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2016年3月18日 (金)

昼寝

トゥインクルの開幕を待っていたかのように、東京は連日の20度超えの暖かさ。会社帰りに気軽に競馬を楽しみたいファンにとっては、待ちに待った季節であろう。

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しかし中には、「つらい時期の始まり」と嘆く貴兄もいるかもしれない。特にに厩舎関係者の方々。最終レースを使えば、就寝は零時近くになりかねない。それでも朝の作業は午前2時から始まる。その間わずか2時間。シフト制にしていたとしても、睡眠不足感は否めまい。なので、たいていの厩舎では、朝の調教を終えた午前10時頃からお昼寝タイムを設けるわけだが、生活リズムに慣れるまでは心身ともに疲労が溜まるのだそうだ。

地方に限らず中央でも、あるいは競馬場に限らず牧場でも、朝の調教や放牧の作業が終わった後、ひと眠りする人は少なくない。いや、最近では一般企業や学校でも「お昼寝」を奨励するケースが増えているのだそうだ。昼寝をすることにより、午後の集中力を保てるだけでなく、夜の睡眠も深くなって健康にも良いのだという。

精神生理学の理論によると、人間に限らず、昼間行動する動物は、すべからく午後3時前後に眠気に襲われるものらしい。これは自然の摂理で、抗う術はないのだそうだ。だから無駄な抵抗はせずに眠ってしまった方が得策だというのである。

競馬場でも、ベンチや芝生で横になって寝ているオジさんたちを見かけるのだけど、あれは精神生理学に基づいた正しい行為なのかもしれない。眠気が訪れる午後3時前後はメインレースを控えた勝負処でもある。その期に及んで睡魔との戦いに気を奪われているようでは、馬券の勝利などあり得まい。まあ、中にはメインレースの時間になっても、ぐうぐう寝ているオジさんもいますけどね(笑)

逆に意識的に昼寝をしないというジョッキーもいる。普段から昼寝をしていると競馬開催日も身体が眠ろうしてしまうかもしれないから―――というのがその理由。加賀武見調教師も騎手時代から昼寝はせず、夜も3時間しか寝ない生活をずっと続けていたとか。大事なのは睡眠の時間ではなく、その質にあるという理論だ。

私自身は外ではなかなか眠れぬタチ。電車はおろか、新幹線でも、飛行機でもなかなか寝付けない。こういう商売をしている人間にしては、あまり嬉しくない体質の持ち主である。当然、競馬場で眠ったこともない。ただ、ショックのあまり気を失うことなら稀にある。ちなみに今日の大井2レースでもそれが起きた。

縁あって応援していたサンデードライブは、好発から2番手で1コーナーへ。ところが向こう正面からずるずると下がってゆく。3コーナーでは離れたしんがり。故障かと思ったがそうではない。それで4コーナーあたりから気が遠くなってゆくのを感じた。ゴールの瞬間は覚えていない。勝ったのが真島騎手のブレーブハートだということはぼんやり覚えているんだが……。

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あとから聞いたところによると、サンデードライブは勝ち馬から23秒あまり遅れてゴールに到達したらしい。そのタイムを聞いて驚いた。なんと2分8秒1。断っておくがマイル戦である。馬体に故障がなかったのは何より。だが、できることならば、あのままゴール前で眠り込んでしまいたかった。

 

***** 2016/03/18 *****

 

 

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