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2016年4月24日 (日)

あと一歩

その場に行って見てきたようなことを書くのは気が引けるのだが、先週木曜に大井で行われた東京プリンセス賞をリンダリンダが勝った。

いや、「ついに勝った」と書くべきか。東京2歳優駿牝馬、ユングフラウ賞、桜花賞と、3戦続けてあと一歩及ばなかったモダンウーマンの牙城をついに破ったのだから、関係者の喜びもひとしおであろう。直線での桑村真明騎手の追いっぷりには、TVの画面を通してでも鬼気迫るものを感じた。このレースをナマで見ることができなかったことは痛恨至極。雨にも関わらず現地で観戦された方には敬意を表したい。

レースの写真がないので、代わりにこの写真を掲載する。左海誠二騎手を背に馬場入りするのはクリムゾンルージュ。10年ほど前に北海道と南関東で活躍したエンドスウィープ産駒の牝馬だが、いまとなってはリンダリンダのお母さんと紹介した方が通りが良さそうだ。

Sakai 

彼女は通算で3勝を挙げているが、重賞となると(0,2,4,2)とあと一歩が届かなかった。TCK女王盃では勝ったサウンドザビーチにタイム差無しの悔しい3着。スパーキングレディCでもライラプスやヤマトマリオンに先着しながらやはり3着である。JRAへの遠征にも積極的で、芝ばかり6戦して(0,2,2,2)なら悪くない。だから南関東限定重賞ならいつでも勝てるだろう。周りはそう思っていたような気がする。だが、彼女の同期にはチャームアスリープがいた。言わずと知れた2006年の南関3冠牝馬。この年の東京プリンセス賞でも、クリムゾンルージュはチャームアスリープの3着に敗れた。

Princess 

リンダリンダの出馬表の母親欄にクリムゾンルージュの名前を見つけたのは、昨年暮れの東京2歳優駿牝馬の時。それで期待を込めてレースを見届けると、圧倒的人気のモダンウーマンの2着に頑張ったではないか。ちょっとした喜びののち、だがしかし多少悲しい気持ちにもなった。お母さんと同じように、リンダリンダも重賞であと一歩だけ届かないような現役生活を送ることになるのかもしれない。モダンウーマンはあの時のチャームアスリープなのではあるまいか―――。失礼ながらそんなことを思ったりしたものである。

Rinda 

その後のリンダリンダは、ユングフラウ賞がモダンウーマンの3着。桜花賞でもモダウンウーマンの2着。あと一歩が届かない。私の危惧は現実のものになりつつあった。そんな予想が当たっても嬉しくはない。そんな矢先のリンダリンダの快勝劇である。申し訳ないが、正直言って喜びよりも驚きが先に立った。あれ? 勝っちゃった……?

桑村騎手は前日の門別で北斗盃を勝ったばかり。しかも騎乗機会4戦全勝とノリにノッていた。そんな運も味方に付けたとはいえ、自らの走りでお母さんのリベンジを果たしたリンダリンダは偉い。次走、関東オークスでは、やはりお母さんがあと一歩届かなかったダートグレードのタイトル奪取がかかる。楽しみだ。

 

***** 2016/04/24 *****

 

 

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