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2016年4月 8日 (金)

チューリップと桜

知人から嘆きのメールが届いた。

社台にて一口出資するカイザーバルが桜花賞を除外されたらしい。1勝馬の身で臨んだチューリップ賞は最後方から直線の末脚に駆けたものの、脚を余しての6着。3着との差はコンマ2秒でしかない。その後、フリージア賞を勝って何とか2勝目を挙げたが、桜花賞出走の栄誉にはあと一歩届かなかった。

カイザーバルの母はダンスインザムードで、父は昨年限りで米国に戻ったエンパイアメーカー。桜花賞馬の娘が出走すれば話題になったであろう。―――と同時に「走るのはマル外ばかり」と揶揄されたエンパイアメーカーにとっては、またとない面目躍如の機会となったかもしれない。そう思えば、出資会員でない私にしてもチューリップ賞の内容が悔やまれる。

ところで、先日の大井では「チューリップ特別」というレースが行われた。

3歳のマイル戦という意味ではJRAのチューリップ賞にも似るが、牡馬牝馬混合であるところが異なる。2012年にここを勝ったアートサハラは直後の羽田盃を勝ち、2010年のチューリップ賞勝ち馬マカニビスティーは羽田盃2着のあと東京ダービーを制した。ハッピースプリント級の馬が不在の今年の南関牡馬クラシック戦線なら、チューリップ特別出走馬の中に羽田盃やダービーの勝ち馬が隠れていても不思議ではない。

レースはイノデライトの逃げ。デビューから土つかずの4連勝中だから、ここを逃げ切るようならクラシックでも通用するかもしれない。ところが、直線に向くと楽な手応えで牝馬のラッキーバトルが外から並びかけてきた。そのまま差し切ってゴール。着差は1馬身半に過ぎないが、それ以上の力の差がありそうだ。

Battle 

ラッキーバトルの父・バトルプランは、先述したエンパイアメーカーの直子である。バトルプランも輸入後3世代がデビューを果たしたが、未だこれといった活躍馬には恵まれていない。父子揃って願いは同じ、産駒によるビッグタイトル制覇であろう。なのに、このラッキーバトル、賞金的に出走可能であるにも関わらず、桜花賞(浦和)には出ようとさえしなかった。道営の重賞・ブロッサムカップでリンダリンダを完封した実績を物差しにすれば、桜花賞に出ていても好勝負になった可能性は低くはない。

こうなるとラッキーバトルの次走が気になる。牡馬相手のレースを続けてきた勢いそのままに羽田盃に向かうのか。あるいは女王モダンウーマンの待ち受ける東京プリンセス賞か。ファンのみならぬバトルプランの関係者もきっと気を揉んでいることだろう。

 

***** 2016/04/08 *****

 

 

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