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2016年5月30日 (月)

祭りのあと

ダービーの余韻もまだ覚めやらぬ中、朝から私が向かった先はこちら。

Urawa 

開催初日の浦和競馬場です。まあ、昨日の雰囲気とは雲泥の差だけど(失礼)、私はこちらの方が正直落ち着く。馬は近いし、馬主席が人で溢れかえるなんてこともない。山口瞳先生がおっしゃった「インチメイトな競馬」がここにはある。

1Rは2歳馬による1300m戦。すると目の前で競馬新聞を見ていたお兄さんが、驚いたような声を挙げた。

「前走で新馬を勝っている馬が混ざってます!」

つまり、その人はこのレースを「2歳未勝利戦」だと思っていたのであろう。おそらくJRAの競馬に馴染んだファンだと思われる。

「それがどうした?」

連れと思しきオジサンが一蹴した。こちらは地方競馬のベテランの風貌。10頭立てのこのレース、1番から9番までは全て未勝利馬である。大外にポツンと1勝馬が入ったもんだから、お兄さんは新聞の誤植か番組編成上の事故と勘違いしたのかもしれない。

JRAで新馬1着馬と6着馬が次のレースで再び同じレースを走ることはない。もしそんな番組があればあれば、私だって事故を疑う。でもここは浦和。地方には地方の流儀がある。「こんなことじゃ、同じ馬がずっと勝ち続けてしまうぞ」なんて指摘は百も承知。だから地方のファンは勝ち数だけで強さを推し測るようなことはしない。

たとえば2012年の東京ダービーで4着したダイヤモンドダンス。ダービーまで10戦未勝利だったにも関わらず、南関東のファンは彼を4番人気に推していた。未勝利でも強い馬はいるし、逆にたくさん勝っているのに能力的にはイマイチという馬も珍しくない。地方とJRAとでは勝利に関するルールも重みも違う。だから私はことあるごとに、競馬における勝利数に関する記録で地方とJRAを一緒に扱うなと訴えているのである。

1r_2 

浦和の1レースに話を戻す。結果から言えば、唯一の1勝馬シェナトウコンは未勝利馬相手に勝つことができなかった。勝ったのはデビューから2戦続けて2着だったサヴァアルジャン。父がアメリカンボスだから道悪の巧拙が出たのかもしれない。初勝利おめでとうございます。

一方で馬券を買う立場としては、勝ち馬だけを見ていると後で痛い目に遭う。先週の川崎の新馬2鞍は、どちらも4頭立てだった。3頭に先着すれば勝ち。そんなレースでは、着順よりも馬体や走りっぷりに目を光らせたい。今週からJRAでも新馬が始まる。祭りは終わりだ。

 

***** 2016/05/30 *****

 

 

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