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2016年2月 6日 (土)

ゆりかもめ賞と言えば

今日の東京7R・芝2400mの3歳500万下戦は、昨年まで「ゆりかもめ賞」として行われていた一戦。そのせいか、単なる平場戦の割には好メンバーが集まった。そんな素質馬たちの中に入って1番人気に推されたのは、新馬を勝ったばかりのレーヴァテイン。重賞好走馬や特別レースで惜敗してきた馬たちを差し置いて、単勝1.6倍の圧倒的支持を集めている。

Rev 

アプレザンレ-ヴ、レーヴディソール、レーヴミストラルといった重賞勝ち馬の半弟で、しかも父はディープインパクト。これなら募集価格1億2千万円も仕方あるまいが、それでも一口300万円と思えば喉も乾く。万一こんなところで負けてしまうようでは、怒った会員さんがクラブ事務所に押し掛ける事態になりかねない。

レースでは中団外目を追走。3角過ぎから少しずつ仕掛けて、直線では持ったまま先頭に並びかけた。さあ、そこから突き抜けのるか……と思わせたのはほんの一瞬、内から馬体を併せてきた3番人気ヴァンキッシュランとの叩き合いの末、あろうことかクビ差2着に敗れてしまったではないか。こりゃたいへんだ。怒った会員さんが検量室に押し寄せるぞ!

Tokyo7r 

しかし、レースは審議である。しかも、ご丁寧に1発目の場内アナウンスから「上位入線馬が対象です」とファンに釘を刺している。これはマジの審議だ。

Chakujun1 

結果はご存じのとおり。

Chakujun2_2 

1位入線のヴァンキッシュランが降着となって、1、2着が入れ替わって確定。結果的にレーヴァテインはデビュー2連勝を果たした。F.ベリー騎手の御法が降着に値するものだったかどうかの議論はここではさておく。サンデーサラブレッドクラブの関係者は胸を撫で下ろしたに違いない。この時期に2勝するのと1勝のままとでは天地の差がある。

しかし、サンデーのスタッフにしてもいつまでもホッとしているわけにいかない。ベリー騎手での出走を予定していた共同通信杯のハートレーやダイヤモンドSのフェイムゲームの、代わりの騎手を探す必要に迫られた。ハートレーは横山典弘騎手が確保できたようだが、フェイムゲームはまだ決まっていないという。むろん騎乗予定は重賞だけではない。スタッフの苦労は尽きない。

それにしても気になるのはレーヴァテインの評価である。走行妨害がなければ被害馬は加害馬に先着できたと裁決委員は認めた。ゆえの降着にほかならない。だが、レーヴァテインのルメール騎手は「最後の脚色は同じだった」とも言った。その表情の裏に「もっと弾けるイメージだったのに……」という心境が透けて見えたのも事実。もしイメージ通りの脚を使えば、ヴァンキッシュランにぶつけられることもなかったはず。かつて繰り上がりで貴重な勝利を掴んだマヤノマタドールやアイズオンリーといった馬たちが、その運をクラシック出走に結びつけることはできなかったことを、ふと思い出した。

ルメール騎手には、クラシックを展望する3頭のお手馬がいる。若駒Sを圧勝したマカヒキ、明日のきさらぎ賞で1番人気に推されているサトノダイヤモンド、そして今日の東京7Rを勝ったレーヴァテイン。いずれもノーザンファーム生産のディープインパクト産駒であり、現時点で2戦2勝であることも共通している。ルメール騎手にしてみれば、身体がふたつ、いや三つ欲しい。

しかし、実際にはいずれ1頭を選ぶことになる。明日のきさらぎ賞の結果にもよるが、今日のレーヴァテインをルメール騎手はどう評価しただろうか。もちろん皐月賞を目指すのだろうが、個人的には青葉賞からダービーでも良いような気がする。3兄弟による青葉賞制覇の偉業を見てみたい。かつてのゆりかもめ賞と言えばトキオエクセレント、ペインテドブラック、シンボリクリスエスらが出走。皐月賞というよりは、青葉賞に縁のあるレースでもあった。

 

***** 2016/02/06 *****

 

 

 

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