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2016年5月 9日 (月)

ネッシーは実在するか

ドゥラメンテとマカヒキが凱旋門賞への登録を済ませたと聞いて、さっそくウィリアムヒルのホームページをチェックすると、ドゥラメンテ11倍(日本流にいえば12倍)、マカヒキ17倍(同18倍)のオッズが示されていた。これを高いと見るか低いと見るか。感じ方は人それぞれであろう。なにせまだ5月。半年先のレースとなれば、そもそも出走するかどうかも分らない。

ウイリアムヒルで思い出した。サッカー日本代表の岡崎慎司選手が所属するレスターが、英国プレミアリーグで初優勝を果たし、そのオッズが5001倍にも及ぶとして話題になっている。

「ネッシー実在(501倍)」や「2017年までに宇宙人が見つかる(1001倍)」、果ては「エルヴィス・プレスリーが生きていた(5001倍)」などを見るに、レスターの優勝は「起こり得ないこと」という扱いをされていたわけだが、それが実現したのだからサッカーに詳しくない私でも、とてつもないことが起きたのだと思わないでもない。

一方で、一昨年のサッカー・ワールドカップブラジル大会で「日本が優勝する」というオッズは151倍。波乱が少ないと言われるラグビーでさえ、昨年のワールドカップで日本優勝のオッズは501倍だった。5001倍というオッズ設定は、実は「501倍」の誤りだったのではないかとさえ感じる。ウイリアムヒルほどの老舗ブックメーカーが、こんな無謀なオッズを提示して負けたのはプロ集団として恥ずべきことだ。

サッカーやラグビーに比べて番狂わせが多い競馬では、一般に101倍がオッズの上限であることが多い。

2009年のグランドナショナルを勝ったモンモムは、単勝オッズ101倍の超大穴馬だった。なにせ重賞未勝利。前年のグランドナショナル初挑戦では、勝ち馬から60馬身も離されていたのである。これでは評価を下げていても仕方ない。ちなみにグランドナショナルの第7号障害にその名を残す「フォイネイヴォン」は、1967年のグランドナショナルでやはり「101倍馬」となっダークホース。モンモムもフォイネイヴォンにしても、有力馬に人気が偏りがちな日本式のオッズならば、もっと大きな単勝配当をもたらしたに違いない。

Odds 

我が国における単勝配当記録は2001年7月18日の姫路競馬2レースで飛びだした。11頭立て11番人気のハッピーランが勝って、その単勝配当はなんと2057.6倍である。JRAに限れば、2014年4月26日の福島8Rで勝ったリバティーホールの569.4倍が最高記録らしい。ちなみにリバティーホールの的中数は279票。それに投じた人たちは「ネッシー実在」に匹敵する確率に賭け、そして見事勝ったことになるわけだが、そう考えると「ネッシーって意外といるんじゃね?」などと思ってしまう今日この頃である。

 

***** 2016/05/09 *****

 

 

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