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2016年3月10日 (木)

震災前日

明日3月11日は東日本大震災が発生した日。しかも今年はあの日と同じ金曜日が重なった。忘れもせぬ5年前の当日は大井開催の最終日。その最終レースに目当ての馬が出ていたので、競馬場に向けて自宅を出たところで激しい揺れに遭遇した。

競馬は中止。都内の交通は完全マヒである。もし、もう少し早めに競馬場に行っていたら、大井から自宅まで歩く羽目になっていたかもしれない。その距離ざっと18キロ。普段なら3時間というところだろうが、あの日の混乱ぶりではとてもその程度では済まなかったに違いない。

そんなことを考えつつ、あの2011年3月のブログを読み返してみた。既に非公開にしてしまった記事だが、その中にこんなエントリを見つけてしまったのである。

 

「(中略)週7万歩を目標に歩くことにした。均せば1日1万歩という計算。雨の日もあるし、どうしても一日中自宅にいなければならぬ日もある。だけど歩かない日の翌日は2万歩を歩く。無理はしない。歩いていて雨に出くわせば、迷うことなくタクシーを止める。

そしたら、とある馬主が「こないだウチから築地まで歩いたゾ」とドヤ顔をほころばせてきた。その馬主の自宅は西麻布にある。築地まで直線で5キロ弱だから、歩行距離はざっと7キロといったところか。

負けてはいられぬとばかりに、今日は渋谷で電車を降り、青山から赤坂を抜けて皇居を右に折れ、日比谷を過ぎて東銀座までを踏破した。ざっと10キロ。1時間40分の道のりを歩いて、両足は完全に二本の棒と化した。東京マラソンに出走された方はつくづく偉い―――」

 

この記事の日付は3月10日。すなわち震災の前日、私はのんきに都内を歩いていたのである。24時間後には人と車で溢れることになる街中も、この時はもちろんそんな気配すら感じさせない。梅がちょうど見ごろを迎え、本格的な春の到来を予感させる絶好のウォーキング日和。その翌日に世界が変わってしまうとは、これっぽっちも思っていなかった。

Ume 

その翌日、大井に行くつもりでいながら、それでも午後2時半過ぎまで家を出られなかったのは、棒になった両脚が使い物にならなかったではないか。結果的にそれが吉と出た。この程度で「運」を語っては、不謹慎とお叱りを受けるかもしれない。でもそれを今日まで忘れていたことも事実。それもひとつの震災ショックであろう。思えば最近は全く歩いてない。あれから明日で5年だ。

 

***** 2016/03/10 *****

 

 

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