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2016年3月25日 (金)

世代交代か世代の壁か

今週の中山日曜メインはダートのハンデGⅢ・マーチS。その過去3年の優勝馬は順にグランドシチー、ソロル、マイネルクロップだが、なんと今年はその3頭が揃って登録してきた。

March2014 

ひと昔前なら珍しいことだったかもしれない。だが、ベテランが活躍するダート路線では稀にこういうこともある。調教施設の充実や獣医学の進歩により故障が減り、タフで丈夫な馬が増えたことも大きい。また、厩舎の管理頭数が実質的に増えたことで、年齢を理由に引退を強いるケースも少なくなっている。

例えば2009年のフェブラリーSには、カネヒキリ(06年優勝)、サンライズバッカス(07年優勝)、ヴァーミリアン(08年優勝)と、3頭の優勝馬が勢揃いして話題を集めた。この3頭、いずれも当時7歳の同期生。この2002年生まれ世代には、他にもフィールドルージュやボンネビルレコード、フジノウェーブなどが名を連ねている。ことダートに限れば「最強世代」と評価する声が今なお高い。

だが、いざ蓋を開けてみればサクセスブロッケンとカジノドライヴの4歳馬によるワンツーフィニッシュであった。世代交代の波は突然やって来る。

Feb 

また、芝の重賞では2012年の関屋記念で、過去3回の優勝馬が顔を揃えたことがある。スマイルジャック(09年)、レッツゴーキリシマ(10年)、レインボーペガサス(11年)の3頭。やはり3頭とも当時7歳の同期だった。それで勝ったのは牝馬のドナウブルー。やはり4歳馬である。

今回のマーチSに関して言えば、9歳のグランドシチーには厳しい前例となる。となれば注目は6歳の2頭。そこでこちらの数字をご覧いただきたい。昨年と一昨年のJRAの古馬ダート重賞における年齢別の勝ち馬頭数を調べてみた。

【2014年】
 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳~
  0  7  3  1  2

【2015年】
 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳~
  1  1  8  3  0

今年の6歳世代は、コパノリッキーを筆頭にJRAのダート重賞で他の世代を圧倒する成績を残してきた。ひょっとしたら02年生まれに匹敵するかもしれない。―――そう思っていたのである。昨年までは。

今年に入ってJRAでは3つのダート重賞が行われたが、勝ち馬の年齢は5歳、4歳、4歳。残念ながら6歳馬は3着にすら入っていない。まあ、たかが3レースのサンプルで騒ぐわけにはいかないが、それでも世代交代の波は知らぬ間に近づいてくるもの。特にモーニンとノンコノユメを要する4歳世代は侮れない。

マーチSには2頭の4歳馬が出走してくる。人気は3連勝中のバスタータイプだろうが、モズライジンだって持ち時計なら負けてはいない。対する6歳馬たちは世代の壁を味わせたいところだが、クリノスターオーを筆頭にみな斤量を背負わされている。これも実績を残してきた世代の宿命か。高松宮記念の発走直前で慌ただしい時間帯の発走だが、今後のダート戦線を占う意味でもしっかり見届けたい。

 

***** 2016/03/25 *****

 

 

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