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2016年4月15日 (金)

まだらの怪物現る

「まだらの怪物」と言えば芦毛の快速馬・ザテトラークを真っ先に思い浮かべる。最近のファンならブチコの名前を挙げるだろうか。おとといの船橋マリーンカップで1番人気のブチコはまさかの発走除外。TV画面を通していても、雨のなか足を運んだファンのため息が聞こえてくるようだった。ルメール騎手は最近ちょっとツキがない。

その船橋に、ブチコ以外にも「まだら」が現れると聞いた。もちろんマーブルケーキ(ブチコの姉)などではない。「いや、まだらというよりも縞模様に近いゾ」と言う声もある。ひょっとしてシマウマでも走っているのか? そんなバカな。だが、栗東の坂路には稀にシカが紛れて走っていると聞く。どこぞの動物園から逃げ出したシマウマが、船橋競馬場の内馬場で秘かに暮らしているのかもしれない。

Start 

もちろん実際のところはシマウマではなく照明の話。船橋競馬場では昨年6月からナイター開催が始まった。そのために設置したライトは500台をゆうに超える。ただ、その照らされ方が他の競馬場に比べて均一性に欠けると、特にカメラマンの間で話題になっているのだ。実際、スタンドから走路を見ると、たしかに明るさの加減が縞模様に見えなくもない。

Dirt 

実は、船橋では昨年のナイター開幕の時から「他場に比べて暗い」という指摘もあった。だが、照度は他のナイター開催場と同じだという。一方で「他場に比べ照明が眩しい」という声は乗り手の側から寄せられた。暗いとか、眩しいとか、シマウマとか、いったいどれが正しいのか―――?

実際にはどれも正しい。船橋競馬場の照明はすべてLEDライトが使用されている。その特徴としては、従来のライトに比べて発光部分が小さく、しかも光の指向性が高い。つまり同じ光量なのに、光源は小さく、かつ特定方向に向けて光が放たれる。だから眩しくて、暗くて、シマウマなのである。照明をすべてLED化した横浜スタジアムでも、同じような問題がクローズアップされたばかりだ。

Light 

もっともシンプルな改善方法はライトを従来品に戻すことだろうが、LED化はもはや時代の趨勢だ。特に節電が至上命題とされるこの手の設備において、LED化は避けて通れない。しかも、船橋競馬場のナイター化に際しては、ナイターの光が近隣の干潟の野鳥に影響を及ぼしかねないとして、反対運動が起きた。光の拡散を防ぐLEDの採用は、その対策という側面もある。

じゃあ、せめてライトを向ける方向を調整してくれという声もあろうが、おそらく何度も試行錯誤を重ねた最良の結果が、現在の配置であるはずだ。しかもファンからは特に苦情も届いていないという。文句を言っているのは、身内ともいえる乗り役と、光にやたらと敏感なカメラマンのみ。となれば何らかの変更がなされる可能性は低い。私などは、眩しくても暗くてもいいから、シマウマがいる方が楽しいのだが。

 

***** 2016/04/15 *****

 

 

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