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2016年5月 2日 (月)

ダービーの秘密兵器を探せ

モーリスが香港チャンピオンズマイルを勝ち、日香の古馬マイルGⅠ4冠を完全制覇した。もはやアジアに狙うべきレースは無い。となれば次は欧州であろう。日本で生産され調教された馬が欧州のGⅠを勝つようなことがあれば、それは史上初の快挙である。

先日も書いたように、モーリスは2013年の北海道トレーニングセールで一番時計を叩き出して注目を集めた一頭だった。その調教タイムは21秒80-10秒93。2ハロン連続の10秒台はモーリス一頭だったと記憶する。今年のセールは今月23日に行われるが、今回のモーリスの勝利がセールに勢いをもたらすことは間違いあるまい。上場250頭(※現時点の予定)の中に、世界的マイラーが眠っている可能性もある。

ところで、そうなると昨年の一番時計馬の動向が気になるという方もいるのではないか。

2015年北海道トレーニングセールの一番時計は20秒77-10秒25。モーリスよりも速いタイムを叩き出したのは「プラススキー2013」というスェプトオーヴァーボード産駒の牡馬だった。その後、ライゾマティクスと名付けられて昨年7月の門別・スーパーフレッシュチャレンジ競走では、2着馬を2秒8も千切るという衝撃のデビューを飾っている。

続くブリーダーズゴールドジュニアカップではレース中に外傷を負って敗れてしまうが、直後の南関東転入緒戦は楽勝。「ハッピースプリント級か、それ以上」との声も上がった。だがその翌日に右前遠位端骨折が判明。全日本2歳優駿は諦めるしかない。クラシックに間に合うかどうか―――。そこは微妙なところだった。

そのライゾマティクスが、先週の浦和で復帰したのである。管理する小久保調教師は「まだ6~7分の仕上がり」と言うものの、実際には軽めの時計を3回出した程度。傍から見れば「5分にも満たないんじゃないか」とも思えた。それでも調教師は「無事に回ってくればいい」と自信満々。実際、レースはソロっとした出だしからジワっとハナ。1周目のゴール通過時に外からポッドブロンコに絡まれて多少エキサイトした瞬間もあったが、それをやり過ごしたあとは特に何もせぬまま4馬身差をつけて逃げ切ってみせた。まあ、強いこと。

Sakai 

結果を見れば、ここでは能力がまるで違ったとしか言いようがない。1分36秒1の勝ち時計は平凡とはいえ、今回のテーマは「無事に回ってくること」だったはず。そういう意味では良い始動戦だった。翌日も脚元には問題はなかったと聞く。東京ダービーへの望みは繋がった。注目の次走は大井のダービートライアル。羽田盃にも東京湾カップにも間に合わなかった以上、ダービーを目指すならここを勝つしかない。果たしてタービランスの強敵となり得るか。運命のダービートライアルは5月16日、大井11レースだ。

 

***** 2016/05/02 *****

 

 

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