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2016年2月16日 (火)

成るか2日連続3連覇

今週末のフェブラリーSでは、JRAでは史上初めてとなるGⅠ3連覇の快挙が見られるかもしれない。もちろん記録を狙うのは昨年このレース連覇を果たしたコパノリッキー。ここ2戦は不本意な着順であるのに、それでも注目を集めるのは、メジロマックイーンやジェンティルドンナを以てしても達成できなかった大記録に挑む存在であればこそであろう。

Kopa 

それに比べるとあまり話題になっていないようだが、前日土曜の東京競馬場で、もうひとつの「3連覇」が達成される可能性がある。一昨年、昨年とダイヤモンドSを連覇したフェイムゲームが、3連覇をかけてダイヤモンドSに出走予定。ハンデGⅢとはいえ、同一重賞3連覇はなかなか見られるものではない。メルボルンカップ以来の休み明けに加え、手綱を取るはずだったF.ベリー騎手が直前で騎乗停止。しかも初めて背負う58.5キロ。不安材料がないわけでもないが、3連覇の壁というものはそういうものだと思いたい。

1996年に52キロで勝ち、翌97年には57キロを背負ってダイヤモンドSを連覇したユウセンショウが、3連覇をかけて臨んだ98年に背負ったハンデは1.5キロ増の58.5キロだった(結果は13着)。また、89年に57.5キロでこのレースを勝ったスルーオダイナは、翌90年になんと61キロを背負って出走。見事連覇を果たしている。ちなみに昨年のフェイムゲームのハンデは58キロ。それで56キロのファタモルガーナに2馬身の差を付けて勝っている。それで今年は0.5キロだけ増えた。ファタモルガーナは56キロで据え置き。過去の例を顧みると、この58.5キロはむしろ恵まれた感さえ漂う。

それにしても、この0.5キロという刻みは微妙だ。59キロでは重すぎるが、かといって58キロでは軽い。それなら間を取って58.5キロに―――。そんなハンデキャッパーの苦労の痕がしのばれる。ファンにしても「59キロ」と「58.5キロ」では、印象がまるで違うだろう。俗にハンデ戦は全馬横一列でのゴールが理想と言われるが、それだけではない。重いハンデを嫌って有力馬に回避されてしまわぬよう、さらにはどの馬にもチャンスがある面白い番組としてファンの購買意欲が高まるよう、1キロ、0.5キロのさじ加減にハンデキャッパーは汗を流す。

ちなみに、今回の出走予定馬の中でもっとも軽いハンデを背負うのはサイモントルナーレ。48キロはジョッキーの体重を勘案すれば事実上の下限とされる。だが、JRAでアラブが走っていたころは、サラブレッド相手のレースでもっと軽いハンデを貰うアラブがいた。半世紀以上も前のこのダイヤモンドSで7着になったリンドウのハンデは45キロと記録に残る。勝ったキクノヒカリとのタイム差は1秒8。3頭のサラブレッドを負かしたのなら健闘と言えるかもしれない。

だが、実際問題として48キロを背負った牡馬が重賞を勝った例となると、76年のステイヤーズSを勝ったホッカイノーブルまで遡る。軽ハンデを味方に思わぬ好走をする馬はたしかにいる。しかし、勝ち切るとなると難しい。それは歴史が示している。

 

***** 2016/02/16 *****

 

 

 

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コメント

プレチケ様
コメントありがとうございます。
ジャニス! 芦毛の牝馬!! 野平祐二厩舎!!!
懐かしいですね。

投稿: 店主 | 2016年2月17日 (水) 08時42分

軽ハンデで印象が強いのは金杯のジャニスです。たしか49kgでトウショウファルコの2着でしたね。加藤騎手の「減量に苦労した」コメントをヒントに馬券を買った思い出があります。

投稿: プレチケ | 2016年2月17日 (水) 07時14分

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