« 東京でいちばん空いてるGⅠ | トップページ | 桜花賞馬の復活劇 »

2016年5月11日 (水)

はなまる

東京競馬場フジビュースタンド4階のうどん店『むぎんぼう』が閉店して、はや3ヶ月。その跡地に新たな店舗が入る気配はまだないが、フジビュースタンド2階ウエストホール『なとり』の跡地に、なんとあの『はなまるうどん』がオープンした。「むぎんぼうロス」に苦しむ貴兄にとって、少しは明るいニュースになるだろうか。

Hanamaru 

「はなまる」の東京進出は2002年の秋だったと記憶する。渋谷公園通りに開店した都内1号店が、行列のできる人気うどん店としてTVや雑誌に大きく取り上げられた。なんと30分待ちもザラ。香川の人は笑うかもしれない。しかしそれが当時の東京のうどん事情だったことも事実。ともあれ、あれから14年。ついに「はなまる」が競馬場にやって来た。

もともと安さが魅力のチェーンで、通常店舗では「かけうどん(小)」を130円という驚きの安さで提供している。それが競馬場ではどうなるか。さんざん食べて味は知っているのだから、どうしても興味は価格に向けられる。

結果はある意味驚くべきものであった。かけうどん一杯300円。競馬場全体の料金体系からすればきわめて安いが、通常店舗の倍以上だと思えば注文する声も若干上ずる。いや、待てよ。ひょっとしたら「中」(2玉)で出てくるのかもしれない。それならアリか。などとアレコレ考えるうちに目の前に出された丼がコチラ。

Udon 

やっぱ1玉でした。まあ、デフォルトが2玉では困る人もいますよね。

食べ終えた丼を返却口に戻し、そのまま列に並んでもう一杯注文。今度はぶっかけ(冷)にちくわ天をトッピングしてもらうことに。

Chikuwa 

通常店舗で300円のぶっかけは400円だった。ただし、トッピングのちくわ天は110円だったはずだが、ここでは逆に10円安い100円。おかげでこの一杯がちょうど500円に収まる。

競馬場の飲食店はどこも高めに料金設定をしていると思われがちだが、吉野家にせよ、モスバーガーにせよ、通常店舗と同じメニューについては値段を変えたりはしていない。外で食べても中で食べても同じ。むしろ閉店した『むぎんぼう』などは、メニューを工夫して通常店舗より安く提供していた。だからいっそう閉店が惜しまれるのである。

ただ、『はなまるうどん』からちょっと離れた場所では、従来からのそば・うどん店が営業を続けていることも忘れてはならない。その店の「かけうどん」は一杯340円。そんなところに大手チェーンが乗り込んできて、一杯130円で同じものを出されたらたまったものではない。300円という値段設定は様々な妥協が生んだギリギリのラインであろう。

だとしたら、何かしらの付加価値が欲しい。私の前に並んだ女性はスタッフに「冷たいかけうどんはできませんか?」と訊いて、あえなく断られていた。実際、はなまるの通常店舗でも「ひやかけ」は出してない。とはいえ暑くなるこれからの季節、冷たいかけうどんが食べたくなる気持ちはよく分かる。だったら競馬場限定で「ひやかけ」をやってみてはどうか。価格設定の理由付けにもなるし、巷の“はなまるファン”がわざわざ競馬場に食べにやって来る―――なんてこともあるかもしれない。

夏は冷たいうどんに限る。『むぎんぼう』は原則どのメニューも同じ価格で「冷やし」にしてくれた。ほどよく冷やされた、あのすっきりした味わいのダシが今となっては懐かしい。

 

***** 2016/05/11 *****

 

 

|

« 東京でいちばん空いてるGⅠ | トップページ | 桜花賞馬の復活劇 »

グルメ・クッキング」カテゴリの記事

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 東京でいちばん空いてるGⅠ | トップページ | 桜花賞馬の復活劇 »