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2016年4月16日 (土)

思い出の一本

実家に帰ったついでに、父親から使わなくなったネクタイをたくさん譲り受けた。

5年ほど前に定年退職した父親は、長くアパレル業界に身を置いていた。ゆえに一般に年配向けの柄になりがちな「父親譲りのネクタイ」も、十分私が使える。と言うより、むしろ私よりももっと若い人向けのような気がしなくもない。

ともあれネクタイをもらって困る社会人男性はいないであろう。最近はネクタイを締めて競馬場に行く機会に恵まれない私だが、父親の厚意に報いるには、この中の一本をキリリと締めて競馬場に出向き、万馬券を的中させて歓喜の雄叫びをスタンドに轟かせねばなるまい。ま、競馬場に行くのはともかく、馬券の方はハードルが高いなぁ……。

Stand 

勝負の世界でゲンを担ぐことは珍しくないが、競馬関係者の場合、ゲン担ぎのアイテムはネクタイであることが多い。

よくあるのは、帽色と同じ色のネクタイを締めて来場するというケースだろうか。ただ1枠と2枠の場合だと、周囲から結婚式とか通夜だと思われてしまうので、3枠より外でないと難しい。

帽色とは関係なく、自らの定めた「勝負ネクタイ」を締める関係者もいる。GⅠの常連の調教師だと、「あ、今日も同じネクタイしているな」と分かることもある。

帰宅してネクタイを整理しながら、ふと考えた。

不思議なことに、何本ネクタイを持っていようが、実際に頻繁に締めるものとなると数本に限られる。そこには、お気に入りばかりがくたびれるという悲しい現実が待ち受けているのだが、こればかりはいくら色あせても、あるいはほつれが生じても、捨てるわけにはいかない。

Tie 

私の中での3強は写真の3本。黄色はパントレセレーブルの凱旋門賞当日にロンシャンで、赤はアスコットでデットーリ騎手が7戦7勝を達成した日に締めていた1本である。いずれも現地で買い求めたものだ。

いちばん右の青い1本は、20年前にJRAからいただいた「日本ダービー記念ネクタイ」。思い入れという点では上記2本に譲るが、なぜかハマりが良いので重宝している。重宝しているぶんだけ、くたびれ方も半端ではない。そのくたびれた姿が、最近の私自身に重なる今日この頃である。

 

***** 2016/04/16 *****

 

 

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コメント

私服出社の私には、
ディープインパクトの時に買った
凱旋門賞のネクタイをする機会がありません。

しかし海外競馬観戦多くて羨ましいです。

私の海外行った自慢の一つがガレリオの英ダービくらいです。
しかし競馬場でお土産買ってない。weep

投稿: tsuyoshi | 2016年4月17日 (日) 05時53分

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