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2016年4月27日 (水)

テラ銭

先週土曜の話をする。

朝、仕事場に向かう途中に馬券を仕入れようと東京競馬場に向かった。京都の10Rに出走するシゲルノコギリザメの馬券を買いたい。実はこの馬と私にはちょっとした縁がある。それで単勝だけでも買っておこうと立ち寄ったのだが……、

Gate 

なんと200円の入場料を取られた。

この日から東京開催が始まっていたことをすっかり忘れていたのである。前の週まではタダで入れたのに、今週からそうもいかなくなる。むろんこのあとは仕事だからレースを見るわけでもない。200円の馬券を買うのに、400円を支払う虚しさを理解していただけるだろうか。私だけ控除率50%みたいなもんじゃないか。いや、厳密には違うな。単複の馬券にはそもそも約20%の控除が発生しているのだから、400円使ったうちの240円をJRAに取られたことになる。その控除率はなんと60%! アホらしい。こんなアコギなギャンブルがあるもんか。

Baken 

実際には、宝くじやサッカーくじの控除率は50%を超えている。しかし、これらはあくまでも「くじ」である。馬券の控除率は一般に25%として広まっているが、これも平均値に過ぎない。厳密には法によって定められた複雑な計算式がある。ともあれ、競馬の控除率としては世界的に見てもべらぼうに高い。昨今話題の闇カジノや野球賭博でもテラ銭は5~10%。違法とはいえ客にはずいぶんと優しい。そこは客商売たる所以であろう。

なぜ、日本の競馬の控除率はこうも高いのか。その歴史は戦時中まで遡る。25%もの高い控除率は、かさむ一方の戦費捻出に協力するための窮余の策だった。しかし戦争が終わっても、復興のための費用が必要だから下げるわけにもいかない。そのままズルズルと今日に至った。年間売上が数十億円だった当時はまだしも、2兆円産業となった現在でも同率のままとは、お上もちゃっかりしている。

もっとも、その使い道が納得ができるものなら、私だって文句はない。競馬の収益金のうち75%は畜産振興費。なのに牛肉の値段が世界一とはどういうことか。昨今ならまず熊本地震であろう。JRAも1000万円を寄付すると発表したが、騎手ひとりが数百万円を寄付している状況を鑑みてバランス的にどうかという思いが拭えない。いっそ開催の上がりすべてを寄付するくらいしてみてはどうか。

江戸時代もバクチは御法度だったが、それでもバクチを打ちたい面々はお寺の中に賭場を開帳したという。なぜか。寺の中なら、町奉行といえど易々と捜査に踏み込めない。そこで賭場を開帳させてくれたお礼にと、博徒はお寺にいくばくかの寄進をした。だから「テラ銭」であり、だから「坊主丸儲け」なのである。JRAは現代の“坊主”になってやしないか。

なんて、ぶつぶつ文句を言いながらシゲルノコギリザメは健闘及ばず3着に終わった。私の場合、そもそも控除率は100%であることがほとんど。文句を言うなら、せめて25%程度になるまで腕を上げてから言うべきなのだろう。

 

***** 2016/04/27 *****

 

 

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コメント

シゲルノコギリザメは、ギアが無い。
一本調子の走りに見えました。
次走、1200m 使ったら勝てそうですよね。

投稿: tsuyoshi | 2016年4月28日 (木) 13時51分

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