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2016年2月24日 (水)

骨折明け

中山記念のドゥラメンテは買えるのか―――?

年季の入ったファンほど、悩んでいるのではあるまいか。昨年2冠を制したレースぶりはまさに別次元。GⅡのここででは能力が違う。それは分かる。しかし、両前の骨折による9か月の休養明けで、果たして能力全開となるのか? しかも舞台は小回りの中山1800m。イスラボニータやリアルスティールに上手く立ち回れてしまえば、能力全開となる前にレースが終わってしまうかもしれない。こういう時こそリスクとオッズを慎重に天秤にかける必要がある。

20年前の中山記念を思い出す。人気を集めたのは前年の皐月賞馬ジェニュイン。前年暮れの香港国際カップを勝ったフジヤマケンザンも凱旋して、この年の中山記念は盛り上がっていた。だが、勝ったのはサクラローレル。信じられないことに9番人気である。だが、そんな低評価をあざ笑うかのような豪快な末脚で、一気に先頭のジェニュインを捉えると、さらに突き放すという圧巻のレースぶりを見せた。

Sakura 

この時、サクラローレルは1年1か月の休み明け。休養の原因はドゥラメンテと同じく両前の骨折だった。

「手探り」

「やってみなければわからない」

レース前、陣営は慎重姿勢に終始。長距離血統でありながら復帰戦に中山記念が選ばれたのも、「いきなり長距離では厳しい」との判断からだ。これでは9番人気も仕方あるまい。しかし、それでこのパフォーマンス。逆に展望は一気に広がった。直後の天皇賞でナリタブライアンとマヤノトップガンの「2強」を相手にしなかったことも、あとから考えれば十分納得できる。

対して20年後のドゥラメンテである。両前の骨折自体はサクラローレルに比べれば大したことはない。問題は仕上げ。ダービーを勝った時の馬体重は484キロ。それが9月には550キロ近くにもなった。現在は520キロを切るくらいらしいが、それでもダービーより30キロも重い。果たして日曜日のパドックには、どれくらいの体重で出てくるのだろうか。

Dora 

そこは堀厩舎のこと。無理矢理に体を絞るような真似はしない。しかも厳寒期。骨折明けとなればなおさら。むろん成長分も無視できない。あとはパドックに現れた馬を実際に見て、どう判断するか。ファンの目が試される中山記念でもある。

サクラローレルを管理していた境勝太郎調教師は、「おれは肉屋じゃない」と言って馬体重について聞かれることを嫌がった。太い細いは自分の目で見て判断する。数字にとらわれるべきではない。そういうことだろう。

 

***** 2016/02/24 *****

 

 

 

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