« 木更津場外問題 | トップページ | 揺らぐ常識 »

2016年5月16日 (月)

馬産地千葉を盛り上げよう

始発の電車に揺られて千葉サラブレッドセールにやって来た。今年も大勢のお客さんが、ここ船橋競馬場に集結。南関東はもちろん、道営、JRA、はては佐賀の調教師まで来場されている。下の写真の右端にさりげなく写っているのは、JRAの超有名調教師のおひとり。大半の調教師が馬主と一緒にゴール前に陣取る中、スタンドのいちばん隅にたったひとりで座り、無言で双眼鏡を覗いていらした。言うまでもなくその眼は真剣そのもの。名伯楽の瞳に第二のモーリスは映っているだろうか。

Funabashi 

昨年はムーンレディの13が話題をさらったが、今年もディープインパクト産駒が上場してきた。ただ、予定では2頭いたはずなのに、1頭が取り消してしまったのは残念としか言い様がない。セール全体の盛り上がりに影響するし、何より実馬を見たかった。血統が血統だけに、いろいろと勘ぐってしまうのも良くない。

ともあれ唯一のディープ産駒は上場番号40番コージーロージの14。プレザントリーパーフェクト産駒の母は米重賞3勝で、GⅠイエローリボンSでも2着している。24.6-11.5のタイムは目立つものではないが、併せた相手が走らなすぎたから、これは仕方ない。落札額は8000万円。

40 

注目という点では、上場番号ダンスパートナーの14(牡・父ワークフォース)も負けてはいまい。果たしてこの血統で2歳のこの時期にどれだけ仕上がってくるのか。興味津々の調教タイムは25.7-11.4。セリには滅多に出てこないダンスパートナー産駒だけに、3700万円はお買い得かもしれない。

46 

個人的に狙っていたのは上場番号43番サヤカの14。芦毛の牝馬は重賞ウイナーを母に持ち、父は今をときめくスクリーンヒーローである。27.8-12.2という平凡なタイムにもかかわらず600万円で落札された。もうちょっと安くなると思ったんだけど……。千葉セリをなめてはいけませんな。

43

今年、1ハロン11秒を切ったのは63頭中1頭のみ。24.5-10.9をマークした上場番号57番ミルルーテウスの14(父ワークフォース)。ミルレーサーの孫という血統も込みで2700万円はお値打ち感がある。

57 

血統的視点と調教的視点の両面から楽しめるのが、この千葉サラブレッドセールの醍醐味でもある。ただひとつ残念なことは、もうひとつの楽しみでもある千葉県産馬の上場が、今年はなかったことだ。

かつて馬産王国だった千葉に、今では往時の面影を感じることはほとんどない。もとはといえば、その低迷を打開するために始められたのがこのセリだったはず。ちなみに昨年のセリでは、富里産のカントリーウーマンの13が1000万円という価格で取引された。フジマサキングの名で大井からデビューし、既に1勝を挙げている。今週木曜には大井のオープス中郷賞に出走予定である。千葉の馬産の灯を消してほしくはない。

 

***** 2016/05/16 *****

 

 

|

« 木更津場外問題 | トップページ | 揺らぐ常識 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 木更津場外問題 | トップページ | 揺らぐ常識 »