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2016年2月28日 (日)

日本一の場外の隣で

今日は東京ドームでプロ野球のオープン戦を観戦。巨人対ヤクルトは1か月後の開幕と同じカードということもあってか、オープン戦にしてはずいぶんとお客さんが入っている。どうせガラガラだろうとタカをくくってたんで、ちょいと驚いた。

Dome 

馬券は隣のウインズ後楽園で仕入れてきた。ドームの混雑ぶりに比べると、こちらはずいぶんと空いていた印象がある。しかし単なる印象の問題かもしれない。なにせ、ひと昔前の狂気的な混雑ぶりを知る世代である。

1949年に開業したウインズ後楽園は、場外馬券発売所としては、売上、広さ、そして入場者数ともに日本一を誇る巨大場外。その巨大さを以てしても、競馬ブームの折には窓口に並ぶ客の列が場外にまで溢れ出て、ぐるりと建物を取り囲んでいた。当然、レース発走締切時刻までに買えない客も出てくる。そのたびに客が暴れた。なんとかしろ! 俺らは客だぞ!!

JRAが取った窮余の策は、「大レースに限り馬券発売を特券(千円券)のみとする」というもの。しかも、慢性的な混雑が社会問題化していたウインズ新宿に至っては、「常時特券のみ」という暴挙に出たのである。実現には至らなかったものの、「5千円券」「1万円券」の発売も真剣に検討された。千円券を「特券」と呼ぶのなら、もし1万円券があれば何と呼ばれてたのだろうか。「超特券」ですかね?

ともあれ、発売単価を上げることしかできなかったのだから、いかに場外馬券売場の混雑対策が難しいものだったか想像できるだろう。中日が巨人のV10を阻止し、キタノカチドキが春のクラシック2冠を制した1974年、この年、JRA(当時は日本中央競馬会)の売り上げ総額7700億円のうち、場外での売り上げが初めて50%を突破した。競馬場で観戦するよりも、場外で馬券勝負に徹する場外馬券時代に突入したのである。

それから40余年。ヤクルトが巨人のV4を阻止し、ドゥラメンテが春のクラシック2冠を制した2015年のJRAの売り上げは2兆5833億円。そのうち半分以上を電話・インターネット投票が占めた。いまや場外の発売割合は3割にも満たない。そんな時代ならウインズが空いていると感じるのも当然。一方で、後楽園球場から東京ドームに場所を変えても、野球ファンは変わらずこの地にやってきている。

ちなみに、私が先ほどウインズ後楽園で購入してきた馬券はコチラ。

Baken 

火曜付「リピーターの血」であのように書いた以上、これを買わないわけにいかんでしょう。特券でないことは勘弁していただきたい。結果7着と聞いた時は耳を疑ったが、厳しい展開を踏ん張って自身の時計を詰めたのだから立派なもの。今日ばかりは相手が悪かった。私の単勝馬券も多少なりとも足枷になったかもしれない。

 

***** 2016/02/28 *****

 

 

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コメント

銀座は単・複なら100円単位で買えたので、やたらと単複ばかり買っていたことも思い出します。

投稿: 店主 | 2016年2月29日 (月) 21時27分

新宿住まいだった私は毎週100円から馬券を買うため
後楽園までチャリで行ってました。

いつかは新宿のWINSも大きいビルに建て替えと思っていましたが、
時代は変わりましたね〜。

投稿: tsuyoshi | 2016年2月29日 (月) 14時49分

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