競馬場の近くに立地するのに対し、新函館北斗駅はとにかく市街地から遠すぎる。競馬場への直通バスでも出してもらわないと、とても勝負にならない。しかも、一見すると新幹線が優位に立つ運賃にしても、割引チケットを利用すれば航空機利用でも2万円を切る。少なくとも往路はこれまで通り航空機利用が良かろう。

Padock 

だが、函館競馬遠征の最大の問題点は復路にある。なにせ日曜夜に函館を出発する便はことごとく満席。運よく席が取れたとしても、空港では顔見知りの調教師が困り果てた表情でキャンセル待ちをしてたりする。それを横目にそしらぬ顔してゲートをくぐるのは、いつものことながら気まずい。さらに乗ったら乗ったで、隣の席が競馬関係者であることもザラ。羽田空港まで気の抜けぬ1時間半を過ごさねばならないと思えば、せっかくの旅の風情も台無しになってしまう。

なら日曜の夜も函館に泊まってしまおうではないか! ゆっくり温泉に浸かって馬券の反省をしつつ、漁火を眺めて地酒と一緒にイカのお造りなどを味わう。これ以上の贅沢などそうはあるまい。それで翌朝は一番機で東京に戻り、そのまま仕事場へ向かうのである。これこそが旅打ちの本分であろう。

ところが、函館発の一番機が羽田に到着するのは、なんと10時半過ぎであった。これではいくらなんても仕事に間に合わない。サラリーマンの夢はここで儚く潰える。

ならば、ここでこそ北海道新幹線の出番ではあるまいか。

函館18時発のはこだてライナーに乗れば、東京行きの最終列車に乗ることができる。東京着は23時ちょい過ぎ。さすがに満席ということはあるまい。なにせ乗車率20%台の路線である。ここで我々が乗車率アップに貢献すれば、JR北海道や道の関係者に感謝されてしかるべき。新函館北斗駅からの直通バス運行が無理でも、1000円分の馬券提示で缶ビールがもらえるサービスくらいあっても良いと思うのだが、どうだろうか。

 

***** 2016/06/14 *****

 

 

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2016年6月13日 (月)

ルーキーたちの夏

昨日の東京競馬場。

「藤田菜七子騎手を見てみたい」という娘に付き合って、朝イチのレースから東京競馬場に足を運んだ。安田記念が終わり、2歳競馬も始まれば、気分は既に夏競馬。朝の空いた競馬場でのんびり競馬を眺めるのも悪くない。

―――と思って正門をくぐってみれば、パドック周辺は既に人の山ができているではないか。何の変哲もないダート1400mの3歳未勝利戦。なのになぜ?というのは愚問。この人だかりこそ、菜七子騎手出場の証にほかならない。いったいこのフィーバーはいつまで続くのか。

前回、彼女が私の関係馬を差し切った時(※5月28日付「負けた相手は」参照)は、薄暗い地下馬道での挨拶だけだった。こうして明るい陽射しのもとで彼女を見るのは、実際には初めてのこと。最近よく耳にする「美人すぎる~」というキャッチフレーズは多分に盛られ過ぎの感が強いが、パドックで拝見した限りでは、確かに目鼻立ちは端正で、色白の頬が少しばかり紅潮し、うつむき加減の姿勢からは奥ゆかしさも漂い、なるほどこれならファンが惹かれるのも頷ける。私の娘も先ほどからスマホでの撮影に余念がない。

Nanaco 

実はこの1レースには私の知り合いの馬も出ている。前走の成績からすれば勝ち負けできなくもなさそう。様々な期待が渦巻きつつゲートは開いた。

菜七子騎手のバースデイは最後方、私の応援する馬は中団を進む。だが、直線に向いても前との差は縮まるどころか広がる一方。内から抜け出したのはアキノバレリーナ。ゴールと同時にガッツポーズが飛び出した。3歳未勝利戦では珍しい。

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出馬表を見ると鞍上は「菊沢一樹」とある。こちらも菜七子騎手と同じく今年デビューした新人ジョッキー。これが3勝目となった。ガッツポーズの理由は分からぬが、デビューから3か月も経たない新人ジョッキーが、戸崎圭太や福永祐一という一線級と対戦し、こうして勝てるあたりは、競馬というスポーツの特殊性であろう。父で師匠の菊沢隆徳調教師が騎手としてデビューしたのは1988年のこと。3勝目を挙げたのは6月末の札幌だった。一樹騎手の方がちょっとばかり早い。慌てることはない。

他にも昨日は坂井瑠星騎手が阪神8Rを、一昨日も荻野極騎手が阪神7Rをそれぞれ勝った。以前、このブログでは「今年の新人が誰も勝たない」と嘆いたこともあるが、あれから状況は一変しているようだ。パイの少ない2場開催で勝利を重ねる新人たちを目撃すれば、今年のルーキーたちのレベルの高さを痛感しないわけにはいかない。昨日の東京8Rで人気薄を2着に持ってきた木幡巧也騎手などは、すでに11勝をマーク。ひょっとしたら大物かもしれない。それも本格的なローカル開催に突入すれば分かるはずだ。

ちなみに1レースの菜七子騎手&バースデイは8着。私の応援していた馬は半馬身差の9着だった。菜七子騎手が私にとっての鬼門になりつつある。困ったもんだ。

 

***** 2016/06/13 *****

 

 

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2016年6月12日 (日)

急仕上げ

「体重とか腹囲とか、外側は悪くないけど、中身が伴ってません。ひとことで言えば急仕上げですね。」

採血やエコー、心電図に胃内視鏡といった数々の検査を経た人間ドックの掉尾を飾る面談の席上、医師はモニター画面を見ながら私にそう告げた。大井で東京ダービーが行われた、その翌日のことである。

「数字を見ただけで分かるものなんですか?」

「分かりますよ、そりゃ」

だとしたら、素直に負けを認めざるを得ない。4月から5月はただでさえ酒席が増える時季。そこに競馬のビッグレースが続くから、勢い外食も増える。安田記念のモーリスばりの急仕上げあることに、私としても異論はない。

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「おそらくこの10日間くらいかな。きっとあなたなりに努力され、つらい思いもされたのでしょう。ほとんどの検査項目で、ギリギリセーフの値になってますから。でもこれでは、普段の生活に戻った途端ほとんどの検査項目がアウトになってしまう」

図星であった。日本ダービーが終わってからは酒のかわりに黒ウーロン茶をガブ飲みし、普段より長い距離を歩いて、揚げものは口にせず、ライスお代わり自由の店に入っても涙を呑んで最初の1杯に留めてきたのである。さらに念には念を入れて、ドックの前夜は夕食を抜いてきた。大井競馬場で何も口にしないなんて普通なら考えられない。しかし、そのおかげで体重は昨年とほぼ同じという快挙を達成した。それを祝って、これからただちに東銀座のメガ盛りの聖地『蘭州』へと向かい、肉丼の大盛りを平らげてやろうと目論んでいる。通常サイズの6倍はあろうかという肉丼こそ、祝いの膳にふさわしい。

「今日これが終わったら、お腹いっぱいになるまで食べようと思っているでしょう。それがいけない」

「…」

「ま、ともかくこれ以上太目残りにならんことですね」

私の頭の中で『蘭州』が遠のいていった。

「あの、ところで、先生は競馬おやりになっています?」

「えっ? えぇ…。なんで分かるんですか?」

「分かりますよそりゃ」

そんなわけで、24時間ぶりに口にする食事は、豚焼肉が大量に乗ったどんぶりではなく、レタスが大量に乗ったどんぶり。

Tsune

いや、実はこの下にはうどんが隠れている。ここは『蘭州』の近くにある『大常うどん』。写真はそこのレタスうどん。もともと八百屋さんだけあって野菜が美味いと評判の一軒だが、さすがにレタスうどんというのは私も初めて食べた。「もっと野菜を食え」と言われたばかりなんでね。うどんが美味いのがせめてもの救いだが、毎度人間ドックはヘコむなぁ。

 

***** 2016/06/12 *****

 

 

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2016年6月11日 (土)

日本ダービーに思う

東京ダービーに続いて日本ダービー当日の話。

フジビュースタンド7階エリアには、馬主席とは別に椅子とソファが配されている。ところが、私が10時前に競馬場に到着すると、椅子という椅子、ソファというソファの上には何かしらのモノが置かれていた。いわゆる「席取り」である。先に到着していた釧路馬主によれば、8時半の時点で既に“満席”だったという。

それでも、鞄のような手荷物が置いてあるというのならまだ分かる。そこに置いてあるのは、レープロ、新聞紙、マークカードの類。ついで、ハンカチやポケットティッシュ。中にはお菓子の箱なんてのもあった。中身は入っているのかしらん。新聞紙などは、ご丁寧に1枚ずつ破ったものを、ひとつひとつの椅子に順番に置いてある。もう呆れて言葉もない。

Chair 

「馬主席」なんて気取って言ってみても、ダービー当日は決められた席を持たぬ人たちでごった返す。むろん私もその一人。だが、私は最初からそのつもりで競馬場に行っている。馬券を買ってレースを見るのに椅子は決して不可欠ではい。昔からそうだった。朝イチで場外に行けば、メインレースまで立ちっぱなしで過ごすことなどザラ。トウカイテイオーのダービーは8時頃に競馬場に到着し、スタンド3Fの“手すり”が確保できて、「良い“席”が取れた」と喜んだ記憶がある。だから、ここでは「座りたかった」などと言うつもりはない。

私はただ「みっともない」と感じたのである。

仮にも馬主席ではないか。晴れのダービーデーにそこに集う紳士淑女の、これがすることか―――。それを思うと、みっとなくて、そして情けないのである。

一般席ではもっといろんなことが起きている。オークス当日から並び続けている人がいるのだから、そりゃあトラブルもありますよ。私が頑張っていた頃は、ガムテープを端から端までびーっと貼って1列分の椅子を確保するツワモノがいた。それが最近では前後2列で席を取る輩がいると聞く。なぜか。前に人がいない方が見やすいから。7晩も泊まれば、こういうことをやっても許されるらしい。ダービーの徹夜組は再び増加の傾向にある。

Derby 

我が国の陸地面積は、地球上の陸地のおよそ1/400でしかない。しかもそのうち7割が山林で、残されたほんのわずかな平地に1億を超える人間がひしめき合って住んでいる。こんなメチャクチャな土地利用をしている国民は、世界中でおそらく日本人のみであろう。その特殊な住環境が、花見でも、花火大会でも、運動会でも、「とりあえず場所取り」という世界でも類を見ない国民性を生み出したのではあるまいか。でなければ、座りもせぬ椅子まで欲しがる理由を説明できない。

アスコットやロンシャンでこのような席取りを目撃したことは一度としてない。誰もいない席に新聞紙が置いてあれば、それはゴミ。当然であろう。なのに日本では、新聞紙を勝手に動かしたりすればトラブルになる。ダービーデーにトラブルは相応しくない。馬主席ならなおさら。それでせっかくの椅子は新聞置き場に成り下がる。ただ、それをJRAの無策となじるつもりはない。なぜならこれは「競馬ファンの」ではなく、どう考えても日本人の問題だからだ。

年間を通してもたかが1日だけの話。されど年間を通してもっとも特別な1日の話でもある。

 

***** 2016/06/11 *****

 

 

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2016年6月10日 (金)

東京ダービーに思う

「前走JRAで勝ってて南関転入してダービー出走出来るの?」

「そもそもJRAから南関東への転入したばかりの3歳馬が東京ダービーに出ていいの?」

(※いずれも原文ママ)

レースが終わり、東京ダービーの表彰式が始まるのを待っているちょうどその時、似たような質問のメールが相次いで私の携帯を鳴らした。ちなみに昨日も別の方から口頭で同じ質問を受けている。3人とも競馬にはすこぶる詳しい。むしろ、そういう人こそが戸惑う東京ダービーだったということか。ともあれ先日の東京ダービーは、南関東初出走となるバルダッサーレが7馬身差の圧勝。JRAからの転入緒戦で、いきなり南関東3歳馬の頂点に立った。

まずJRAから転入してきた3歳馬がダービーを勝つこと自体は、過去になかったわけでもない。そもそも第1回東京ダービー(当時のレース名は「春の鞍」)の勝ち馬ローヤルレザーからしてJRAからの転入馬だった。その後、オートネ(1956年)、セイシヨウ(1959年)、マカニビスティー(2010年)らがJRAから転入したのちに東京ダービーを勝っており、今回のバルダッサーレは通算5例目となる。

多くの人が感じた戸惑いの原因は、むしろ南関東未出走馬がいきなり東京ダービーに出走してきたことにあろう。だが、こちらも例がないわけではない。2012年にはプーラヴィータとメビュースラブの2頭がJRAからの移籍初戦で東京ダービーを走り、プーラヴィータの方はプレティオラスの2着に好走している。いずれ転入緒戦で東京ダービーを勝つ馬が現れるであろうことは、この時から既に囁かれていた。

バルダッサーレがJRAのオープンクラスで活躍していたり、交流重賞に出走した経歴でもあれば、戸惑いの声ではなく、盛り上がりの歓声が聞こえたかもしれない。しかも都合の悪いことに、手綱を取ったのは金沢所属の吉原寛人騎手。さらに2着に飛び込んだのがブービー人気のプレイザゲームとあっては、レース後のバックヤードやスタンドが静まり返るのも無理からぬ話。せっかくのウイニングランも、なぜかバルダッサーレが全力でスタンド前を駆け抜けてしまったから、ファンは拍手を送る暇もなかった。ある意味では歴史的な東京ダービーだったと言える。

Tokyoderby 

だからと言って、JRA転入馬に出走制限をかけたり、転入そのものを制限しろという議論は拙速であろう。馬の適性を見極め、それに応じた遠征や移籍を決断するのは、馬に関わる者の責務である。かつてのように、全国各地の競馬場の中だけで、すべての競馬が完結するような時代ではない。エイシンヒカリがイスパーン賞を勝って、ラニはベルモントSに挑み、マカヒキが凱旋門賞を目指そうかというこのご時世。馴染みのない馬や騎手が登場する機会は、大井に限らずこれからますます増える。南関東の厩舎関係者は、それに負けぬような馬を作るしかない。それが自然と競馬のレベルアップに繋がる―――。そう信じたい。

同様にファンも対応を迫られよう。バルダッサーレを含め、3歳春にJRAから転入して東京ダービーを目指すのは、だいたい同じオーナーの所有馬である。ならば、それを踏まえてJRAの競馬を見るようすればよい。真冬の中山ダート1800mの未勝利戦が東京ダービーに繋がるかもしれない。そう思えば未勝利戦を見る目も変わってくる。それが自然と馬券のレベルアップに繋がる―――。そう信じたいが、そればかりは分からないなぁ……。

 

***** 2016/06/10 *****

 

 

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2016年6月 9日 (木)

てんぷらカレーライス

あれはオークスの週だっただろうか。府中本町の『厨』でカレーうどんを食べたのはたしか火曜日だった。

Kuriya

その翌日は駒澤大学近くの『中川屋』でカレーうどんを食べ、

Nakagawa 

さらに次の日には横浜の『古奈屋』でカレーうどんを食べた。

Konaya 

まだ5月だというのに、あの週の東京は真夏を思わせる暑さが続いていた。いったい日本の四季はどうなっているのか。ともあれ、人は暑くなれば自然とカレーを欲するという説を私は支持する。意識しているつもりはないのに、あの週はカレーうどんばかり食べていた。

そこでさらに気づいたことがある。この3杯のカレーうどんに共通していること。そう、天ぷらの存在である。カレーのトッピングと言えば誰もがカツを思い浮かべるはず。中でもトンカツはその最たるものであろう。だが、ひょっとしたら天ぷらの方がカレーに合うんじゃなかろうか。でなければ、名店と名高い店のカレーうどんに例外なく天ぷらが添えられているはずがない。しかも食べてみれば実際その天ぷらは美味いのである。

そこで私にはある考えが浮かんだ。だが、浮かんだまでは良いが、それを実践するのに適当な場所がない。さて、どうしたものか。あれからずっと悩んでいたのだが、東京ダービーで訪れた大井競馬場隣のショッピングモール「ウィラ大井」に、ついにそれを見つけたのである。

それがこちら。

Foodcoat

『すき家』と『瀬戸うどん』が並ぶこちらでは、イートインコーナーは共同利用の形態がとられている。なので、まず『すき家』でポークカレー(並)を買い、

Sukiya

続いて隣の『瀬戸うどん』で天ぷら(エビ天、かぼちゃ天、舞茸天)を購入し、

Seto

その天ぷらをカレーにトッピングするとこうなりました。

Tencarry

じゃじゃーん! 「天ぷらカレーライス」の完成です。そそり立つエビ天がなんとも壮観ではないか。見た目に負けず劣らず、味も最高に違いない。こりゃあ、きっと大発見になるゾ。

……と思って食べ始めてみたものの、むむむ……。なんとも微妙だなこりゃ。エビもかぼちゃも舞茸もカレーライスの具に普通に使われるし、普通の塩ではなく「カレー塩」を付けて食べさせる天ぷら屋さんだってある。カレーと天ぷらの相性は良いはず。……なのに、おかしいなぁ。

はっきり言えば味が足りない。つまりカレーうどんの天ぷらが美味しいのは、カレーだけではなくそこにダシが含まれているということか。冷静に考えれば当たり前の話だ。大発見は単なる浅知恵に終わった。カツカレーを考案したとされる千葉茂氏(※諸説あり)はつくづく凄い。

とはいえ、三軒茶屋には「天ぷらカレー」をウリにするカレー専門店があるのだとか。私の浅知恵と何が違うのだろう。これは近いうちに行ってみなければなるまい。

 

***** 2016/06/09 *****

 

 

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2016年6月 8日 (水)

神の挑戦

今年も東京ダービーの夜がやってきた。1年以上に及ぶ激戦をくぐり抜け、ついに晴れの舞台に辿り着いた15頭に、まずは拍手を送りたい。

Padock 

驚いたことがある。東京ダービーの前日発売オッズ。羽田盃優勝のタービランスと同2着のトロヴァオが共に単勝3.1倍で1番人気を分けた。しかし驚いたというのは、そのことではない。さて3番人気はどの馬だ? 羽田盃3着のジャーニーマンではない。トライアル東京湾カップ優勝のディーズプリモでもない。強いと評判の桜花賞馬・モダンウーマンでもなければ、そのモダンウーマンを東京プリンセス賞で破ったリンダリンダでもない。

前日発売で単勝6.5倍の3番人気は、なんと羽田盃で9着に大敗したアンサンブルライフだったのである。

ダービーは何が起こるか分からないレース。私だってそれを嫌と言うほど味わってきた。波乱の決着は数知れない。しかしそれでも人気の順序というものがある。

なぜそんな現象が起きたのか。理由はひとつしか考えられない。みんなアンサンブルライフの手綱を取る的場文男騎手のダービー制覇を願っている。前売りで単勝を買うほどの熱心なファンならなおさらであろう。先日行われた日本ダービーでも、馬連の1番人気はマカヒキ&サトノダイヤモンドの組み合わせだったのに、単勝1番人気は蛯名正義騎手のディーマジェスティだった。ダービーという特別なレースでなければ、このような現象は起きない。

通算6876勝を誇る“大井の神様”は、今年でダービー挑戦35回目。そのうち2着は9度を数える。その回数からして、既に神がかっている。なのに、なぜか勝ちがない。たとえば大井には大井記念というビッグタイトルもあるが、こちらはなんと9勝もしている。それなのに、なぜ……? みんなが首をひねる。ダービーの神秘。誰もが神が輝く瞬間を心待ちにしている。

だからスタートからタービランスの直後にピタッとつけて1コーナーを回った時は、「おおっ!」と声が出た。だが、それも一瞬のこと。勝ったのはバルダッサーレ。強いダービー馬の誕生にはとりあえず拍手を送らねばなるまい。彼には2000mを2分06秒9で走る速さと、向こう正面から捲り上がっでもバテない強い心臓と、そしてほんのわずかばかりの運があった。一方、的場騎手35回目のダービー挑戦は13着。もとより入着など狙っていないのだから、負けるならこれくらい負けてくれた方がすっきりする。その潔さにいちばん大きな拍手を送りたい。

こうして神の挑戦を見続けられること自体が、ファンの喜びだという声があるのも事実。それを頭ごなしに否定するつもりもないが、的場騎手には通算7000勝、そしてその先にある日本最多勝記録7153勝への挑戦も残されている。そういう意味では来年こそ悲願達成を見たい。60歳でのダービー初制覇となれば空前にして絶後の記録であろう。

 

***** 2016/06/08 *****

 

 

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2016年6月 7日 (火)

エプソム遥かなり

東京は2日連続でどんより曇った空模様。朝方には一時的だが細かい雨も降った。関東も梅雨入りが近い。

今年で33回目を迎えるエプソムカップは、英国はエプソム競馬場で行われる「ザ・ダービー」とほぼ同時期に行われてきた。だから当然梅雨の影響を受けやすい。1999~00年連覇のアメリカンボスも、03年と04年で連覇を果たしたマイネルアムンゼンも、どちらも道悪を苦にしないタイプだった。さに07年の優勝馬エイシンデピュティは、その1年後に重馬場で行われた宝塚記念を制しているし、昨年の勝ち馬エイシンヒカリも極悪馬場のイスパーン賞を圧勝したばかり。エプソムカップでは切れる脚よりもパワータイプの馬を見出したい。

Epsom 

ならば欧州血統の馬がよかろう―――。そう思って今年の出走予定馬の血統を眺めて驚いた。登録19頭すべてがサンデーサイレンスの孫なのである。その内訳は直系15頭に母経由が4頭。ダービー発祥の地「エプソム」を戴くレースとして、これはあまりに皮肉な出来事ではなかろうか。ディープインパクトも、ハーツクライも、マンハッタンカフェも、欧州遠征の経験を持ちながら、エプソム競馬場での出走経験はない。そこはやはり聖域なのである。

2002年のエプソムカップを勝ったジョウテンブレーヴの父はダンシングブレーヴ。その7年後のエプソムカップを勝ったシンゲンの父はホワイトマズル。ダンシングブレーヴとホワイトマズルの両者は親子でもあるが、どちらも一度ずつエプソム競馬場の出走経験を持つ。ダンシングブレーヴがダービーでシャーラスタニに敗れたシーンはあまりに有名。ホワイトマズルも4歳緒戦のコロネーションカップでアップルツリーの5着と敗れた。「エプソムで勝つことはエプソムカップを勝つことよりもずっと難しいんだよ」。アカンベをしながらホワイトマズルがそう言っている―――ような気がする。

White 

安田記念が非SS系種牡馬の決着だったことに倣い、エプソムカップでも非SS系種牡馬の産駒を買ってみるとしようか。オリオンザジャパン(父クロフネ)、サトノギャラント(父シンボリクリスエス)、ダービーフィズ(父ジャングルポケット)、そしてフルーキー(父リダウツチョイス)の4頭。なんかそれほど悪くない気がする。

だが、そう思いつつ過去32回の優勝馬の年齢を調べていたら、嫌なデータを見つけてしまった。

 4歳 20勝
 5歳 11勝
 6歳  1勝

オリオンザジャパン、ダービーフィズ、フルーキーは6歳。サトノギャラントに至っては過去に優勝例のない7歳である。これは困った。それというのも、エプソムカップの出走馬がエプソム競馬場とは無縁の血統ばかりになってしまったせいだ。やれやれ。

 

***** 2016/06/07 *****

 

 

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パーティーの始まりだ!

ついに今年もコレが届きました。

Catalog 

悩ましくも楽しい逡巡の日々がスタートします。

 

***** 2016/06/07 *****

 

 

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2016年6月 6日 (月)

シンゲン&ゴールドアグリ

最近は、競馬をほったらかして千葉まで馬を見に行っている私だが、それではイカンとばかりに先日は一念発起して茨城まで足を延ばした。まあ、やっていることは同じですけど。

美浦近郊の育成施設をぐるりと回り、見学やら挨拶やらをひとしきり済ませてから、どうしても行きたい牧場があった。美浦トレセンのすぐ近くにあるムラセファームさん。こちらにエプソムカップなど重賞3勝のシンゲンが乗馬として繋養されているのである。

Singen 

シンゲンの現役時代は骨折との闘いであったと言っても過言ではあるまい。2歳12月の新馬デビューから11歳5月の新潟大賞典まで現役期間は実に8年半にも及ぶが、その間5度の骨折に見舞われた。3か月以上の休養期間を単純に合算すれば49か月。なんと4年分に相当する。

それでも陣営が「待てた」のは、能力の高さによほど惚れこんでいたからであろう。なにせ骨折休養明けでは(3,1,0,1)と抜群の成績を残した。2009年のオールカマーは11か月ぶりをものともせずドリームジャーニーを一蹴。脚元が丈夫ならその強さは計り知れない。

Sin_2 

シンゲンは元気に暮らしていた。ニンジンを持って近づくと「早くよこせ!」とばかりに前掻きして、ヨダレが止まらなくなる。手に取って一本やると、あっと言う間に噛み砕いて、「もっと!」とまた前掻きしてもっとヨダレを垂らす。なんと言うか。実にカワイイ。今年13歳。背っ垂れの体型は現役時代からのことだから仕方ないが、この食欲を見ればまだまだ若い。その額を撫でて今週のエプソムカップの必勝祈願をさせていただいた。

こちらにはもう一頭JRAの重賞勝ち馬が暮らしている。2006年の新潟2歳Sの覇者・ゴールドアグリ。あの勝利はタニノギムレット産駒の初重賞勝利でもあった。たまたま知り合いの持ち馬だったこともあって、日本ダービーでも応援したけど、同じタニノギムレット産駒のウオッカに歯が立たなかったことは、今となっては良い思い出である。

Aguri 

ゴールドアグリもニンジンを欲しがるのだけど、食べ方が下手なのか、バリバリ砕いてほとんどを床に落としてしまう。「あ~あ」と言いつつ、拾ってまたあげる。その繰り返し。ダービーだけでなく新潟の新馬戦にも応援に行ったんだよなぁ。それでも、こんなに近くで実馬を見たのは初めて。その目つきは驚くほどタニノギムレットに似ていた。よく分かっているつもりでも、近くで見なければ気が付かないこともある。茨城まで足を延ばしたかいがあった。

 

***** 2016/06/06 *****

 

 

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2016年6月 5日 (日)

28年ぶりの安田記念

「ディープインパクトだらけだな」

安田記念のパドックでそんな声が聞こえてきた。

圧倒的人気のモーリスこそスクリーンヒーローの産駒だが、それを負かさんとリアルスティールやサトノアラジンなど5頭のディープインパクト産駒が虎視眈々とチャンスを伺っている。実は昨年の安田記念には6頭、一昨年などは7頭ものディープ産駒が出走していたのだが、12頭立てに留まった今年は5頭でも割合的に多い。「ディープだらけ」と感じるのも頷ける。

それにしても例年フルゲート必至の安田記念が12頭立てとは驚きやしないか。安田記念の12頭立てというのは近年あまり記憶にない。調べてみれば1988年以来28年ぶりのこと。あの時はニッポーテイオーのあまりの強さに有力馬が続々と回避した。なら、今回もモーリスで仕方ないのだろうか。歴史は繰り返されるのである。

「東京のマイルならディープ産駒でいいんじゃね?」

そんな声も聞こえてきた。東京芝マイルでのディープインパクト産駒の強さは歴然としている。初年度産駒のリアルインパクトが3歳で挑戦したこの安田記念でいきなりGⅠ制覇を果たしたシーンは、まだ記憶に新しい。だからこそ、これだけのディープ産駒たちがここに集結してきているのであろう。もしモーリスを負かすとすれば、この5頭のディープ産駒のどれかであっても不思議ではない。

Logo 

それがまさかまさかのロゴタイプである。2着はかろうじてモーリスが粘った。外国馬を除いた11頭のうち9頭がSS系種牡馬の産駒で占められる中、たった2頭の非SS系種牡馬同士の決着だから言葉もない。先ほどのパドックの声の主はさぞや落ち込んでいることだろう。

Logo2 

ロゴタイプの父ローエングリンは、2003年と04年の安田記念で1番人気に推されたことがある。が、実際の成績は3着、5着と振わなかった。ロゴタイプは父の無念をも晴らしたことになる。社台ファームの関係者は感慨もひとしおであろう。しかも父を彷彿とさせる圧巻の逃げ切りときた。安田記念の逃げ切りというのは近年あまり記憶にない。調べてみれば、なんと1988年のニッポーテイオー以来ではないか。しまった。繰り返された歴史は、逃げ切りの方だったか。

 

***** 2016/06/05 *****

 

 

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間もなく!

T.ベリー騎手は、当面の相手が見える位置取りでレースを……いや、パドックに向かいます。

1465108432714 

果たしてG1レース5連勝は為るのでしょうか。

 

***** 2016/06/05 *****

 

 

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馬場回復

安田記念の東京競馬場。雨は朝のうちにあがり、先ほどからは雲の合間から日差しも届くようになりました。

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馬場状態も芝は「良」に回復。昨日跨がった騎手からは、「下がちょっと硬い」という声も聞こえていたので、ちょうどいい雨になったかもしれません。

 

***** 2016/06/05 *****

 

 

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2016年6月 4日 (土)

政治家馬主の運、不運

明日の東京6Rに出走するニガオエ(牝3)のオーナーは参議院議員の小川敏夫氏。来月の選挙で改選を迎える小川氏にすれば、勝って景気付けと行きたいところかもしれないが、同馬の成績を見る限りそこまで望むのは難しいだろうか。むしろ私なら着順よりも単勝の得票数が気になってしまう。

馬主に政治家は珍しくない。なにせ我が国における馬主第1号は明治の元勲・西郷従道である。言わずとしれた西郷隆盛の実弟は、日本人馬主として初勝利記録も併せ持つ。他にも首相経験者の馬主では伊藤博文と田中角栄が有名だし、参院議長を務められた藤田正明もトウショウのオーナーとして知られた。

田中角栄は短期間だが東京馬主協会会長も務めている。ただし、初入閣と引き換えに馬主資格を返上。すべての所有馬を夫人名義にした。それも本人は最後まで拒んでいたとされるが、当時の自民党長老の「大臣の椅子と馬とどちらが大事だ」の一言で諦めたという。直後に元所有馬のベロナがオークスを勝つのだから、競馬の神様は底意地が悪い。

政治家の馬主は体制側に限らない。重賞4勝、「走る労働者」の異名を取ったイナボレスは旧民社党・稲富稜人の所有馬だし、旧社会党委員長の上田清次郎は所有馬のダイナナホウシユウやダイコーターでダービー制覇に執念を燃やした。とくにNHK杯を勝った直後にトレードで獲得したダイコーターに関するエピソードは、「ダービーは金では買えない」のフレーズとともに知る人が多かろう。だが結局、最後まで上田の執念は実ることはなかった。政治家の運、不運は競馬にも反映している。

その一方で、最近何かとお騒がせのこの政治家は、あろうことかダービー連覇の栄誉に恵まれたことがあるのだから驚く。

1997年のサプライズパワーと、

Derby1997 

翌98年のアトミックサンダー。ただし写真は戸塚記念を勝ったときのもの。

Atomick 

日本ダービーではなく東京ダービーの話ではある。とはいえダービーであることに変わりない。相当の強運と言ってよかろう。だが、最近の都知事の置かれた境遇を見るに、運もツキっ放しというわけにもいかないようだ。東京ダービーまであと4日。

 

***** 2016/06/04 *****

 

 

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本日の東京競馬場

9時31分に入場。

1465001437011 

馬券を買って、

1465001438204 

9時36分に出場。

1465001439235 

これだけで入場料200円。ストレス溜まるわぁpout

 

***** 2016/06/04 *****

 

 

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2016年6月 3日 (金)

右か、左か

JRAの競馬場は右回りが7場に対して左回りは3場しかない。だが、GⅠレースとなると右回り12レースに対して左回りは10レース。一気にその差は縮まる。その一因にもなっているのが、先月から続く東京競馬場での5週連続GⅠ開催であろう。いやあ、長かったですねぇ。毎年のことだが財布が持ちませんよ。それも、ようやく今週の安田記念でフィナーレを迎える。

スプリントやマイルのGⅠが春と秋に行われるのは、興行的な側面もさることながら、右回りも左回りも関係のない普遍的な強さを求める理念の表れでもある。実際には、マツリダゴッホのように右回りが得意だという馬がいれば、イスラボニータやクラレントのようなサウスポーも存在する。なのにJRAのハンデキャッパーは、そういった左右の得意不得意をハンデに加味することはしないそうだ。

Tanabe 

それにしても、と思う。米国の競馬場はすべて左回り。我が国が範としたはずの英国にしても3分の2が左回りである。なのに、JRAでは2000年に新潟競馬場がようやく3番目の左回りコースとして生まれ変わったばかり。地方競馬に目を向けても、右回りが10場であるのに対し、左回りは4場しかない。思えば、旭川、上山、高崎、宇都宮、足利、福山、荒尾など、近年廃止となった競馬場にしてもことごとく右回りであった。我が国の競馬場にはなぜこんなに右回りコースが多いのであろうか。

日本における馬券発売を伴う近代競馬の嚆矢は、1861年に横浜の洲干弁天裏で行われたレース。ちなみにこの時のコースは直線のみだった。そしてその翌年、いまの横浜山下町に作られた日本最初の競馬場は、本場の英国に倣って左回りだったとされる。

その後、1866年に関係者の念願かなって本格的スタンドを備えた競馬場が根岸の丘の上に完成した。ここで話は昨日の根岸競馬場に戻ってくる。現在は公園となっているあの競馬場跡を訪れたことがある方なら想像できるだろう。あまりの起伏の激しさにどうしても左回りのコースがとれず、やむなく右回りにしたという逸話が残る。その後、各地の競馬関係者が根岸競馬場に倣って競馬場を造成したため、日本の競馬場には右回りが多くなった―――。どうやら、これがコトの真相らしい。

根岸競馬に倣った競馬場のひとつに目黒競馬場がある。この競馬場が右回りであったことは前に紹介した通り。だが、その目黒競馬場が移転して生まれた東京競馬場は原則左回りである。これについては、当時の東京競馬クラブの理事には外国人が多く、海外に倣って左回りに戻したとする説が有力。だが、それも先ほど書いたようにあくまでも「原則」に過ぎない。かつて東京競馬場の芝の1000m、1100m、1200m、およびダートの1000m、1100mは、右回りコースで行われていた。馬たちは向こう正面から2コーナーに向かってスタートを切り、1コーナーを右に回ってゴールを目指していたのである。

1962年のダービー馬・フェアーウインは東京コースで7戦して(4,1,2,0)と着外がない。これは典型的なサウスポーではないか―――と思ってよくよく見れば、そのうち3戦(1,1,1,0)は右回りコースでの成績だったりする。中山でも4勝を挙げていることを考えれば、むしろ得意なのは右回りだったのかもしれない。ちなみに、安田記念のモーリスは右回り8勝に対し、左回りは昨年の安田記念の1勝のみ。それもクビ差の辛勝だった。いや、まさか……、ねぇ。

 

***** 2016/06/03 *****

 

 

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2016年6月 2日 (木)

海を見ていた午後

5月21日付「中央フリーウェイ」に続き、再びユーミンの曲からひとネタ。

Dol 

「海を見ていた午後」の歌詞に登場するレストラン「山手のドルフィン」は、実際には根岸の旭台という場所に店を構えている。そこから見えると歌われる「三浦岬」が、実際には見えないこともファンの間では語り草だが、昔はそれを知らずに訪れてガッカリするファンも少なくなかったそうだ。実際に店内から見えるのは房総半島。「半島というより、岬という小ぢんまりした響きが歌に合っていたから」と、のちに松任谷由実さんは明かしている。

Dolphine 

『ドルフィン』を出て坂を上がり、T字路を右に折れると、左側に緑濃い森が現れる。そこは根岸森林公園。我が国最初の洋式競馬が行われた根岸競馬場の跡地としても知られる。今年は根岸競馬場開設150周年の節目の年だ。

敷地に入ると左手に「馬の博物館」。右手の馬坂(うまざか)を下ればパドックと厩舎が視界に飛び込んでくる。運良くマイネルキッツが放牧中であった。人懐っこい性格のようで、見物客の前から離れようとしない。よしよしと顔を撫でると、気持ちよさそうにぶーぶーと鼻を鳴らす。先客の御婦人3人組はこの馬が天皇賞馬だと知る由もあるまい。まあ、そんなことに興味もなさそうだけど。

Kits 

広大な緑の芝生が広がるかつての内馬場を歩いて向こう正面へ渡ると、3本の塔を持つ重厚な建築物が目の前に姿を現した。根岸競馬場一等馬見所の遺構。米国人J・H・モーガンの設計で、1930年に建てられたものだ。遠く東京湾と房総半島までも一望できるその眺望は、「日本一見やすいスタンド」との名声を獲得。その後は全国各地の競馬場スタンドのお手本となったという。

Stand1 

しかし、その見晴らしの良さが裏目に出てしまった。戦時色が強まると、「スタンドから横須賀の軍港が丸見え」という理由から、競馬場は海軍に接収されてしまう。『ドルフィン』から三浦岬が見えなくてガッカリする人もいる一方で、すぐそばの根岸競馬場は見えすぎて歴史の憂き目を見た。

Stand2 

スタンドは戦後米軍に一時的に接収され、その後は横浜市が管理している。優れた意匠の近代化遺産として文化財の指定を受けても良さそうな気がするが、今のところその気配すらない。廃虚同然のまま、ツタに覆われた壁面を晒す姿は見るにしのびないものがある。周囲は公園になっているが、そこに立っているのはなぜか私だけ。ほかに誰ひとりいない。遠くで犬が鳴いた。静寂があたりを包んでいる。まるで、このスタンドの周囲だけ時が止まっているようだ。

 

***** 2016/06/02 *****

 

 

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マイナンバーとセレクトセール

帰宅したら、社台さんからセレクトセールのお誘いパンフレットとマイナンバー提供依頼の書類がそれぞれ届いてました。

1464861770600 

馬を買ってもらって、賞金稼いで、その上で税金もちゃんと払いましょうね―――、ということか。私の所有馬ごときでは、国税さんが期待するほどの賞金を稼いでくれませんけどね。セレクトセールにも行こうと思っていたけど、選挙があるので行けませんわ。ちなみに選挙に立候補するわけではありません。念のため。

 

***** 2016/06/02 *****

 

 

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2016年6月 1日 (水)

振り向けばマイネル

今年の日本ダービーでは、ひとつ象徴的な出来事が起きていた。タテジマとバッテンの不在。すなわち、社台レースホースとサンデーサラブレッドクラブ所有馬の出走がなかったのである。法人としては別の組織であるが、会員は両クラブ共通だから実質的には同一クラブみたいなもの。少なくともどちらか一方のクラブが2002年から14年連続でダービーに所有馬を送り続けてきたその記録が、ついに途切れてしまった。

Padock 

会員にしてみれば、なんとも味気ないダービーだったに違いない。2年前に自宅に送られたあの分厚い募集カタログの中に、ダービー馬はおろかダービー出走馬も含まれていなかったことになる。

「当たりのないクジを引かされたようなもの」

そう呟いたのは古参の社台会員氏。ちょっと乱暴な言い回しだが、少なくとも本人がそう感じていたことは、紛れもない事実であろう。せっかくのダービーだというのに、まるで覇気がなかった。

サンデーについて言えばハートレーの戦線離脱が痛い。しかも昨年がダービー5頭出しだったから、どうしても急降下の印象を与えてしまう。そういう意味ではちょっと気の毒。一方ででキャロットクラブの躍進は見逃せない。今年のダービーでキャロットは3頭出し。ダービーでの染分帽は垂涎の的である。「同じ牧場なのに」という会員の不満は、いずれ大きな火種になりかねない。

Carrot 

むしろ心配なのは社台RHだ。現3歳世代の重賞勝ち馬はゼロ。ダービーの出走馬はおろか、ダービー当日の東京競馬場全レースを通じても出走馬がいなかった。ダービー当日にタテジマの勝負服を見ないなんて、ひと昔前なら考えられない。結果、JRAオーナーランキングでもシルクに抜かされて5位に転落。社台RHにとってダービーデーは屈辱の日となった。首位を争うサンデーとキャロットの背中は遥か遠く、よもやと思って振り向けば、ラフィアンがすぐそこまで迫っている。

折しも、各クラブは1歳馬募集の時期を迎える。社台グループでも既に募集馬のラインナップと価格は公開されており、明日には会員大注目の預託先厩舎が発表されるという。今年の募集リストの中に、再来年のダービー出走馬は果たして含まれているのだろうか? 会員が一年でもっとも頭を悩ます6月が、いよいよ始まる。

 

***** 2016/06/01 *****

 

 

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ファンを大切に

浦和競馬場パドックの馬主専用エリア。椅子はありますが屋根がありません。

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ここに座ってた馬主さんが「暑い!」と言って一般エリアに逃げていきました。一般エリアには椅子と屋根があるんですね。ファンを大事にする浦和競馬場で、まもなくさきたま杯が行われます。

 

***** 2016/06/01 *****

 

 

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